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リスニングでもゲームでも大活躍!64 AudioハイブリッドIEM「U4s」を使い倒す

公開日 2023/10/25 11:50 草野晃輔/ファイルウェブ編集部
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いまさら言うまでもないことだが、近年のゲームは音の作り込みがすさまじい。自分が操作するキャラクターとの距離に応じて音量が増減するのは当然として、足音ひとつ響かせるにしても、壁や床の材質ごとに音色を用意したり、その場の広さに応じて反響を変えたり、壁越しに聞こえる音をくぐもらせたりと、聴こえ方のリアリティを細かく追求していることが珍しくない。

こうした作り込みから生まれる “奥行き” を、apexモジュール付きのU4sは充分以上に再現できる。名前繋がりのFPS『Apex Legends(エーペックスレジェンド)』もそれを実感できるタイトル。このゲームでも上述のような作り込みがなされ、ロケーションに応じた環境音も都度用意されたりしている。崖に囲まれた地形に近づくと風が吹きすさぶ音が強くなる、といった具合だ。これは臨場感を増すだけでなく、付近の競合プレイヤーを探すための手がかりにもなり、できるだけ正確に聞き分けたい。

U4sのサウンドは、この要望に充分応えてくれる。近くの音は鋭くダイレクトに、距離のある音はすこし輪郭を柔らかめに、それぞれの響き方を分かりやすく明確に描き分ける。気になる物音がどの方向から届いたのか、距離は近いのか遠いのか、判断するにも自信が持てる。

プレイヤー同士がはち合わせると、あちらこちらで銃声や爆発音が鳴り響きいよいよ騒々しくなるが、そうした折り重なった効果音も一つひとつを丁寧に分離してくれる。

もちろん、音からいち早く情報を得られても、勝てるかどうかは別の話。筆者のように「近づいてくるライバルを音で察知して待ち構えたのに、結局相手の方が上手くて負けた」という悔しい場面がむしろ増えるかもしれないが、それはそれで腕前を磨くモチベーションにもなるはずだ。


もうひとつ、実際にU4sでゲームをするまで思いもよらなかった利点が、全体の音量を小さめにできること。遠くの音は小さく、近くの音は大きく再生されるのがこのゲーム。遠方の音をいち早く知るためにはできる限り音量を上げたくなるのだが、かといって加減を間違えれば、自分の銃の発砲音がとてつもない大きさで再生され耳を痛めかねない。

しかしU4sでは、全体的にクリアかつ低音の濃密さもあるサウンドのため、抑えめの音量でも小さな物音まで無理なく聞き取れる。長時間大きな音を聴く習慣は聴覚を痛め、難聴を引きおこす可能性があるから避けるに越したことはない。そうした健康管理の観点からも、U4sの特性はゲームに適しているといえるだろう。

音楽もゲームもどちらも好きで、いくらでも時間をかけられる。そんな人には特に体験してもらいたい、64 Audio独自の技術が詰まったイヤホンが、U4sだ。

(協力:ミックスウェーブ)

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