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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第168回】恒例のアレやります!「秋のヘッドフォン祭2016」高橋敦の個人的ベスト5

公開日 2016/10/28 11:15 高橋敦
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恒例のやります! 高橋敦の“超”個人的目線で振り返る「秋のヘッドフォン祭2016」

例によって行ってきました「秋のヘッドフォン祭2016」!例によって掲載されている編集部による膨大なレポートと共に、例によって本連載でも僕の個人的な注目ポイントをランキングっぽい雰囲気で挙げさせていただこう(ちなみに前回のベスト5はこちら)。

僕といえば土日に開催されるヘッドフォン祭の内、どちらか一日は欠席してどこかの学園祭の声優さんイベントなどを優先することでおなじみだったが(←)今回は心を入れ替え、仕事を優先し、二日間とも取材に当てたので従来以上に万全の体制でお届けする。

【第5位】上坂すみれさん山崎エリイさんのハイレゾ音源

開催直前の発表、そして開催当日に現場で発覚したのが、上坂すみれさん「恋する図形 (cubic futurismo)」、山崎エリイさん「全部、君のせいだ。」のハイレゾ音源試聴ブースの存在だ。

上坂すみれさん「恋する図形(cubic futurismo)」はe-onkyo musicブース

山崎エリイさん「全部、君のせいだ。」は「野村家」にて

上坂すみれさん「恋する図形 (cubic futurismo)」はすでにシングルとして発売済みの曲だが、形態としてはCD/通常配信/アナログレコードのみとなっており、ハイレゾ配信は予定すら発表されていないもの。今回そのハイレゾを聴けたのだ。

山崎エリイさんのデビューアルバム「全部、君のせいだ。」は、そもそも作品自体が発売前であり、こちらもハイレゾ配信の予定とかも特には発表されていない。ブースではその1曲目と2曲目をハイレゾでフルで聴くことができた。

「恋する図形 (cubic futurismo)」については、エレクトリックポップスの懐かしさと現代性を融合させたテクノボーイズサウンド、その立体感がさらに際立つ印象だった。「全部、君のせいだ。」から試聴できた曲では、おそらく打ち込みであろうリズムセクションの「打ち込みサウンドとしてのナチュラルさ」のような感触が心地よかった。カッチリとしたデジタルサウンドではなく、生のドラムスとベースの文法に則った上で打ち込みならではのニュアンスも生かしたアレンジとサウンド、そしてそれを生かした録音で好印象だ。

e-onkyo musicは「恋する図形 (cubic futurismo)」試聴用にパイオニア最上級のヘッドホンシステムを投入。合計30万円超

野村家の和室では初日と二日目でシステムを変えていたが、二日目はSony NW-WM1Z+Shure KSE1500で合計60万円超

なお、山崎エリイさんのハイレゾ音源については、10月29日(土)16時から公開生放送の「EMOTIONAL BEAT『かをる★ケンジのオーディオレイディオ』」に合わせて、レインボータウンFM木場スタジオ前にも試聴ブースが設置されるとのことだ。聴き逃した方、REALにもうONE CHANCEあるよ!

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