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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域【第242回】

好きな人を “イヤホン沼“ に落としたい! 覚えておきたい「7つの魔法」

公開日 2020/01/11 07:00 高橋 敦
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初体験は「ふつう」がいちばん

気になるカレ・カノジョに好感を持ってもらうためには、そこで聴いてもらうイヤホンのセレクトも大切。その第一印象ですべてが決まってしまうかもしれません。

絶対NGなのは「装着しにくいイヤホン」です。
例えばイヤモニスタイルのケーブルを耳にかけるイヤホンは、マニアにとっては当たり前でも、ふつうの人にとっては「え?」となるもの。髪が乱れたり、眼鏡にぶつかったりするかも…?と不安になってしまうかもしれません。

「だったら僕が装着してあげるよ」ですって?それはもっと絶対にNGです!
間柄によっては、軽いボディタッチくらいなら好意を伝えるのに有効なこともありますが、いきなり耳元に触れられて嫌な感じがしない人なんてほとんどいないでしょう。イヤホン選び以前の問題でアウトです。


ですから、カレ・カノジョに聴いてもらうために打ち上げに持ち込むイヤホンは、渡されたら誰でもすっと装着できる、ふつうのカタチのイヤホンにしておきましょう。もちろんイヤーピースのサイズを用意しておくこともお忘れなく。

自然に耳にフィットしてくれるハイエンドイヤホン、Technics「EAH-TZ700」(¥OPEN/予想実売価格120,000円前後)

アピールはナチュラルに優しく

カタチはふつうがよいとして、サウンドはどんなタイプのイヤホンがよいでしょう?シャープでメリハリがはっきりしていてガツンとした迫力もあって「すごい!」とわかりやすい、いかにもなサウンドを聴いてもらうのがよいのでしょうか?

違いますよね?はじめて聴いてもらうイヤホンとして間違いのないサウンドのタイプはナチュラル系です。好きなアーティストの音の魅力を自然に引き出すサウンドこそ、そのアーティストを好きなカレ・カノジョにいちばん響きやすいのです。そうそう。イヤホンを試してもらうときに聴いてもらう曲は二人ともが好きなそのアーティストの曲がいちばん!というのは言うまでもありませんよね?


ナチュラルメイクと同じように、ナチュラルサウンドはそのときのトレンドにもその人の好みにもあまり影響されないというのもポイントです。

それに、ライブ会場の迫力の音響に慣れた耳にそれに負けない迫力のイヤホンをぶつける!というのは少し押しが強すぎると思いませんか?態度もサウンドも、強引すぎるのはNGです。

ナチュラルで穏やかなサウンド、final「E-5000」(¥OPEN/予想実売価格29,800円前後)

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