公開日 2012/10/05 19:27
<ハイエンド>ゾノトーン、SPケーブルなど11月発売の新モデル8製品 − 盛況なDTルームをレポート
逸品館ブースでは様々なデモンストレーションを実施
10月5日(金)から7日(日)までの3日間、有楽町の東京交通会館にて開催されている「ハイエンドショウトウキョウ2012」。本記事では、多くのブランドが出展するDTルームの展示の模様と、Eルームで行われている逸品館のブースの様子をお届けする。
■DTルーム
<前園サウンドラボ>
前園サウンドラボのブースには、同社が展開するゾノトーンブランドの新製品が並ぶ。
ブース前面で大きくアピールされているスピーカーケーブル「Blue Spirit-777SP」と、インターコネクトケーブル「Blue Spirit-777AC」は、いずれも11月1日の発売を予定しており、価格は未定。標準製品は2.0m×2で、1m〜の切り売りに対応する予定とのこと。
2モデルとも、独自のノウハウで従来の錫メッキ線に改善を加えた「新モダーン錫メッキ線」を使用し、ピュア銅線と組み合わせた新開発の3種ハイブリッド導体を採用している。従来の錫メッキ線の“暴れ”を抑えながら、鮮度感やダイレクト感を最大限引き出せるようにしたという製品で、開発段階で4回の試作を繰り返し、製品化までに1年をかけたという。
Blue Spirit-777SPは、独立8芯の集合アイソレート方式を採用。ホット・コールド共に4芯結合で、導体サイズは4.0スケア×2としている。エアー制振用のPE中空パイプを2本配置している。
Blue Spirit-777ACは、独立6芯の集合アイソレート方式を採用。2重シールド構造としている。ホット・コールド共に3芯結合で、導体サイズは1.66スケア×2。中空パイプを1本配置する新エアー制振構造を採用している。
「濃厚・濃密・重量感」を重視した点が特徴で、ジャズを楽しんで聴くことを意識したという。なお、今回のハイエンドショウトウキョウのBルームで行われている音元出版ブース内では、本モデルの試聴も実施する予定となっている。
また、同じく11月1日発売の電源ケーブル2モデルも披露した。「6N2P-3.0 Megane」は、芯線に高純度6NCu+OFCハイブリッド3スケアを採用した2芯のメガネ型。「6NPS-3.0 Meister」は、芯線に高純度6NCu+OFCハイブリッド3スケアを採用した3芯のシールド型電源ケーブルとなる。いずれも標準モデルは1.5mで、切り売りにも対応する予定となっている。
そのほか、新ロジウムメッキ採用のスピーカープラグも展示していた。ラインナップは、Yラグ「LUGY-5.5Rh」、バナナプラグ「LUGB-5.5Rh」、ヴィンテージ用ピン「LUGV-5.5Rh」と「LUGV-5.5」の4モデル。こちらも発売日は11月1日で、LUGY-5.5Rh/LUGB-5.5Rh/LUGV-5.5Rhの3モデルは11,550円(税込)、LUGV-5.5は8,715円(税込)で販売する。
<エスカート>
エスカートは、“MISTRAL”ブランドの新ACケーブルを参考出展している。従来モデル「Clearift」の上位モデルとなる製品で、型番は未定。予価236,250円(税込・1.2m)で今秋の発売を予定している。
芯線に特殊アニールを施しているACケーブルで、プラグ部にはロジウム・金・銀・銅の4素材を使用している。また、マグネシウムのコアを採用することにより、従来モデルと比較しさらに高S/N化を図ったという。
そのほか、ブース内には同社が取り扱うarteブランドのオーディオボードや、Ventoブランドの壁掛けタイプの音響パネル「SQUARE」などを展示している。
<木曽工業>
木曽工業は、開発中の電源用オーディオボードを参考出展した。同社が展開するfo.Q(フォック)ブランドのケーブルスタビライザー「IP-11」と同じイペ材を使用しており、脚部には脚を取り付けられる5つの穴を設け、4点指示と3点支持の両方に対応できるように工夫した。発売時期や価格等は未定とのことだ。また、同じくイペ材を使用した開発中のインシュレーターも展示している。
