• ブランド
    特設サイト
公開日 2019/11/30 07:30

マツダの理想は“常識”ではないカーオーディオ。なぜそこまで音にこだわるのか?

『動くオーディオルーム』の実現へ
構成:編集部 押野 由宇
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
マツダが “新世代商品” として位置づける「MAZDA3」および「CX-30」。人間中心のクルマづくりを理想に作り上げられたこの新型車は、徹底的にその価値を追求し、あらゆる面でクルマの楽しみを進化させたと言える。

「CX-30」

「MAZDA3」(ハッチバック)

それはサウンドも例外ではない。新たな純正オーディオシステム「MAZDA HARMONIC ACOUSTICS(マツダ ハーモニック アコースティックス)」を用意することで、音の聴こえを大きく変化させた。MAZDA3のレビューでもお伝えしたとおり、その取り組み度合いからは “本気度” がうかがえる。

では、新世代商品として、ここまでサウンドにこだわったのはなぜなのか? その挑戦の意図を、マツダの開発担当者に聞いた。


Q.新たに採用された「MAZDA HARMONIC ACOUSTICS」とは?

A.ドライバーが自然と運転に集中でき、乗員全員がリラックスできる、人間特性に合わせて磨き上げた新世代のマツダオーディオシステム。目指したのは、「動くオーディオルーム」です。人間の音の感じ方を研究し、本物の音を追い求めています。

Q.なぜ「MAZDA HARMONIC ACOUSTICS」に取り組んだのか?

A.これまでも『カーオーディオを造り込もう』という想いで、各商品での開発に取り組んできました。ただ、スピーカーを置く位置や向きはある意味『常識』のように考えられていて、変更されてこなかったのも事実です。今回のようにゼロから造り込んだのは、マツダでは過去30年間ありませんでした。

インパネ下部に斜め下向きで付いていた小さなスピーカーが、ドアの下部に移ったのは、マツダでは1989年(平成元年)からでした。当時は『少しでも低音を出したい』という考えがベースだったと思います。

その後もスピーカーを増やしたり、エフェクト機能を追加したりもありました。数年前には、オプション設定オーディオのサプライヤーであるBOSE社さんから、ドア下部の低音域スピーカーを移設する提案をいただき、検討も続けていました。しかし、これまで実現に結びつけることができず、ドア下部にスピーカーを置くという『常識』は変わりませんでした。

それを変えるきっかけは、MAZDA3の開発でした。誰もが使いやすく、安心して運転に集中できるように。誰もがクルマでの移動時間を心地よく過ごせるように。マツダはこの想いのもと、独自の人間中心の設計思想に基づいてコクピットや室内空間の造り込みに注力しています。

次ページこれまでのオーディオとなにが違う?

1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX