HOME > レビュー > 挿すだけ&高音質!ラディウスの新Lightning直結イヤホン「HP-NHL21」をiPhone7純正品と比較

【特別企画】ハイレゾ再生アプリとも連動

挿すだけ&高音質!ラディウスの新Lightning直結イヤホン「HP-NHL21」をiPhone7純正品と比較

公開日 2016/10/27 10:00 山本 敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

ここまでLightningイヤホンの魅力についてレポートしてきたが、そうは言っても既に購入したお気に入りのイヤホンを使いたい、という方もいらっしゃることだろう。

そこで役に立つのが「Lightning直結DACアンプ」だ。こちらもラディウスは数製品ラインナップしているが、iPhoneにLightningケーブルで直結して、NePLAYERで再生したリニアPCMの最高192kHz/24bitのサウンドが楽しめるハイレゾ対応DAC内蔵ヘッドホンアンプ「AL-LCH81K」だ。今回は本機もiPhone 7に接続してその音を聴いてみた。

手持ちのイヤホンを使いたいという方にはLightningDACアンプ「AL-LCH81」がおすすめだ

制動の効いたスムーズなサウンドだ。EarPodsで聴くよりもジャズピアノの音は硬さが抜けて、指先のイメージをやさしくふくよかに描き出す。低音は輪郭の彫りがいっそう深くなった。筆者が普段使っているソニーのイヤホン「XBA-Z5」は低音が鳴らしづらい頑固なイヤホンだが、LCH81Kにつなぐと低域の透明感とステレオイメージの明瞭度がグンと上がる。空気を一段と強く前に押し出す印象で、演奏のリアリティに磨きがかかる。オーケストラは空間の見通しがよりいっそう広がり、弱音は芯のたくましさが際立つ。クラシックギターは弱音まで緻密に再現され、余韻が爽やかに静寂の中へ溶けていく。

iPhoneに付属するLightning端子からイヤホンジャックへの変換端子を使えば、いままで愛用していたイヤホンやヘッドホンをそのまま使えるようにはなるものの、ラディウスのLCH81Kを組み合わせることによって、愛用しているイヤホン・ヘッドホンの実力がフルに引き出される手応えが必ず得られるはずだ。本体はコンパクトで軽いので、スマホでハイレゾ再生を満喫するための入門機にもふさわしい。

今回紹介したラディウスのiPhone対応製品はいずれもMFiを取得している。ハイレゾに限らず、iPhoneで再生するすべての音楽、または動画再生やゲームを含むあらゆるサウンドを高品位に楽しむための定番アイテムとしておすすめしたい。

前へ 1 2 3 4

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック: