[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
【第194回】まとめてやります!「ポタ研&ポタフェス2017夏」高橋敦の“超個人的”ランキング ベスト5
【番外】豊崎オヤイデシンクロニシティ
ポタフェス開催二日前の木曜日の夜、ニッポン放送「ミュ〜コミプラス」にてパーソナリティの吉田尚記アナウンサーとゲスト声優の豊崎愛生さんが番組中「オヤイデ!オヤイデ!」を連呼する謎の事態が発生していたわけだが、そのオヤイデ電気から参考出展されていたのがこちら!
同社オリジナル導体「102 SSC」を採用したヘッドホンケーブルに、Sennheiser「HD 598/599」、オーテク「ATH-M70x/50x/40x」等に対応するプラグを組み合わせた製品。
……Sennheiser「HD 598」:通称「プリン」と言えば、豊崎愛生さん愛用ヘッドホン!!!これはぜひともまた夜更かしにならない程度に試してみていただきたいところだ。
ちなみに声優さん関連では他にも様々出展されていた。
【第3位】地味かも……でも見逃せないプレーヤー新製品
そんなすごい目立っているわけではないが、でもそれぞれにポイントのあるポータブルプレーヤー新製品&参考出展品を紹介しよう。
Questyle「QP2R」。近日発売で予想実売16万円くらいとのこと。ポタ研、ポタフェスどちらでも展示されていた。
こちらのモデル、デジタル段も万全だがやはりアナログアンプの強力さが売りだ。純A級動作フルディスクリート構成でバランス駆動にも対応。
さらに「BIASコントロールシステム」を搭載。こちらを「High」にセットするとアンプが「消費電力が増す代わりにさらに揺るぎなく駆動するモード」的な状態に入り、組み合わせるイヤホンやヘッドホン側の要因によるインピーダンス変動に対して「そんなの関係ねえ」状態になる。安定して最高の音質を叩き出せるようになるわけだ。バッテリーの問題があるので常用は厳しいかもだが、ここぞ!という時、ここぞ!という曲のための切り札として頼れそう。
その他、ホイールリングは完全新規設計で回し心地をさらに高めたとのこと。そういうこだわりにも好感を持てる。
また、これは結果的にの話だが、ハイエンドプレイヤー全般の大型化が進んでいる中で相対的に、このモデルは「ハイエンド機としてはコンパクトな部類」となっている。ここも強みかもしれない。
【第2位】イヤモニっぽくないアメビンルックス!なCTM
アメリカのイヤーモニターブランド「CTM」からユニバーサルモデルの「CTM Vintage Series」が上陸。ラインナップは、以下3モデル。
●VS-2 2BA(L1+H1) 予想実売4万7000円前後
●VS-3 3BA(L1+M1+H1)予想実売5万9000円前後
●VS-5 4BA(L1+M2+H1)予想実売7万0000円前後
シリーズ共通の特徴は、ドライバーから放出された音を耳の中まで導く音導管の素材にソフトシリコンを採用していること。ここは真鍮やステンレス、チタンなど金属の採用が売りにされることが多く、ソフトシリコンを採用した点、さらにそれを売りにしてくるところが新鮮だ。
次ページ第1位はLightning接続の本命? ポタ研名物「自作平面駆動ヘッドホン」も