やっと出たボーズのワイヤレススポーツイヤホン
ボーズ初のBluetooth+スポーツイヤホン「SoundSport wireless」をジョギング好きの筆者が使ってみた
■ペアリングも簡単に!スマホ専用アプリからプレーヤー操作もできる
ワイヤレスオーディオは便利だが、「使いはじめのペアリング設定が面倒」という声もよく聞く。その負担を軽くするため、本機は通常のマニュアルでのBluetooth設定のほかに、NFCによるワンタッチペアリングにも対応した。さらにもう1つのペアリング手段として、スマホ専用アプリ「Bose Connect」による音声ガイド付きのオートセットアップも用意されている。
Bose Connectアプリは、ノイズキャンセリングヘッドホン「Bose QuietComfort 35 wireless headphones」に採用されたものと一緒で、iOS/Androidそれぞれのアプリストアから無料でダウンロードできる。使い方はとても簡単で、スマホのBluetooth機能をONにした上で、アプリ画面を立ち上げ、イヤホンのイラストが表示されている状態で画面を下に向かってスワイプすれば、イヤホンとの交信が始まる。
あとは自動的にペアリング設定が行われ、完了すると音声ガイドが「イヤホンがiPhone 6s(などスマホの名前)に接続されました」といった具合に声で知らせてくれる。
アプリには簡易な音楽プレーヤー機能や、バッテリー残量を知らせるインジケーターが搭載されている。詳細設定を押すと、自動電源オフやボイスガイドのメニューも見つかる。
■バッテリーも充分。連続6時間の音楽再生が可能
ワイヤレスイヤホンの使い勝手を比べるうえで、バッテリーの容量は大事な判断要素だ。ただし、スポーツ用途だけを考えるのであれば、おそらくぶっ続けで3〜4時間を超えて音楽と一緒にワークアウトに励むという人は少ないはず。SoundSportワイヤレスは、内蔵バッテリーで連続6時間の音楽再生に対応している。必要十分と言えるだろう。
フル充電には約2時間かかるが、15分の急速充電で1時間使えるので、例えば朝の通勤前にバッテリーが切れかけていることに気が付いたら、身支度の間に通勤時間分の容量はチャージできてしまう。
バッテリー容量は大きい方が良いとも言えるが、イヤホン部にバッテリーユニットを内蔵して、これだけ装着性を高めたことを考えれば、ボーズの挑戦を高く評価すべきだろう。念のため付け加えておくと、本機を装着して長く音楽を聴いても、バッテリーが過度に熱くなるようなことはなかった。