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【特別企画】NCFシリーズ最新モデルの効果に迫る

AAEX2021グランプリ受賞、フルテック「NCF Clear Line」の魅力を審査委員がレポート

公開日 2021/02/18 06:40 鈴木 裕/福田雅光/生形三郎
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AAEX審査委員が語るNCF Clear Lineの魅力(Text by福田雅光)
■簡単に使えて副作用がなく効果的。外すと平面的で解像度が低下する

福田雅光 氏
フルテックの「NCF Clear Line」は、電源ボックスの空きコンセントに接続して使う、電子回路を持たない一種の電源コンディショナーと考えられる製品だ。並列型ノイズフィルターの動作は備えていない。

その内容は、高級ロジウムメッキの電極を採用し、制振性能の高いNCF素材を調合した電極保持構造である。内部に空芯コイルがある。筆者の解釈としては、高性能制振性能によって、コンセント側の電極の安定性を改善するものと考えている。


「NCF Clear Line」は対象機器の電源ケーブル直近への使用がより効果的。また“NCFシリーズ”は、併用していく相乗効果でより一層のクオリティアップが望める。FURUTECHのNCFコンセントを搭載した電源ボックス「e-TP609 NCF」(158,000円、税抜)に、コネクター/ケーブルホルダーの「NCF Booster-Brace」(19,800円、税抜)や「NCF Booster」(32,800円、税抜)を併用した例
実際の導入効果だが、CDプレーヤー用の電源ボックスに「NCF Clear Line」を装着してテストすると、中低域のエネルギーを強化し、透明度を高め、ノイズ感が減少する。コントラストもはっきりする。混濁や音の弛みが少なく、低音は力強い効果をみせる。複雑音が林立するビッグバンドジャズなども、解像度を明瞭にして、とても聴きやすくなる。

一方、「NCF Clear Line」を外すと、音はぬるくなり、起伏が浅く、音楽は平面的に聴こえてしまう。コントラストや解像度が低下することが確認できる。簡単に使えて副作用がなく、効果的な電源アクセサリーである。

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