公開日 2015/12/16 10:55
【スクープ】デノン新音質担当の山内氏が明かす「ヘッドホンアンプの歴史を変える」新機種とは?
今週末開催のポタフェス 2015に参考出展
2015年、デノンは同社製品の「音質」を担当するサウンドマネージャーの世代交代を行い、新たに山内慎一がそのポジションに就任したことはファイル・ウェブでもお伝えした(関連ニュース)。そして、2016年には山内氏がサウンドマネージャーとして企画段階から全てに携わった製品が登場する予定との話を聞き、同氏へ改めてインタビューをオファーしたところ、第一弾製品の情報をどこよりも早く伺うことができた。その製品とは“革新的なヘッドホンアンプをフィーチャーした製品”とのこと。山内氏のサウンドマネージャーとしての思想、そして新製品の全貌が明らかになる!
■ポタフェスに山内氏が手がけた“革新的なヘッドホンアンプを搭載した製品”が登場する!?
−− デノンのサウンドマネージャーが山内さんに交代されたというお話は、今年9月に行われた“11シリーズ”の発表会で正式にアナウンスされたかと思います。(関連ニュース)。今回お話を伺ったのは、山内さんがサウンドマネージャーとして、企画から開発まで全てに携わった“最初の製品”が来年初頭についに登場するというお話を伺い、改めて、山内さんがサウンドマネージャーを務められた経緯などをお伺いできればと思いました。
山内氏 11シリーズの「DCD-SX11」と「PMA-SX11」についても、ほぼ開発の初期段階からは関わっていましたが、サウンドマネージャーに就任したのは実質今年の1月からでした。11シリーズは昨年の9月には開発が始まっていましたので。なので、次の製品がサウンドマネージャーとして最初から関わった最初の製品となることは間違いありません。実は今週末開催の「ポタフェス 2015」に参考出展する予定です。非常に野心的な製品だと考えています。
−− えっ!? 突然ものすごく重要な情報が! どういった製品なのでしょうか、ポタフェスということは・・・。
山内氏 そうです。革新的なヘッドホンアンプをフィーチャーした製品となります。
−− 革新的なヘッドホンアンプとは、具体的には…?
デノン 宮原利温氏 (質問を遮って)その話は最後にしましょう。今日はまず、新サウンドマネージャーについてのインタビューということでしたよね。最初に新製品の話をしたら、それで終わってしまいますから(笑)。
−− では、新製品のお話は非常に気になりますが、まずは今日の本題として、山内さんの経歴や、新サウンドマネージャーとしての音作りについての思想についてお話を伺えればと思います。
山内氏 そうですね。よろしくお願いします。
■設計担当としてデノンの数々のディスクプレーヤー銘機の開発に携わる
−− 山内さんはデノンのサウンドマネージャーに就任されるまで、どのようなお仕事をしていらっしゃったのでしょうか。
山内氏 音質に関わるところはほぼ全てやってきましたが、主にディスクプレーヤーのエレクトロニクス部分の開発・設計を中心に担当してきました。その中で、歴代のデノンのサウンドマネージャーとも仕事を共にしてきました。
−− 先日、DCD-SX11の開発を担当された出口さんにもお話を伺ったのですが、2008年に登場したフラグシップSACDプレーヤー「DCD-SX」は山内さんの代表作のひとつだとお話されていました。
山内氏 そうですね。DCD-SXでは自分のカラーを全面に出すことができたと自負しています。それ以外にもDCD-SA1やDCD-SA11、さらに遡るとDP-S1やDCD-S1の音質設計も担当しています。
先ほどお話したとおり、実質的にサウンドマネージャーに就任したのは今年1月でしたので、DDFA搭載プリメインアンプ「PMA-50」の音作りの終盤にも関わっています。11シリーズについては100%とは言えませんが、音をまとめるところはほぼ全て私が担当しています。
■ポタフェスに山内氏が手がけた“革新的なヘッドホンアンプを搭載した製品”が登場する!?
−− デノンのサウンドマネージャーが山内さんに交代されたというお話は、今年9月に行われた“11シリーズ”の発表会で正式にアナウンスされたかと思います。(関連ニュース)。今回お話を伺ったのは、山内さんがサウンドマネージャーとして、企画から開発まで全てに携わった“最初の製品”が来年初頭についに登場するというお話を伺い、改めて、山内さんがサウンドマネージャーを務められた経緯などをお伺いできればと思いました。
山内氏 11シリーズの「DCD-SX11」と「PMA-SX11」についても、ほぼ開発の初期段階からは関わっていましたが、サウンドマネージャーに就任したのは実質今年の1月からでした。11シリーズは昨年の9月には開発が始まっていましたので。なので、次の製品がサウンドマネージャーとして最初から関わった最初の製品となることは間違いありません。実は今週末開催の「ポタフェス 2015」に参考出展する予定です。非常に野心的な製品だと考えています。
−− えっ!? 突然ものすごく重要な情報が! どういった製品なのでしょうか、ポタフェスということは・・・。
山内氏 そうです。革新的なヘッドホンアンプをフィーチャーした製品となります。
−− 革新的なヘッドホンアンプとは、具体的には…?
デノン 宮原利温氏 (質問を遮って)その話は最後にしましょう。今日はまず、新サウンドマネージャーについてのインタビューということでしたよね。最初に新製品の話をしたら、それで終わってしまいますから(笑)。
−− では、新製品のお話は非常に気になりますが、まずは今日の本題として、山内さんの経歴や、新サウンドマネージャーとしての音作りについての思想についてお話を伺えればと思います。
山内氏 そうですね。よろしくお願いします。
■設計担当としてデノンの数々のディスクプレーヤー銘機の開発に携わる
−− 山内さんはデノンのサウンドマネージャーに就任されるまで、どのようなお仕事をしていらっしゃったのでしょうか。
山内氏 音質に関わるところはほぼ全てやってきましたが、主にディスクプレーヤーのエレクトロニクス部分の開発・設計を中心に担当してきました。その中で、歴代のデノンのサウンドマネージャーとも仕事を共にしてきました。
−− 先日、DCD-SX11の開発を担当された出口さんにもお話を伺ったのですが、2008年に登場したフラグシップSACDプレーヤー「DCD-SX」は山内さんの代表作のひとつだとお話されていました。
山内氏 そうですね。DCD-SXでは自分のカラーを全面に出すことができたと自負しています。それ以外にもDCD-SA1やDCD-SA11、さらに遡るとDP-S1やDCD-S1の音質設計も担当しています。
先ほどお話したとおり、実質的にサウンドマネージャーに就任したのは今年1月でしたので、DDFA搭載プリメインアンプ「PMA-50」の音作りの終盤にも関わっています。11シリーズについては100%とは言えませんが、音をまとめるところはほぼ全て私が担当しています。
次ページデノン全製品において一貫したサウンドの方向性を定めていく
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