また同社では現在、軽量化して弾力性を排除したゴム素材を開発しており、今後もこのゴム素材を使用した製品を展開していく予定だという。現在はスピーカーシートやスピーカースタンドの一部製品に使用しているが、新しくインシュレーターなどの製品も開発する予定とのことだ。
<ネットスタッフ>
ネットスタッフは、インフラアコースティックスのアナログベース「an-0604a」をブース前面でアピールしている。また、共振分散方式エンクロージャーを採用したスピーカーエンクロージャーも参考出展した。
このスピーカーエンクロージャーは、“共振を集中させない”ことを重要視した設計を採用。木のスリットを本体外側に入れ込み、内部にも複数の木のブロックを組み入れることで、エンクロージャー自体の共振を抑えたという。
組み立てキットとして発売する予定で、ユニット口径別に8cm/10cm/12cm/16cm/20cm用をラインナップ。価格は4万円〜12万円(ペア)を予定しているという。
<オーロラサウンド>
オーロラサウンドは、MM/MC対応のフォノイコライザーアンプ「VIDA」を出展。“OTOMATSU(音松)”ブランドのヘッドホンアンプキットの完成品と組み合わせて、実際にVIDAの音質を体験できるブースを展開している。
<オーディオラボオガワ>
オーディオラボオガワのブースでは、「スピーカー修理相談コーナー」を開設している。スピーカーの修理についてこれまでに持ち込まれた事例集を展示しているほか、来場者の修理受付もその場で行っている。
■逸品館
逸品館はEルームの広いスペースを使い、様々なデモンストレーションを行っている。スピーカー位置の調整や、スパイクベース/スピーカーベースの設置方法、調音パネルの使い方などを検証して音質改善方法を探っていく内容や、PCオーディオを楽しむ際の音質改善のコツ、AVアンプを使用したサラウンドソースの試聴、真空管アンプを楽しむプログラムなどを実施している。
デモンストレーションでは、同社のAIRBOWブランドから展開しているオリジナルの10MHz出力対応クロック・ジェネレーター「GPS-10HM」などを筆頭に、数々の再生機器を用意。会場内は試聴を行う多くの来場者で賑わっていた。
■DTルーム
<前園サウンドラボ>
前園サウンドラボのブースには、同社が展開するゾノトーンブランドの新製品が並ぶ。
ブース前面で大きくアピールされているスピーカーケーブル「Blue Spirit-777SP」と、インターコネクトケーブル「Blue Spirit-777AC」は、いずれも11月1日の発売を予定しており、価格は未定。標準製品は2.0m×2で、1m〜の切り売りに対応する予定とのこと。
2モデルとも、独自のノウハウで従来の錫メッキ線に改善を加えた「新モダーン錫メッキ線」を使用し、ピュア銅線と組み合わせた新開発の3種ハイブリッド導体を採用している。従来の錫メッキ線の“暴れ”を抑えながら、鮮度感やダイレクト感を最大限引き出せるようにしたという製品で、開発段階で4回の試作を繰り返し、製品化までに1年をかけたという。
Blue Spirit-777SPは、独立8芯の集合アイソレート方式を採用。ホット・コールド共に4芯結合で、導体サイズは4.0スケア×2としている。エアー制振用のPE中空パイプを2本配置している。
Blue Spirit-777ACは、独立6芯の集合アイソレート方式を採用。2重シールド構造としている。ホット・コールド共に3芯結合で、導体サイズは1.66スケア×2。中空パイプを1本配置する新エアー制振構造を採用している。
「濃厚・濃密・重量感」を重視した点が特徴で、ジャズを楽しんで聴くことを意識したという。なお、今回のハイエンドショウトウキョウのBルームで行われている音元出版ブース内では、本モデルの試聴も実施する予定となっている。
