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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第127回】急な入院! 高橋敦が咄嗟に選んだ「入院イヤホン」

公開日 2015/06/25 10:50 高橋敦
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■40秒で支度しな!…そのとき高橋敦は?

読者諸兄よ!私は帰ってきた!

…とか言われても「?」な方が多いだろうが、毎週〜隔週で掲載されてきたこの連載、先月末から更新が止まっていた。僕が体調を崩して、家で一人アイスノンを溶かし続けるだけの生き物として数日を過ごし、さらには入院となってしまったためだ。

オーディオ絶対領域第127回「見知らぬ、天井」

カヌレ食べたい…

しかし幸いにも入院自体はさほど長引かずひとまずは連載再開! というわけで再開第一弾のテーマは…

入院イヤホン!

とか言われても「?」だろうから説明していこう。病院で診察を受けて入院決定となったとき、一瞬だけ帰宅して入院に向けて身の回りの品の用意をしてよいというお許しが出た。数日間熱にうなされろくに食事も摂れておらず、意識もあまりはっきりしていない状態の僕に「40秒で支度しな」が課せられたのだ。

そのとき瞬間的に「入院生活に合うのは…これだ!」と僕が鞄に放り込んだイヤホン。それこそがオーディオ絶対領域的「入院イヤホン」ッ! そのイヤホンとは…これだッ!

これだッ!

今回は耳からはイヤホンケーブル、腕からは点滴チューブが伸びている状態での取材?です…

というわけでDynamic Motion「DM100」こそが、僕が入院に向けて本当にほとんど瞬間的に選択したイヤホンだ。そのときの思考については何故か妙にはっきりと覚えている。

「何しろ病床なので装着感に無理がなくて疲れないものでないことには…」

「仰向けでも横向きでも寝やすいように、看護師さん等にさっと応対しやすいように、付け外しがしやすいものがよいから、ケーブルを耳の上に回すイヤモニタイプではない方がよいだろう」

「遮音性が高すぎると気分も詰まりそうだし入院生活には不便そうな気がするからそれも避けておいた方がよいだろう」

「音漏れの大小はさほど重要ではない。音漏れが目立つほど大きな音では聴かないし聴けないだろうから」

「もちろん良い音で、そして疲れない好い音であってほしい」


…ざっとそんなところだが、さっと手に取れる場所に出してあったイヤホンでその条件を満たすもの、それがDM100だったのだ。

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