[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
【第183回】JH Audioのイヤホン新シリーズ「Performance Series」登場!3機種一斉レビュー
■JH Audioから新シリーズ「Performance Series」が登場!
近年のJH Audioにおいてコンシューマー向けユニバーサルタイプの看板製品という役割は、Astell & Kernとのコラボレーションによる「Siren Series」が担ってきた。Layla、Roxanne、Angieに加えてRosieとMichelleの5モデルだ。
しかしこの度、ノンコラボの純JH Audioからユニバーサルタイプも含めた新シリーズが登場。3モデルから成る「Performance Series」だ。
●JH Audio「ROXANNE UNIVERSAL IEM」
・12ドライバー(低域×4、中域×4、高域×4)
・実売21万円前後
●JH Audio「JH16V2 PRO UNIVERSAL IEM」
・10ドライバー(低域×4、中域×2、高域×4)
・実売17万円前後
●JH Audio「JH13V2 PRO UNIVERSAL IEM」
・8ドライバー(低域×2、中域×2、高域×4)
・実売13万円前後
まずここで「…ん?」となるのは、「いや『ROXANNE』って『Siren Series』じゃないの?」というところだろう。実際「Siren Series」にも「RoxanneII」がラインナップされていて、確かに分かりにくい。だが逆にこちらの「ROXANNE」とあちらの「ROXANNE」で何が違うのかを確認すれば、それがすなわち「Performance Series」の特徴の確認にもなる。
●Siren Series RoxanneII
・FULL METAL JACKET(アルミボディ+チタンベゼル)
・soundrIVe Quad Driver Technology
・FreqPhase(ステンレススティールチューブ・ウエイブガイド)
・4pin Cable Connection with Twist Lock
●Performance Series ROXANNE
・40%小型化された新筐体(樹脂素材)
・soundrIVe Quad Driver Technology
・FreqPhase(Steel Tube Waveguide)
・4pin Cable Connection with Twist Lock
最大の違いは見た目通りに筐体。このタイプのBAドライバー採用イヤーモニターでは、筐体の素材自体は音に大きな影響を及ぼさないという意見が多い。
しかしこの「Siren Series」と「Performance Series」の場合、素材が違うとかいうレベルではなく筐体が完全に別物。フィット具合は大きく変わって当然だし、フィットが変われば音の印象も変わって当然だ。また、金属筐体は製造コストの面でもやはり不利なようで、そこはそのまま価格にも反映されている。Performance Seriesシリーズはコストパフォーマンスも高い。とはいえ、あのメタルハウジングの美しさに抗いがたい魅力を感じる方もいるだろうし、形状とも相性が良く十分にフィットする方もいるかと思う。そうなれば価格差を踏まえた上でそれでもあちらを選ぶのもありだろう。
ということで、同じ「ROXANNE」でもこの二つはやはり別ラインの製品であり、異なる特徴を与えられている。そして前述のように、その特徴は「Performance Series」全体の特徴であるわけだ。
近年のJH Audioにおいてコンシューマー向けユニバーサルタイプの看板製品という役割は、Astell & Kernとのコラボレーションによる「Siren Series」が担ってきた。Layla、Roxanne、Angieに加えてRosieとMichelleの5モデルだ。
しかしこの度、ノンコラボの純JH Audioからユニバーサルタイプも含めた新シリーズが登場。3モデルから成る「Performance Series」だ。
●JH Audio「ROXANNE UNIVERSAL IEM」
・12ドライバー(低域×4、中域×4、高域×4)
・実売21万円前後
●JH Audio「JH16V2 PRO UNIVERSAL IEM」
・10ドライバー(低域×4、中域×2、高域×4)
・実売17万円前後
●JH Audio「JH13V2 PRO UNIVERSAL IEM」
・8ドライバー(低域×2、中域×2、高域×4)
・実売13万円前後
まずここで「…ん?」となるのは、「いや『ROXANNE』って『Siren Series』じゃないの?」というところだろう。実際「Siren Series」にも「RoxanneII」がラインナップされていて、確かに分かりにくい。だが逆にこちらの「ROXANNE」とあちらの「ROXANNE」で何が違うのかを確認すれば、それがすなわち「Performance Series」の特徴の確認にもなる。
●Siren Series RoxanneII
・FULL METAL JACKET(アルミボディ+チタンベゼル)
・soundrIVe Quad Driver Technology
・FreqPhase(ステンレススティールチューブ・ウエイブガイド)
・4pin Cable Connection with Twist Lock
●Performance Series ROXANNE
・40%小型化された新筐体(樹脂素材)
・soundrIVe Quad Driver Technology
・FreqPhase(Steel Tube Waveguide)
・4pin Cable Connection with Twist Lock
最大の違いは見た目通りに筐体。このタイプのBAドライバー採用イヤーモニターでは、筐体の素材自体は音に大きな影響を及ぼさないという意見が多い。
しかしこの「Siren Series」と「Performance Series」の場合、素材が違うとかいうレベルではなく筐体が完全に別物。フィット具合は大きく変わって当然だし、フィットが変われば音の印象も変わって当然だ。また、金属筐体は製造コストの面でもやはり不利なようで、そこはそのまま価格にも反映されている。Performance Seriesシリーズはコストパフォーマンスも高い。とはいえ、あのメタルハウジングの美しさに抗いがたい魅力を感じる方もいるだろうし、形状とも相性が良く十分にフィットする方もいるかと思う。そうなれば価格差を踏まえた上でそれでもあちらを選ぶのもありだろう。
ということで、同じ「ROXANNE」でもこの二つはやはり別ラインの製品であり、異なる特徴を与えられている。そして前述のように、その特徴は「Performance Series」全体の特徴であるわけだ。