また、同じく11月1日発売の電源ケーブル2モデルも披露した。「6N2P-3.0 Megane」は、芯線に高純度6NCu+OFCハイブリッド3スケアを採用した2芯のメガネ型。「6NPS-3.0 Meister」は、芯線に高純度6NCu+OFCハイブリッド3スケアを採用した3芯のシールド型電源ケーブルとなる。いずれも標準モデルは1.5mで、切り売りにも対応する予定となっている。
そのほか、新ロジウムメッキ採用のスピーカープラグも展示していた。ラインナップは、Yラグ「LUGY-5.5Rh」、バナナプラグ「LUGB-5.5Rh」、ヴィンテージ用ピン「LUGV-5.5Rh」と「LUGV-5.5」の4モデル。こちらも発売日は11月1日で、LUGY-5.5Rh/LUGB-5.5Rh/LUGV-5.5Rhの3モデルは11,550円(税込)、LUGV-5.5は8,715円(税込)で販売する。
<エスカート>
エスカートは、“MISTRAL”ブランドの新ACケーブルを参考出展している。従来モデル「Clearift」の上位モデルとなる製品で、型番は未定。予価236,250円(税込・1.2m)で今秋の発売を予定している。
芯線に特殊アニールを施しているACケーブルで、プラグ部にはロジウム・金・銀・銅の4素材を使用している。また、マグネシウムのコアを採用することにより、従来モデルと比較しさらに高S/N化を図ったという。
そのほか、ブース内には同社が取り扱うarteブランドのオーディオボードや、Ventoブランドの壁掛けタイプの音響パネル「SQUARE」などを展示している。
<木曽工業>
木曽工業は、開発中の電源用オーディオボードを参考出展した。同社が展開するfo.Q(フォック)ブランドのケーブルスタビライザー「IP-11」と同じイペ材を使用しており、脚部には脚を取り付けられる5つの穴を設け、4点指示と3点支持の両方に対応できるように工夫した。発売時期や価格等は未定とのことだ。また、同じくイペ材を使用した開発中のインシュレーターも展示している。
また同社では現在、軽量化して弾力性を排除したゴム素材を開発しており、今後もこのゴム素材を使用した製品を展開していく予定だという。現在はスピーカーシートやスピーカースタンドの一部製品に使用しているが、新しくインシュレーターなどの製品も開発する予定とのことだ。
<ネットスタッフ>
ネットスタッフは、インフラアコースティックスのアナログベース「an-0604a」をブース前面でアピールしている。また、共振分散方式エンクロージャーを採用したスピーカーエンクロージャーも参考出展した。
このスピーカーエンクロージャーは、“共振を集中させない”ことを重要視した設計を採用。木のスリットを本体外側に入れ込み、内部にも複数の木のブロックを組み入れることで、エンクロージャー自体の共振を抑えたという。
組み立てキットとして発売する予定で、ユニット口径別に8cm/10cm/12cm/16cm/20cm用をラインナップ。価格は4万円〜12万円(ペア)を予定しているという。
<オーロラサウンド>
オーロラサウンドは、MM/MC対応のフォノイコライザーアンプ「VIDA」を出展。“OTOMATSU(音松)”ブランドのヘッドホンアンプキットの完成品と組み合わせて、実際にVIDAの音質を体験できるブースを展開している。
<オーディオラボオガワ>
オーディオラボオガワのブースでは、「スピーカー修理相談コーナー」を開設している。スピーカーの修理についてこれまでに持ち込まれた事例集を展示しているほか、来場者の修理受付もその場で行っている。
■逸品館
逸品館はEルームの広いスペースを使い、様々なデモンストレーションを行っている。スピーカー位置の調整や、スパイクベース/スピーカーベースの設置方法、調音パネルの使い方などを検証して音質改善方法を探っていく内容や、PCオーディオを楽しむ際の音質改善のコツ、AVアンプを使用したサラウンドソースの試聴、真空管アンプを楽しむプログラムなどを実施している。
デモンストレーションでは、同社のAIRBOWブランドから展開しているオリジナルの10MHz出力対応クロック・ジェネレーター「GPS-10HM」などを筆頭に、数々の再生機器を用意。会場内は試聴を行う多くの来場者で賑わっていた。