PS3やPCオーディオをDLNAで楽しみたい! − 私的NAS導入記(前編)
近頃、何かと話題のネットワークオーディオやDLNA。日常的に取材したり記事にしたりしているが、これまで自宅は未導入だった。ゴールデンウィークがヒマすぎたのと、帰省代が浮いたこともあって、無線LANルーターとNASを購入してネットワークAV環境を構築してみることにした。その顛末を紹介したいと思う。
なお、記者は一度思い立ったら割と勢いで行動してしまう方で、AV機器に限らず説明書の類は、トラブったとき以外はほとんど読んだことがない(仕事の時は別です、念のため)。
今回もあらかじめネットやブログで情報を集めるという当たり前のことができず、そのために失敗したり、あとで後悔したことも少なくない。「アホだな〜」と思われることも多そうだが、失敗も含めてレポートしていきたい。
今回、無線LANルーターとNASを導入して行いたかったのは主に以下の2点だ。
・iTunesの楽曲をNASに取り込み、1階と2階で共有して(できるだけ)高音質で再生したい
・子供を撮影したハイビジョン動画などをNASに保存し、2階のPS3で視聴したい
割と簡単そうだな、と思われるかもしれない。記者も最初はそう思っていた。だがやってみると、大小様々なトラブルにぶつかった。もっとも、NASの接続は相性の問題も大きいので、すんなり進むケースも少なくない。トラブったときに少しでも参考になれば幸いである。
このほか、写真を共有したいという希望も当然あったのだが、これはNASと接続して
しまえば割とカンタンなので、この記事では触れないことにする。
まず自宅環境をかんたんに書いておく。自宅は木造の一戸建てで、築7年ほど。最近の住宅のように、各部屋にLANコネクターが用意されているという贅沢な仕様ではない。だから必然的にネット接続は無線LANがメインになる。自宅の場合はAirMac Express(以下AME)をワイヤレスLANのアクセスポイントとして利用していた。
ちなみに、AMEにはiTunesの楽曲をワイヤレスで受信し、アナログまたは光デジタル出力できる「AirTunes」という機能がある。1階のリビングでは普段、これを利用してAMEとプリメインアンプを接続し、音楽を聴いていた。これはとても快適なので、この環境はそのまま残したいという希望を持っていた。
2階にはシアタールーム(というにはショボいのだが)があり、映画を大画面で楽しみたい時にはPS3をプロジェクターに接続し、スクリーンで視聴している。これまではPS3のネット接続にWi-Fiを使って、アクセスポイントには1階のAMEをそのまま使用していた。
なお、これまで自宅のパソコンはPowerBook G4だったのだが、さすがに処理能力が厳しくなってきたこともあり、今回、会社で使っていたMacBookを自宅に持ち帰り、1階のメインマシンにすることにした。このため、今回の記事ではMacの場合のトラブルやノウハウを紹介することになるが、Windowsの場合にも共通する話が多いと思う。
■NASと無線LANルーターを買ってきた
さて、何はともあれ無線LANルーターとNASを購入しないことには始まらない。会社近くの量販店で物色し、バッファローの11n対応無線LANルーター「WZR-HP-G301NH」とNAS「LS-CH1.0TL」を購入した。
なお、バッファローを選択したのはNASが特売で安かったのと、ルーターとNASを同じメーカーで揃えた方が何かと良いだろうと考えたからで、ほかに何か特別な理由があったわけではない。アイ・オー・データなどにも評判の良いNASがたくさんある。
ちなみにバッファローのNASは、ほぼ全機種がDLNA/iTunesサーバー機能を搭載している。4TBの大容量モデルやSSDモデルなどもあるので、好みで選べば良いだろう。記者は購入の際、最大66MB/sで転送でき、REGZAダビングやスカパー!HD録画対応の「LS-XH」シリーズと迷った末、価格の安さにつられてLS-CHシリーズを選んだ。
なお、記者は一度思い立ったら割と勢いで行動してしまう方で、AV機器に限らず説明書の類は、トラブったとき以外はほとんど読んだことがない(仕事の時は別です、念のため)。
今回もあらかじめネットやブログで情報を集めるという当たり前のことができず、そのために失敗したり、あとで後悔したことも少なくない。「アホだな〜」と思われることも多そうだが、失敗も含めてレポートしていきたい。
今回、無線LANルーターとNASを導入して行いたかったのは主に以下の2点だ。
・iTunesの楽曲をNASに取り込み、1階と2階で共有して(できるだけ)高音質で再生したい
・子供を撮影したハイビジョン動画などをNASに保存し、2階のPS3で視聴したい
割と簡単そうだな、と思われるかもしれない。記者も最初はそう思っていた。だがやってみると、大小様々なトラブルにぶつかった。もっとも、NASの接続は相性の問題も大きいので、すんなり進むケースも少なくない。トラブったときに少しでも参考になれば幸いである。
このほか、写真を共有したいという希望も当然あったのだが、これはNASと接続して
しまえば割とカンタンなので、この記事では触れないことにする。
まず自宅環境をかんたんに書いておく。自宅は木造の一戸建てで、築7年ほど。最近の住宅のように、各部屋にLANコネクターが用意されているという贅沢な仕様ではない。だから必然的にネット接続は無線LANがメインになる。自宅の場合はAirMac Express(以下AME)をワイヤレスLANのアクセスポイントとして利用していた。
ちなみに、AMEにはiTunesの楽曲をワイヤレスで受信し、アナログまたは光デジタル出力できる「AirTunes」という機能がある。1階のリビングでは普段、これを利用してAMEとプリメインアンプを接続し、音楽を聴いていた。これはとても快適なので、この環境はそのまま残したいという希望を持っていた。
2階にはシアタールーム(というにはショボいのだが)があり、映画を大画面で楽しみたい時にはPS3をプロジェクターに接続し、スクリーンで視聴している。これまではPS3のネット接続にWi-Fiを使って、アクセスポイントには1階のAMEをそのまま使用していた。
なお、これまで自宅のパソコンはPowerBook G4だったのだが、さすがに処理能力が厳しくなってきたこともあり、今回、会社で使っていたMacBookを自宅に持ち帰り、1階のメインマシンにすることにした。このため、今回の記事ではMacの場合のトラブルやノウハウを紹介することになるが、Windowsの場合にも共通する話が多いと思う。
■NASと無線LANルーターを買ってきた
さて、何はともあれ無線LANルーターとNASを購入しないことには始まらない。会社近くの量販店で物色し、バッファローの11n対応無線LANルーター「WZR-HP-G301NH」とNAS「LS-CH1.0TL」を購入した。
なお、バッファローを選択したのはNASが特売で安かったのと、ルーターとNASを同じメーカーで揃えた方が何かと良いだろうと考えたからで、ほかに何か特別な理由があったわけではない。アイ・オー・データなどにも評判の良いNASがたくさんある。
ちなみにバッファローのNASは、ほぼ全機種がDLNA/iTunesサーバー機能を搭載している。4TBの大容量モデルやSSDモデルなどもあるので、好みで選べば良いだろう。記者は購入の際、最大66MB/sで転送でき、REGZAダビングやスカパー!HD録画対応の「LS-XH」シリーズと迷った末、価格の安さにつられてLS-CHシリーズを選んだ。