HOME > レビュー > 【第198回】行ってきました「秋のヘッドフォン祭2017」! 恒例の “超個人的ベスト5” 発表!

[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第198回】行ってきました「秋のヘッドフォン祭2017」! 恒例の “超個人的ベスト5” 発表!

公開日 2017/11/10 11:00 高橋 敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

【第1位】デスクトップの決定打!?ACRO L1000


左側に挿さっている6.35mmヘッドホンプラグから全体の大きさを想像してみてほしい。十分にコンパクトだ

汎用的なスピーカー端子を装備
Astell & Kernブースに参考出展されていたこちらの「ACRO L1000」は、「Desktop Amplifier」とのこと。より詳しく言えば、DAC/ヘッドホンアンプ/プリメインアンプの全てを一体化したアイテムだ。スピーカー駆動用のアンプまで一体化してきたのは意外だ。

6.35/3.5/2.5mmのヘッドホン/イヤホン端子。「FILTER」切り替えと思われるボタンも

ボリュームノブの精密加工っぷりが醸し出すAstell & Kernらしさ


参考出展のこの時点で、モノとしての仕上がりが素晴らしい。写真では伝わらないところとしては、ボリュームノブの回し心地だ。適度な重みがあり、その重みによる慣性なのか、動かすのを止めたとき「ピタッ」ではなく「スゥ……」と余韻を残して止まる。……何これ気持ちいい。

ヘッドホンでの試聴が可能だったが、こちらもすでにAstell & Kernらしい精密感と滑らかさを感じる。ここからさらに仕上げてくるのであれば素晴らしいものになることだろう。強いて言えば、RCAプリアウトも装備されているとさらに用途が広がって完璧だと思う。

懸念事項としては、このコンパクトさでこれほどハイクオリティなアンプシステムに釣り合うような、デスクトップ設置に無理のないサイズのパッシブスピーカーというのは選択肢が少ない、少なすぎる!となると、このアイテムの力の全てを発揮させるのは簡単ではないかもしれない…。



ということで、今回もお届けさせていただいた超個人的ベスト5。今回はACRO L1000のインパクトが強く、1位についてはあまり迷わずに済んだ。実物を見るとモノとしての魅力が強いので、今後機会があればぜひ実物を見てみてほしい。…でっかいボリュームノブ、いいですよね。

高橋敦 TAKAHASHI,Atsushi
趣味も仕事も文章作成。仕事としての文章作成はオーディオ関連が主。他の趣味は読書、音楽鑑賞、アニメ鑑賞、映画鑑賞、エレクトリック・ギターの演奏と整備、猫の溺愛など。趣味を仕事に生かし仕事を趣味に生かして日々活動中。


[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域 バックナンバーはこちら

前へ 1 2 3 4

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー196号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.196
オーディオアクセサリー大全2025~2026
特別増刊
オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX

本ページからアフィリエイトプログラムによる収益を得ることがあります