• ブランド
    特設サイト
公開日 2010/10/09 12:16

【ハイエンドショウ】ピエゾフィルム採用圧電スピーカー「HPS-01」に注目/仏ハイエンドブランド多数日本上陸

カイザーサウンド新スピーカーも登場
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ハイエンドショウトウキョウ Cルームには、(有)Take5、エルメック電子工業(株)、カイザーサウンド(有)がブースを構えている。

■(有)Take5


Take5のブース
(有)Take5は今年設立された会社で、フランスのハイエンドオーディオ製品を多数取り扱っている代理店だ。

同社ブースの中心に展示されているのは、2007年に設立されたDEVIALET(ドゥヴィアレ)社のハイブリッドアンプ「D-premier」。こちらは税込159万6,000円(税込)となる。

D-premier

D-premierの端子部

DACに「PCM1792」を採用したこと、また同社のADT (Analog Digital Hybrid Technology)技術を搭載しているのが特徴だ。デジタルアンプからスピーカー端子出力までわずか4cmの配線になっていることもアピール。入力端子としてフォノ、RCAアナログ、光デジタル、同軸デジタル、XLR、HDMI 1.3を、出力端子としてHDMI 1.3、RCAアナログ/デジタルを備えている。またSDカードスロットを備え、SD経由でのソフトウェアアップデートも可能とのこと。

シンプルな筐体は厚さ32mmで、壁掛けも可能。別筐体のリモコンも用意する。同社説明員は「薄型かつ良い音を目指したアンプ。鏡面仕上げのスタイリッシュなデザインは部屋に溶け込む」と話していた。

別筐体のリモコンも用意

Tanagra audioブランドのデビュー作となるハイエンドスピーカー「IRIS」にも注目だ。ゴールドムンドを手掛けたクリスチャン・イヴォン氏によって開発された位相制御の最新技術が取り入れられた製品とのこと。こちらは11月中の発売を予定しており、価格は151万2,000円(ペア・税込)。直径21cmウーファーとリボントゥイーターを搭載。再生周波数帯域は35Hz〜20kHzで、入力感度は91dB、最大許容入力は200W、インピーダンスは5Ωとなる。

Tanagra audio「IRIS」(写真一番右)

また、エンクロージャーがガラスでできているWATERFALL社のスピーカーも目を引く。こちらは2モデルを用意し、3ウェイ4ドライバーの「Victria Evo」はペアで378,000円(税込)、2ウェイ3ドライバーの「Iguascu Evo」はペアで210,000円(税込)を予定している。

WATERFALL「Iguascu Evo」

スケスケです

両モデルともADT(Acoustic Damping Tube)テクノロジーを採用しているのが特徴。これは中低位機ドライバーの後方に配置されており、コーンに戻るバックウェーブの値を制御するという。

外観のユニークさでは、Acoustical beauty社の「LEEDH C」も目立っている。こちらは鉄を排除しボロンなどを使用したマグネットを搭載した3ウェイスピーカーで、25mmトゥイーター、54mmカーボン製ローミッドレンジ、54mmカーボン製ウーファー2基を搭載している。再生周波数帯域は50Hz〜20kHzで、音圧レベルは82dB、インピーダンスは4Ωで許容入力は300Wとなる。

Acoustical beauty社「LEEDH C」

■エルメック電子工業(株)

エルメック電子工業は工業用電子部品を製造しているブランド。ギター用ピックアップセンサーの製造技術を活かした、ピエゾフィルム採用ユニット搭載スピーカー「HPS-01」がブースの目玉だ。

エルメック電子工業「HPS-01」

「HPS-01」のユニット部

ピエゾフィルムは、圧電特性を持った柔軟かつ耐候性に優れたフィルム。このフィルムに電気が加わると、フィルムが伸縮を繰り返し、この変形が空気を振動させる。こちらを波形状に加工してスピーカーユニットを作っている。なお、当技術は特許取得済みとのこと。

ピエゾフィルム採用ユニット

同社説明員は「中高域をピエゾスピーカーユニットが担当している。信号が入るとすぐ鳴るため音の立ち上がりが速く、高い音も柔らかくキツくならない」と話していた。

「HPS-01」はこのピエゾスピーカーユニットとウーファーを組み合わせた3ウェイ2スピーカーシステム。最大入力は60W、インピーダンスは8Ω、出力音圧レベルは85.5dB/Wで、再生周波数帯域は30Hz〜25kHz。クロスオーバー周波数は600Hz/4kHzとなっている。完全受注生産で、価格は966,000円(ペア・税込)となる。

■カイザーサウンド(有)


カイザーサウンドのブース
カイザーサウンド(有)は、新製品となるスピーカーやスパイク受け「Captain」を展示している。

スピーカー「RK-AL12」は今年年末から来年年明け頃に発売を予定しているスピーカー。スタンドもセットとなり、価格はペアで30万円以下を予定しているとのこと。

新製品のスピーカー「RK-AL12」

マークオーディオのフルレンジスピーカーユニット「Alpair12」1基を搭載したスピーカーで、エンクロージャーを「部屋」に見立てた構造とし、音質の向上を図っているのが特徴だ。スピーカーユニットの背面に反射板を配置。スピーカー下部に設けたダクトと合わせ、スピーカー内部の空気をうまく出入りさせることで、エンクロージャー容積以上の音が出せるのだという。スピーカースタンドはネジ組み立て式となっている。なお、展示の際使用されていたスパイク受けは付属しない。

このスパイク受け「Captain」も8月10日から発売されている新製品。価格は19,950円(1個・税込)。直径43.8mm、高さ21mm、穴径4mmのインシュレーター。ねじ止め式インシュレーターとしても使える。きれいな音だけではなく、激しい音や汚い音をも含めて“全ての音を開放する”をテーマに誕生したモデルで、1次加工で雄型と雌型を半田結合させ、2次加工でセンターの穴あけと面取り加工を行って作られている。

スパイク受け「Captain」

同社の上位モデルに比べパーツの数を2分の1とすることで手頃な価格を実現したのが特徴とのことだ。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ビックカメラ、「ブラックフライデー」セールを11/16より開始。ECサイトでは11/15 22時より先行販売スタート
2 USB-Cで何ができる?!iPhoneユーザーなら知っておきたい「できること」総ざらい
3 可愛すぎる、でも本格派のCDプレーヤー。Shanling「EC Smart」で始めるデスクトップCDオーディオのススメ
4 【ミニレビュー】グランプリ受賞の実力、フルテックの電源ケーブル「Origin Power NCF(G)」
5 【速報】「オーディオ銘機賞2025」受賞モデルを一挙公開!「金賞」「特別大賞」ほか「ネットオーディオ大賞」も新設
6 <ヘッドフォン祭>DAP市場震撼? FIIOから超コスパ機「JM21」。ブランド初のフルサイズストリーマー「S15」も
7 「Nintendo Music」速攻レビュー。何が聴ける?使い勝手は?さっそく使ってみた
8 耳を塞がない “軟骨伝導” の音質が大幅アップ!オーディオテクニカ「ATH-CC500BT2」をシーン別にチェック
9 「VAIO」をノジマが子会社化
10 初めてのスクリーンなら シアターハウス「WCBシリーズ」が推し!高コスパで“王道シアター”
11/12 10:19 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX