【特別企画】映像クリエイターはもちろんリモートワーカーにもオススメ!
高画質と多彩な機能、BenQ「PD3205U」はワンランク上の作業環境を叶えるPCモニターだ
■「M-Bookモード」など、Macとの親和性の高さも魅力的!
また、特徴的な機能として、本機が搭載する「M-Bookモード」についても触れておこう。AQCOLORシリーズの中でも、型番が「PD」から始まるデザイナー向けモデルは、元からMacのディスプレイをベンチマークにしているのではと感じさせるほどMacBookシリーズやiMacと画づくりが似ているが、映像モードをこの「M-Bookモード」に設定すると、MacのRetinaディスプレイの映像とより近くなる。オブジェクトの輪郭が一段と引き締まり、明暗のコントラストにメリハリを効かせた立体的な映像となるのだ。
筆者宅は家族がグラフィックデザイン関係の仕事をしており、普段からMacをメインPCとして使用しているため、家族にも本機を実際に使って試してもらったところ、グラフィックデザインの仕事は通常の事務作業と異なり作品の色調整をシビアに追い込む必要があるため、「M-Bookモード」や「デザインモード」の映像がとてもよかったと、本機の性能に信頼を寄せていた。
また、デザインの仕事はひとつのデータを紙とWebの両方で使う場合があるため、プリセットした3つの映像モードがボタンをクリックするだけで素速く切り換えられる独自のOSDコントローラー「ホットキーパック G2」や、本機に搭載された「DualView」機能もとても役立つと、機能面にも満足した様子だった。
デザイン面もチャコールグレーを基調としたシンプルで落ち着きのある佇まいで仕事用デスクに置いてもすんなり馴染んでくれるし、MacBook Airやワイヤレスキーボードなど手元にある様々なデバイスとのマッチングも違和感がなく好印象。背面端子部を隠せるカバーも付属しているため、背面からの見た目をスッキリ、ケーブルはごちゃつかずスマートだ。さらに画面の稼働範囲も広く、画面向きを90度回転させて縦表示にも対応。32インチと画面サイズが大きいためある程度の視聴距離を確保する必要はあるが、幅広いワークスペースに無理なく導入できるだろう。
写真家やデザイナーなど、プロクリエイターの要望に応える正確な色再現をリーズナブルに実現するだけじゃなく、画面のちらつきを抑えるためのフリッカー処理や、目に負担のかかるブルーライトを軽減する映像モードも搭載しているので、筆者のように長時間パソコンに向き合って1日中仕事をする機会の多い在宅ワーカーにとっても最適。幅広い用途でワンランク上の作業環境を叶えてくれる実力派モニターといえるだろう。