• ブランド
    特設サイト
公開日 2006/10/04 16:10

デノン、ヨーロピアンサウンド第2弾 ブックシェルフ「SC-CX303」を発売

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

SC-CX303
デノンは、ブックシェルフスピーカー「SC-CX101」の上位モデルとなる「SC-CX303」を10月中旬より発売する。価格はペアで126,000円(税込)。

本機は、今年5月に発売されたSC-CX101(73,500円/ペア)の上位機種として、ウーファーユニットやキャビネットの強化を図った新モデル。CX101と同様に、ヨーロッパのサウンドデザイナーと共同して開発を行った。

ウーハー振動板には、高い剛性と軽量さを合わせ持つカーボンファイバーを使用した13cmのD.D.L(DENON Double Layer)コーンを採用。2層構造の振動板は、広い帯域での正確なピストンモーションを実現するとともに、エッジの共振が特性に悪影響をおよぼさない構造設計を施されている。

トゥイーターは、2.5cmソフトドームを採用。フレーム形状は、放射インピーダンスの平坦化を図ったという特殊フレーム形状としている。また磁気回路には、高磁力、低歪みのネオジウム・マグネットを採用。さらにユニット背面にはアルミダイキャスト製のチャンバーを配し、低域特性を改善している。

ユニットフレームは、非磁性体のアルミダイキャスト製を採用。フレーム表面に焼付塗装を施すことで固有の鳴きの減少を実現している。またフレームは、キャビネットとの間にダンピング材を介しフローティングした状態で取付けられ、さらにトゥイーターのユニットフレームの取付けでは使用するネジもフローティングし、音響的な反射を最小限に抑えるている。ウーファーは背面にブレイス(響棒)を配してキャビネットに固定することで、自然な響きを損なうことなく適度な剛性を確保しているという。

クロスオーバーネットワークは均一な音圧と位相レスポンスを追求。通過帯域でのレスポンスの平坦化に加えて、減衰領域での特性の乱れにも配慮したネットワーク設計を施している。


本体背面
キャビネットは、構成する全ての板に肉厚30mmのMDF材を使用(CX101は18mm厚)。表面は天然木突き板仕上げとすることで見た目の美しさと表面を伝わる音波のコントロールを両立している。また、バッフル面の上下と側面のコーナーには木象嵌細工仕上げによる緻密な構造を採用した。

ダクトの開口部は、裏板削出しの一体構造で十分な強度を実現。またキャビネット内側のポートの端にも同様の削り出しフレアを装着し、ポート前後の放射インピーダンスをそろえることで空気の流れをスムーズする設計としている。設置状況や好みによりダクトのチューニングが可能な吸音スポンジも付属している。

本体背面には、オリジナルに作られた金メッキ真鍮削り出しの大型スピーカーターミナルを装備。直径5mmまでのケーブルを挿入可能なホールの採用したほか、バナナプラグ、バイワイヤリング接続に対応している。スピーカーケーブルはOFC材を採用した単売品「AK-1000(3m×2)」だ。

【問い合わせ先】
(株)デノンコンシューマーマーケティング
TEL/03-6731-5540

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

製品スペックを見る
  • ブランドDENON
  • 型番SC-CX303
  • 発売日2006年10月中旬
  • 価格¥126,000/ペア(税込)
【SPEC】●形式:2ウエイ2スピーカー、バスレフ型、防磁設計(JEITA) ●ユニット:13cmコーン型カーボンファイバーウーハー(D.D.L.)、2.5cmソフトドーム型ツイーター ●入力インピーダンス:6Ω ●最大許容入力:200W(PEAK)、100W(JEITA) ●再生周波数帯域:35Hz〜60kHz ●クロスオーバー周波数:3kHz ●平均出力音圧レベル:86dB(1W・1m) ●外形寸法:182W×296H×293Dmm ●質量:8.7kg
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ヤマダデンキ、「ブラックフライデー」セールを11/16より開始。ベスト電器、マツヤデンキでも開催
2 iPhone買い換え、手持ちモデルを手放す際に必ずやっておくべきこととは?
3 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
4 「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ」11月23日・24日開催。出展メーカーや連続試聴イベントの内容はコチラ!
5 <Inter BEE>ゼンハイザー、国内未発売製品を初お披露目/NHK、“自由に変形する”ディスプレイ/コルグ「Live Extreme」試聴デモ
6 THIEAUDIO「Origin」は低音好き垂涎!骨伝導搭載・クアッドハイブリッド構成のイヤホンを聴く
7 B&Wの人気シリーズ、トゥイーター・オン・トップ式ブックシェルフ3機種の魅力を探る
8 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
9 MUSE HiFi、真空管搭載ポータブルDAC/AMP「M5 ULTRA」。ESS社と独自回路を共同開発
10 スピーカーの“原音再生”をデジタルフィルターで解決!テレビや車に搭載広がるEilex PRISMの秘密に迫る
11/15 10:43 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX