【特別企画】ハイレゾ再生アプリとも連動
挿すだけ&高音質!ラディウスの新Lightning直結イヤホン「HP-NHL21」をiPhone7純正品と比較
再生アプリ「NePLAYER」との連動機能を新搭載。その使い勝手をチェック
HP-NHL21はアップルのMFi認証を取得しているイヤホンなので、インラインに搭載するマイク内蔵リモコンからトラックの再生と一時停止、曲送り、音量のアップダウンができたり、ハンズフリー通話にも対応する。そして他にも、本機のリモコンにはハイレゾプレーヤーアプリ「NePLAYER」と連携する新しい機能を実現する“第4のボタン”が加わった。
第4のボタンはリモコンユニットの一番下にある。ラディウスのハイレゾプレーヤーアプリ「NePLAYER」で音楽を再生中にクリックすると、もともとアプリに搭載する「イコライザー」と「サラウンド」の設定がリモコンからできるようになるのだ。
iPhoneの画面を見なくても、ボタンを操作すると音声ガイドが操作の内容を読み上げてくれる。iPhoneをポケットやバッグに入れたままできることが増える便利さを実感する。
イコライザーとサラウンドは、それぞれに4つずつのメニューを割り当てて、リモコンからスイッチする。機能のオン・オフはリモコンのボタンを「長押し」する。ボタンを素早くダブルクリックすると機能選択のカーソルが切り替わる。イコライザーとサラウンド、それぞれ4種類のプリセットは効果をプレビューしながらシングルクリックで移動して好みに合わせる。
イコライザーには10種類のプリセットを内蔵するほか、ユーザーが設定を自在にカスタマイズして残せる。リモコンから操作できるのは4種類までなので、あらかじめプレーヤーの設定メニューからよく使う4つをピックアップし、登録しておこう。
リモコンのボタンはレスポンスがよく、反応も正確だ。ダフト・パンクの楽曲を聴きながらイコライザーを「クラブ」に設定すると、高域の抜けがさらに良くなり、低域の切れ味が鋭さを増した。リズムにどっしりとした貫禄が備わった。サラウンド設定も「ライブハウス」では奥行きに深みがまして、「野外ライブ」は高域の広がりにいっそうの余裕が生まれる。リアルにそれぞれのステージの様子を思い浮かべることができた。ニュートラルでバランスの良い元のイヤホンのサウンドを、アプリに内蔵する15バンド・イコライザーを巧みに使いこなしながら思い思いにカスタマイズできる醍醐味も味わいたい。
このような独自の機能を、アップル製品につないでも高い安定感をキープしたまま、いち早く開発できるラディウス。その底力は、アップル創立時のメンバーをルーツに持つからこそのものだろう
ではいよいよ、HP-NHL21の音質検証に移ろう。今回は弟機「HP-NHL11」に加え、アップル純正のLightning版EarPodsも加えて比較試聴を行った。