[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
【第163回】イヤホン「ROSIE」「ANDROMEDA」でaikoの『ロージー』『アンドロメダ』を聴いてみた
■JH Audio「ROSIE」のポイントをチェック
JH Audio「ROSIE」、正確にはAstell&KernとJHのコラボレーションによるモデルだがそれ言ってると長くなるので「JH」で話を進めるが、こちらはユニバーサルイヤホン「THE SIREN」シリーズ第二世代におけるエントリーモデル。
なのだがシリーズで唯一、第一世代には存在しなかった全くの新モデルでもあり、その音の方向性や実力などの未知数っぷりから気になっている方も多いだろ…
…いやその割には大きな話題になってない感が正直あるのだが、そこには「でもエントリーモデルだしなあ…」という心理があるのかもしれない。だが落ち着いて考えてみてほしい。これ、このシリーズではエントリーモデルでも普通に約14万円の超ハイエンドだよ!
基本情報は発売日決定時のニュース記事を参照してもらうとして、ポイントとしては、
・新設計カスタムBAドライバー
・ドライバー構成は低域×2、中域×2、高域×2
・ステンレススチールチューブ・ウェーブガイドによる「FreqPhase」テクノロジーで各帯域の位相を正確に制御
・ハウジングはアルミ製
・ケーブルは独自のロック式4pinでリケーブル対応。3.5mm通常とバランス駆動対応2.5mmの両方のMOON AUDIO製ケーブルが付属
・いずれのケーブルも低域調整機能「Variable BASS」を装備
といったところだ。当然だがまさに「THE SIREN」シリーズ!なスペック。
大柄な部類のイヤホンだが、装着感や遮音性は僕の場合は良好な部類だった。とはいえ大柄で重みもあるので、相性が悪くていまいちフィットしない方だとずれやすかったりはするかもしれない。高価な製品でもあるので、可能であれば事前に実機でのフィット確認を強くおすめしたい。