公開日 2011/12/06 10:52
シンタックスジャパン主催「PC Audio Concert vol.9」盛況のうちに終了
大好評のネットオーディオイベント
RMEのUSBオーディオインターフェースなどを取り扱う(株)シンタックスジャパンが主催するイベント「PC Audio Concert」が12月3日(土)に東京・御茶ノ水のクリスチャンセンターにて開催され、盛況のうちに終了した。
本イベントは今回で9回目を数え、第一部、第二部で異なるゲストを迎え行われた。
まずはオーディオライター岩井喬氏をゲストに迎えた第一部「80's Rock&HM/HRをPCオーディオで聴きつくす」。そのタイトルのとおり、オーディオ関係のイベントとしては珍しく80's以降のハードロック/ヘヴィーメタルの楽曲に的を絞り試聴が進められた。
使用機材はMacBook ProにインストールされたDAWソフトウェア、プリソーナスStudio Oneと、すでにオーディオファンから高い評価を獲得するRMEのUSBオーディオインターフェースBabyface。この2モデルを核として、マークレビンソンのプリアンプNo.38SL、ボルダーのパワーアンプ1060、JBLのスピーカーシステム4338といったハイエンドシステムを鳴らす。
イベントは同ジャンルに造詣の深い岩井氏が、音質的にも楽曲的にも一押しの作品を用いてデモ。MOBILE FIDELITYやSACD〜SHM仕様〜などの高音質盤でリリースされたパッケージ盤を、MacBook Proへリッピングした音源を試聴した。デフ・レパードやボストンといった定番バンドはもちろんのこと、ライオンやTMTなど通好みの楽曲まで、ジャンルを絞りながらもバリエーション豊かな楽曲を披露。加えて岩井氏自身がアナログレコードをAD変換しデジタルデータとした楽曲等も登場し、「自分好みの音質に、自分でリマスタリングする」といった楽しみも提案した。
第二部はレコーディング界の重鎮、行方洋一氏が登場。生涯録音曲数3000曲を超えるJ-POPレコーディング界の巨匠は、自身が携わった音源を新たに24bitで今回のためにリマスタリングした音源を披露した。
こちらの使用機材は、行方氏が普段から愛用する機材を用意。Windows PCにインストールされたDAWソフトウェアWaveLabとRMEのFireWireオーディオインターフェースFireface400を使用。プリアンプ以降は第一部と同じハイエンドシステムを用いて行われた。
イベントは行方氏の軽快なトークと共に進行。懐かしの名曲が最新のデジタル技術によってさらなる高音質となったことで来場者が思わず頷く場面も見られた。
またイベント終盤には、今年10月2日に神戸文化ホールで開催された「神戸JAZZ 2011」のライヴレコーディング音源を披露。MADIと呼ばれる伝送方式によりデジタルミキサーからケーブル一本で64chをRMEのインターフェースへ送り込みレコーディングされたという音源をミックス前後で聴き比べるなど、レコーディング時の秘話も交えて試聴が行われ、レコーディング現場の最新事情を一般のオーディオファンが体験できる貴重な機会となった。
次回の開催はまだ詳細は明らかになっていないが、決定次第シンタックスジャパンのウェブサイト等で告知予定とのこと。
オーディオファンにはあまり馴染みのないレコーディング現場と、最新のオーディオリスニングが体感できる貴重なチャンスなので、ぜひチェックしていただきたい。
本イベントは今回で9回目を数え、第一部、第二部で異なるゲストを迎え行われた。
まずはオーディオライター岩井喬氏をゲストに迎えた第一部「80's Rock&HM/HRをPCオーディオで聴きつくす」。そのタイトルのとおり、オーディオ関係のイベントとしては珍しく80's以降のハードロック/ヘヴィーメタルの楽曲に的を絞り試聴が進められた。
使用機材はMacBook ProにインストールされたDAWソフトウェア、プリソーナスStudio Oneと、すでにオーディオファンから高い評価を獲得するRMEのUSBオーディオインターフェースBabyface。この2モデルを核として、マークレビンソンのプリアンプNo.38SL、ボルダーのパワーアンプ1060、JBLのスピーカーシステム4338といったハイエンドシステムを鳴らす。
イベントは同ジャンルに造詣の深い岩井氏が、音質的にも楽曲的にも一押しの作品を用いてデモ。MOBILE FIDELITYやSACD〜SHM仕様〜などの高音質盤でリリースされたパッケージ盤を、MacBook Proへリッピングした音源を試聴した。デフ・レパードやボストンといった定番バンドはもちろんのこと、ライオンやTMTなど通好みの楽曲まで、ジャンルを絞りながらもバリエーション豊かな楽曲を披露。加えて岩井氏自身がアナログレコードをAD変換しデジタルデータとした楽曲等も登場し、「自分好みの音質に、自分でリマスタリングする」といった楽しみも提案した。
第二部はレコーディング界の重鎮、行方洋一氏が登場。生涯録音曲数3000曲を超えるJ-POPレコーディング界の巨匠は、自身が携わった音源を新たに24bitで今回のためにリマスタリングした音源を披露した。
こちらの使用機材は、行方氏が普段から愛用する機材を用意。Windows PCにインストールされたDAWソフトウェアWaveLabとRMEのFireWireオーディオインターフェースFireface400を使用。プリアンプ以降は第一部と同じハイエンドシステムを用いて行われた。
イベントは行方氏の軽快なトークと共に進行。懐かしの名曲が最新のデジタル技術によってさらなる高音質となったことで来場者が思わず頷く場面も見られた。
またイベント終盤には、今年10月2日に神戸文化ホールで開催された「神戸JAZZ 2011」のライヴレコーディング音源を披露。MADIと呼ばれる伝送方式によりデジタルミキサーからケーブル一本で64chをRMEのインターフェースへ送り込みレコーディングされたという音源をミックス前後で聴き比べるなど、レコーディング時の秘話も交えて試聴が行われ、レコーディング現場の最新事情を一般のオーディオファンが体験できる貴重な機会となった。
次回の開催はまだ詳細は明らかになっていないが、決定次第シンタックスジャパンのウェブサイト等で告知予定とのこと。
オーディオファンにはあまり馴染みのないレコーディング現場と、最新のオーディオリスニングが体感できる貴重なチャンスなので、ぜひチェックしていただきたい。