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レコーダーなのにテレビなしでもOK! パナソニック「おうちクラウド4Kディーガ DMR-4S201」の魅力!

公開日 2021/03/19 06:30 安蔵靖志
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2019年発売までのDIGAシリーズも無料のスマートフォン向け「どこでもディーガ」アプリから録画予約から録画済み番組の視聴や転送、スマートフォンで撮影した写真や動画のDIGAへの転送など様々なことを行うことができた。しかし初期設定はHDMIケーブル経由で接続するテレビやディスプレイが必要だった。

2020年発売の最新モデル「4Kおうちクラウドディーガ」は、箱から出したばかりの状態からスマートフォンアプリとペアリングを行うことで、テレビなしで初期設定から運用開始まで行えるようになったのだ。


スマホだけで初期設定を完了できる。アプリからの録画予約やリモート視聴を駆使すればテレビに繋がずともディーガを利用できる
リビングの中心にあるテレビ台の上に大画面テレビが鎮座している家庭では、ケーブルで接続してテレビ台にレコーダーを収納すればいいので、それほど意味のある機能ではないかもしれない。しかしスマートフォンやタブレットで使えるテレビチューナー兼録画番組サーバー的に使いたい人には、これまでにない画期的な特徴ではないかと思う。

■テレビなしで設置設定から普段の録画・視聴まで可能に

最新モデルのDMR-4S201は、新たにBluetooth通信機能を搭載したのが従来モデルとの大きな違いの一つになっている。

スマートフォンで「どこでもディーガ」アプリを起動し、設定メニューから「スマホで設置設定」メニューを開く。電源ケーブルとアンテナ線をつないだDMR-4S201を起動すると、自動的にDMR-4S201を認識する。DIGA本体に表示された登録番号をスマホアプリに入力すると機器登録が完了する。ネットワーク設定や受信チャンネル設定などを進めれば、設置設定は終了だ。

アプリの案内に沿っていけばかんたんに初期設定が完了

使い慣れたスマートフォンで設置設定を進められるのは、リモコンよりも手軽でいい。テレビの画面の前にいなくても進捗状況を確認できるため、 “ながら設定” ができるのもうれしい。

スマートフォンアプリのいいところは “サクサク感” だろう。どこでもディーガアプリから番組表メニューを開くと、軽快な操作感でスクロールしながら番組を探せる。好きな俳優や芸人の名前、番組名などを話すだけで検索できる音声検索機能も便利だ。一覧性はテレビ画面に表示するのに比べて低いものの、日時をスクロールしていく速さはかなり快適に感じる。

もちろんテレビ接続時の使い勝手も快適。番組表の表示領域が拡大したことに加えてUIのスクロール速度も高速化するなど改善が図られている

録画予約時には録画先(内蔵HDDか外付けHDDか)や録画モード、毎週録画の有無のほか、番組持ち出しの有無や画質設定もできる。外出時に番組を持ち出して見たい場合や、ネットワーク環境の悪い部屋で安定した画質で見たい場合などには、番組持ち出しを活用するといい。

ディーガに録画したテレビ番組をスマホで持ち出して外出先などで楽しむことができる

画質は150kbps(180p)から3.5Mbps(720p)まで幅広く用意しており、スマートフォンやタブレットのストレージ容量や見たい画質に合わせて選べる。DIGAシリーズのエンコーダーはかなり高画質なので650kbps程度でも十分だが、より高画質で見たいのであれば1.5Mbpsか3.5Mbpsを選ぶといいだろう。

録画番組メニューを開くとDIGAで録画した番組を一覧表示し、見たい番組をアプリ内で視聴したり、テレビで再生したりできる。番組名の右側にある「↓」ボタンをタップすると、アプリ内に番組を持ち出すこともできる。外出先や出張先で録画番組を楽しみたいという人には、ぜひ体験してほしい機能だ。

■Bluetooth搭載によってスマートフォン連携がさらに便利に

DMR-4S201はテレビに接続せずにスマートフォンアプリだけで設置設定から普段の活用までできるようになっただけでなく、さらに便利な「ただいま転送」機能も搭載した。

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