公開日 2010/10/27 12:05
オーディオクエストCEOが来社、スティック型USB-DACとイヤホンの開発を表明
Indulgenceシリーズの魅力も訴求
数々の高品位な映像/音声ケーブルを世に送り出してきた米AudioQuest(オーディオクエスト)社。26日、同社CEOのウィリアム・E・ロウ氏が来社し、自社ブランドのUSB-DACとイヤホンを開発中であることを明かした。
■USB-DACはスティック型でアシンクロナス伝送
ロウ氏は「まだ構想段階である」と前置きしたうえで、「USB-DACはスティック型を考えている」と説明。PCのUSB端子に直接接続して使用するものになるという。データの転送については「アシンクロナス方式を採用し、ジッター低減を図る。AyreやdCSなどと同じアプローチだ」と述べた。
アナログ出力端子については「3.5mmジャックを装備する予定。現在、1端子にするか2端子にするかなど、試作しながら最終仕様を決めている段階だ」という。
USB-DACからアンプへの接続には、同社がラインナップしているステレオミニ-RCAステレオケーブル「Mini」シリーズを推奨。なお、現在のMiniシリーズの最上位機種は「Mini-7 48V DBS」だが、1本10万円程度の最上位モデル「Angel」(仮称)も開発中で、今後投入予定だという。
販売価格については「200ドルでの販売を考えている。ユーザーの手が届きやすい価格を設定することで、色々な人が本機に触れ音の違いを体感できるようにしたい」とコメント。発売時期については「来年中頃に実現できれば」とした。
■イヤホンはダイナミック型で300ドル程度を想定
またイヤホンについては、価格が300ドル程度のものを発売する予定で、「日本にも5月くらいには持ってきたい」という。CALDAS AUDIOが開発している500ドル程度の製品をベースに、量産性を高めるために金型を起こすことを検討中だという。
イヤホンの方式については「バランスド・アーマチュア型ではなく、ダイナミック型を採用する」と説明。「この価格帯ではバランスド・アーマチュア型が多いが、我々はエアーを大きく動かせる、振動板の面積を広く確保したダイナミック型が良いと考えている」とした。振動板はアルミニウムなどを検討しているという。
■HDMIケーブルが売上の68%を占めるまでに
さらにロウ氏は、同社が展開するケーブルシリーズ"Indulgence"(インダルジェンス)のHDMIケーブル/USBケーブルについても紹介。HDMIケーブル「HDMI Diamond」とUSBケーブル「USB Coffee」は10月に国内でいよいよ販売を開始。さらに11月からはUSBケーブルの最上位機「USB Diamond」も国内販売をスタートする。
「HDMIケーブルだけで、全体の68%を構成するまでになった」とロウ氏は同カテゴリーの伸長について説明。その背景について同氏は「2008年にHDオーディオが本格的な普及をはじめ、HDMIが“オーディオ”に使われるようになったことが大きい」と説明した。
USBケーブルについては、「iPodやPCでの手軽な音楽再生方法がメインの若年層へ、当社のケーブルを使ってスピーカーを通すだけで簡単に聴感が変わることを実感させたい。じっくりと音楽を楽しむような"シリアスな音の聴き方"を訴求したい」と述べた。
なお同社では、IndulgenceシリーズのLANケーブルについても開発中とのこと。CAT 7のケーブルにDBSを備えたものになりそうだという。
■カジュアルオーディオとハイファイオーディオの「ブリッジ」に
同氏は、オーディオクエストのケーブル群を、iPodやデスクトップオーディオなどカジュアルな音楽スタイルと、本格的なハイファイオーディオをつなげる「ブリッジ」にしたい、と強調。
「アメリカのハイファイオーディオ市場は1988年から一貫して下がっているが、音楽は一貫してみんなが聴いている。人々のライフスタイルが変わっただけだ。これまでメインストリームから隔絶した離れ小島だったハイファイオーディオ市場は、適切な『ブリッジ』によってもう一度上がっていくだろう」と、オーディオ市場の未来に前向きな見解を示した。
■USB-DACはスティック型でアシンクロナス伝送
アナログ出力端子については「3.5mmジャックを装備する予定。現在、1端子にするか2端子にするかなど、試作しながら最終仕様を決めている段階だ」という。
USB-DACからアンプへの接続には、同社がラインナップしているステレオミニ-RCAステレオケーブル「Mini」シリーズを推奨。なお、現在のMiniシリーズの最上位機種は「Mini-7 48V DBS」だが、1本10万円程度の最上位モデル「Angel」(仮称)も開発中で、今後投入予定だという。
販売価格については「200ドルでの販売を考えている。ユーザーの手が届きやすい価格を設定することで、色々な人が本機に触れ音の違いを体感できるようにしたい」とコメント。発売時期については「来年中頃に実現できれば」とした。
■イヤホンはダイナミック型で300ドル程度を想定
またイヤホンについては、価格が300ドル程度のものを発売する予定で、「日本にも5月くらいには持ってきたい」という。CALDAS AUDIOが開発している500ドル程度の製品をベースに、量産性を高めるために金型を起こすことを検討中だという。
イヤホンの方式については「バランスド・アーマチュア型ではなく、ダイナミック型を採用する」と説明。「この価格帯ではバランスド・アーマチュア型が多いが、我々はエアーを大きく動かせる、振動板の面積を広く確保したダイナミック型が良いと考えている」とした。振動板はアルミニウムなどを検討しているという。
■HDMIケーブルが売上の68%を占めるまでに
「HDMIケーブルだけで、全体の68%を構成するまでになった」とロウ氏は同カテゴリーの伸長について説明。その背景について同氏は「2008年にHDオーディオが本格的な普及をはじめ、HDMIが“オーディオ”に使われるようになったことが大きい」と説明した。
USBケーブルについては、「iPodやPCでの手軽な音楽再生方法がメインの若年層へ、当社のケーブルを使ってスピーカーを通すだけで簡単に聴感が変わることを実感させたい。じっくりと音楽を楽しむような"シリアスな音の聴き方"を訴求したい」と述べた。
なお同社では、IndulgenceシリーズのLANケーブルについても開発中とのこと。CAT 7のケーブルにDBSを備えたものになりそうだという。
■カジュアルオーディオとハイファイオーディオの「ブリッジ」に
同氏は、オーディオクエストのケーブル群を、iPodやデスクトップオーディオなどカジュアルな音楽スタイルと、本格的なハイファイオーディオをつなげる「ブリッジ」にしたい、と強調。
「アメリカのハイファイオーディオ市場は1988年から一貫して下がっているが、音楽は一貫してみんなが聴いている。人々のライフスタイルが変わっただけだ。これまでメインストリームから隔絶した離れ小島だったハイファイオーディオ市場は、適切な『ブリッジ』によってもう一度上がっていくだろう」と、オーディオ市場の未来に前向きな見解を示した。
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11/15 10:43 更新