公開日 2012/10/12 13:17
「オーディオ銘機賞2013」審査会スタート! − 多数の有力モデルから真の「銘機」を選出
審査委員長2氏がコメント
小社『季刊・オーディオアクセサリー』誌主催"オーディオ銘機賞2013"の審査会が、本日10月12日(金)に開催される。
「オーディオ銘機賞」は、オーディオ文化の向上とマーケットの活性化を目指して、1978年に創設された。毎年生み出されてくるピュアオーディオコンポーネント群の中から、卓抜した性能・革新の内容を持ち、しかもオーディオマインドにあふれ、今後のロングセラーおよびベストセラーが予想される、真の意味での「銘機」を選出するものとして、数多くあるオーディオアワードのなかで業界のスタンダードアワードとして幅広く認知されており、受賞モデルが必ず人気ヒットモデルとなるという実績を得て、ユーザーはもちろん、オーディオに関わる多くの方から大きな注目を集めている。
また、審査にあたっては公正を期すため、技術的見識の深いオーディオ評論家諸氏と、マーケットでの商品性に詳しい流通側の審査委員から構成していることが、本賞の大きな特徴となっている。審査会では膨大なノミネート機種の中から、三賞「金賞」「銀賞」「銅賞」、およびジャンルごとの「オーディオ銘機賞」の受賞モデルが決定される。
選考会に先立ち2名の審査委員長に、今年の全体的な傾向をうかがった。
評論家側・審査委員長 藤岡 誠氏
「今年は、1982年にCDが登場されてから丁度30年を迎える節目の年だ。しかし、国内の経済状態は明るくない。そんな中で、非現実的な素晴らしい夢を見させてくれるオーディオが、“所得の多い年配者の趣味”といった見られ方が強くなり、夢やロマンがなくなってきていることは大変悲しいことだと思う」。
「一因として、業界のこれからを担っていく若い世代へのアピールが上手くできていないこともあるのではないか。結果として、若年層ではスピーカーで音楽を楽しむよりも、ヘッドホン/イヤホンで音楽を楽しむシーンが多くみられる。デジタルソースでの音楽再生を否定するわけではないが、いわゆるピュアオーディオで音楽を聴くことがあまりないというスタイルに寂しさを憶えるのも事実だ」。
「しかし、今年は若い世代へもアピールできるような魅力的な製品が多く登場しているので、注目して頂きたい。私たちとしては、オーディオ業界の明るい今後に向かって、幅広い年齢層における活性化を目指して強くアピールしていきたいと思う」。
「また最後に付け加えておきたいのが、3本脚のトランジスタが国内でほとんど生産されなくなったことだ。これによって、特にアンプ製品の基盤は今後変わっていくだろう。私たちとしては、この辺の動向も注意深く見ていきたい。オーディオファンの皆さんにも注目して頂きたい部分だ」。
流通側・審査委員長 CAVIN大阪屋 森田正二氏
「昨年はミドルクラス/エントリーモデルにこれといった製品が少なかったが、今年はハイエンド、ミドルクラス、エントリーとそれぞれの価格帯に満遍なく良い新製品が出揃っている。藤岡先生の発言にもつながるが、特にミドルクラス/エントリーモデルについては若年層へアピールできる製品でもあるので、このあたりの製品が充実していることは非常に喜ばしいと思う」。
「アナログオーディオは今の時代でも根強い人気を獲得しており、一方でネットワークオーディオは一時の盛り上がりが落ち着いたものの、各メーカーから引き続き魅力的な製品が登場している。若い世代へのアピールで業界を活性化させ、従来のオーディオファンのさらなる盛り上がりにも繋げていきたい」。
なお「オーディオ銘機賞2013」の各賞受賞結果は、11月21日発売の『季刊・オーディオアクセサリー 147号』に掲載される。またファイル・ウェブでも、オーディオ銘機賞特設サイトにて、順次結果をお知らせしていく。
「オーディオ銘機賞」は、オーディオ文化の向上とマーケットの活性化を目指して、1978年に創設された。毎年生み出されてくるピュアオーディオコンポーネント群の中から、卓抜した性能・革新の内容を持ち、しかもオーディオマインドにあふれ、今後のロングセラーおよびベストセラーが予想される、真の意味での「銘機」を選出するものとして、数多くあるオーディオアワードのなかで業界のスタンダードアワードとして幅広く認知されており、受賞モデルが必ず人気ヒットモデルとなるという実績を得て、ユーザーはもちろん、オーディオに関わる多くの方から大きな注目を集めている。
また、審査にあたっては公正を期すため、技術的見識の深いオーディオ評論家諸氏と、マーケットでの商品性に詳しい流通側の審査委員から構成していることが、本賞の大きな特徴となっている。審査会では膨大なノミネート機種の中から、三賞「金賞」「銀賞」「銅賞」、およびジャンルごとの「オーディオ銘機賞」の受賞モデルが決定される。
選考会に先立ち2名の審査委員長に、今年の全体的な傾向をうかがった。
「今年は、1982年にCDが登場されてから丁度30年を迎える節目の年だ。しかし、国内の経済状態は明るくない。そんな中で、非現実的な素晴らしい夢を見させてくれるオーディオが、“所得の多い年配者の趣味”といった見られ方が強くなり、夢やロマンがなくなってきていることは大変悲しいことだと思う」。
「一因として、業界のこれからを担っていく若い世代へのアピールが上手くできていないこともあるのではないか。結果として、若年層ではスピーカーで音楽を楽しむよりも、ヘッドホン/イヤホンで音楽を楽しむシーンが多くみられる。デジタルソースでの音楽再生を否定するわけではないが、いわゆるピュアオーディオで音楽を聴くことがあまりないというスタイルに寂しさを憶えるのも事実だ」。
「しかし、今年は若い世代へもアピールできるような魅力的な製品が多く登場しているので、注目して頂きたい。私たちとしては、オーディオ業界の明るい今後に向かって、幅広い年齢層における活性化を目指して強くアピールしていきたいと思う」。
「また最後に付け加えておきたいのが、3本脚のトランジスタが国内でほとんど生産されなくなったことだ。これによって、特にアンプ製品の基盤は今後変わっていくだろう。私たちとしては、この辺の動向も注意深く見ていきたい。オーディオファンの皆さんにも注目して頂きたい部分だ」。
「昨年はミドルクラス/エントリーモデルにこれといった製品が少なかったが、今年はハイエンド、ミドルクラス、エントリーとそれぞれの価格帯に満遍なく良い新製品が出揃っている。藤岡先生の発言にもつながるが、特にミドルクラス/エントリーモデルについては若年層へアピールできる製品でもあるので、このあたりの製品が充実していることは非常に喜ばしいと思う」。
「アナログオーディオは今の時代でも根強い人気を獲得しており、一方でネットワークオーディオは一時の盛り上がりが落ち着いたものの、各メーカーから引き続き魅力的な製品が登場している。若い世代へのアピールで業界を活性化させ、従来のオーディオファンのさらなる盛り上がりにも繋げていきたい」。
なお「オーディオ銘機賞2013」の各賞受賞結果は、11月21日発売の『季刊・オーディオアクセサリー 147号』に掲載される。またファイル・ウェブでも、オーディオ銘機賞特設サイトにて、順次結果をお知らせしていく。