HOME > レビュー > 【第146回】「ポタ研2016冬」を、高橋敦の個人的すぎるベスト5で振り返る

[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第146回】「ポタ研2016冬」を、高橋敦の個人的すぎるベスト5で振り返る

公開日 2016/02/16 11:04 高橋 敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
■ポタ研2016冬。いつにも増して個人的な高橋敦的ランキング発表

さて先日2月13日の土曜日、中野サンプラザ15階にてフジヤエービック主催「ポタ研2016冬」が開催された。中野サンプラザにおいては11日12日は上坂すみれさんライブ、14日はシーサイドウィンターフェスティバルが開催されていたので、過激な連戦を強いられた同志あるいは豚リスナーの皆様も多かったことかと思う。

しかしこの連載は王道を行くオーディオ連載であるので、ハッピーロード大山商店街等の話題には一切触れず、ポタ研で個人的に目に留まったアイテムやブースを紹介していく。毎度おなじみ「名目上はベスト5だけど順位はあまり機能してないシステム」で。なおこちらも毎度おなじみ、普通に役立つレポートは編集部の方からすでに大量に掲載されているので、そちらも普通にチェックしてみてほしい。

【第5位】くみたて新世代

くみたてLab.は、カスタムイヤモニ「アカラ」「サンカ」の新世代モデルの試作機を参考出品していた。

新・アカラ試作機。懐かしのiMac的な色合い

新・サンカ試作機。くみたてLabブースでこんなプレーンなシェルを見るのは逆に新鮮かも…

「アカラ」「サンカ」のモデル名は継承するが、ドライバー構成といった土台レベルから見直しを進めて開発中とのこと。「現行のミニとかFIAT 500が昔のそれとは別物なのにモデル名を継承している感じですか?」と聞いてみたところ、そんな感じの理解でよさそうだった。

まだまだ試作中の段階で、今回の参考展示で得られたフィードバックも生かして開発を進めていくとのこと。今回の段階だと、新「アカラ」は全体に優しく特に高域は上質なほぐれ。新「サンカ」は基本的には自然な感触でありつつ、高域の鋭いシャープネスがアクセントといった印象だった。

【第4位】OPIのDAPがフォルダブラウズに対応!

OPIのポータブルプレーヤー、オンキヨー「DP-X1」とパイオニア「XDP-100R」に標準搭載の音楽プレーヤーアプリがアップデートされる。「フォルダ表示再生」への対応が目玉だ。

音楽ライブラリをタグではなくフォルダ階層でブラウズできるようになった!

おまけにブラウズ画面のソート項目(アルバム、アーティスト、フォルダ)などのタブも並び順や表示非表示をカスタマイズ可能に。もちろん実機でもデモされていた

フォルダ階層でのブラウズ機能は、まあ不要な人には全く不要なのだが、必要な人には欠かせないものだ。「それがないうちはちょっと買えない…」という話は僕も少なからず見かけたし、メーカーにも届いていたとのこと(というかそもそも社内にもフォルダ管理主義者がいたらしい…)。その声に早い段階で対応してきてくれたのは嬉しいし、そういった姿勢を見せてもらえると今後にも期待を持てる。

なおこれの前にも安定性やセキュリティ周りのアップデートが実施されており、そういったところからも安心を感じられる。

次ページ第3位は、TEACから“断捨離ポタアン”登場!

1 2 3 4 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE