• ブランド
    特設サイト
公開日 2013/01/11 12:22

【CES】T.H.E. Show、KEFが初出展/日本からはラトックやテクニカルブレーンが登場

15周年を迎え、音楽を楽しむオーディオファンのためのショウとして充実
季刊オーディオアクセサリー編集部・伊佐山勝則
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
CESと同日程にてラスベガスのフラミンゴホテルで開催されているピュアオーディオ・イベント「T.H.E. Show(The Home Entertainment Show)」も大変な盛り上がりを見せている。1998年からはじまった「T.H.E. Show」は今年で15年目を迎え、参加メーカーもますます充実してきた。

CESと同時期にラスベガスのフラミンゴホテルで開催されているピュアオーディオ・イベント「T.H.E. Show」

大手メーカーで注目なのが、今年が初参加となるKEF。用意された2つのブースはそれぞれスペースも広く、片方では最高峰モデル「Blade」を、もう片方では人気の小型モニター「LS50」をデモンストレーション。多くのオーディオファンが詰めかけ、その音質をじっくりと味わっていた。

今年から初参加のKEFのブースでは最高峰「Blade」のオレンジ仕様が登場

人気の小型モニター「LS50」もデモを行い、人気を博す

その他にもアコースティック・アーツやオーディオネット、プレイバックデザイン等、日本でおなじみのハイエンドブランドもT.H.E. Showに参加している

日本でもおなじみドイツのハイエンドブランド、アコースティック・アーツのブース

DSD再生の最先端をいくプレイバックデザインのブース

T.H.E. Showに対しては、同じオーディオのイベントにも関わらずCESのベネチアン会場とは違うコンセプトで開催されている点を改めて実感した。T.H.E. Showはあくまでも音楽を楽しむことを重視しているという雰囲気が全体的に感じられる。レコードやCDの販売コーナーが充実していたり、アーティストの演奏をしていたり、メーカーの枠を超えた展示が行われているなど、自由な空気で満たされている。

また、各ブースではハイレゾ音源のデータ再生はもちろんだが、アナログレコードを再生しているメーカーが非常に目立った。実際に、米国でのLPの売り上げは非常に伸びてきているようで、中古盤の売買もさらに活性化しているという。また年配のファンが膨大なレコードコレクションを残して死去するというケースも多いそうで、このあたりの事情は全世界共通といえるのだろう。

そんな状況の中、日本からT.H.E. Showに参加しているテクニカルブレーンとラトックシステムの合同ブースは、大変な盛況を博している。会場では、ラトックのDSDおよびPCM192kHz/24bit再生に対応したUSB-DAC「RAL-DSDHA1」や、バランス型ヘッドホンアンプを搭載した「RAL-DSDHA2」をソースとして、テクニカルブレーンのプリアンプ「TBC-Zero/EX」とモノラルパワーアンプ「TBP-Zero/EX」でTADの「R1」をドライブ。圧倒的なクオリティに加え最高品位のDSDサウンドが堪能できるスペースが提供されていた。

ラトックのDSD対応USB-DACに、テクニカルブレーンの「TBC-Zero/EX」と「TBP−Zero/EX」を組み合わせ、TADの「R1」をドライブ

日本を代表するブランド、テクニカルブレーンの代表、黒沢直登氏(写真左)とラトックシステムの橘 雅文氏(写真右)

さらに別ブースでは、Viv Laboratoryの新型スピーカー「evanui signature III」やトーンアーム「Rigid Float」、AurorasoundのLCR型フォノイコライザー「VIDA」のデモも行われていた。

Viv Laboratoryの新型スピーカー「evanui signature III」もデモンストレーション

MAレコーディングスのダッド・ガーフィンクル氏はDSD音源の実演も行っていた


LPの販売コーナーも充実。段ボール1箱分購入するお客さんもいるという

ドイツ、ハンル社のレコードクリーナーも実演している

さて、このT.H.E. Showは5月31日から6月2日にかけてロサンゼルスのニューポートビーチでも開催される。こちらのショウは出展メーカー数、来場者数ともに、ミュンヘン・ハイエンドに匹敵するほどの規模になっているということである。興味のある方はぜひとも訪ねてみてはいかがだろうか。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ピュアにこだわり続けたサウンドバーの集大成。デノン「DHT-S218」のスゴさをVGP審査員3名が語る
2 33、45、78……アナログプレーヤーの「回転数」で何が変わる?
3 なにわ男子、8/14サブスク・DL配信解禁! 全シングル&最新アルバムの計7作が聴き放題に
4 <香港ショウ>DITA、ヘッドバンド型イヤホンのプロト「KA-1」展示/FIIO初のCDプレーヤー「DM13」
5 4K高画質で怖さ倍増!暑さ吹き飛ぶホラー映画・UHD BDから厳選7タイトルをレビュー
6 AZLA、10mmベリリウムコーティングドライバー搭載のイヤホン「HORIZON II」。3in1マルチプラグも採用
7 Amazonとヨドバシcom、AirPods ProやiPadが超特価!8月18日まで限定
8 【ミニレビュー】オーディオ機器に “貼るだけ”。アドパワー・ソニック「Hexagon」
9 ハイコスパ&多機能プレーヤーの決定版。Apple MusicもAmazon Musicも楽しめるeversoloのストリーマーをチェック
10 その充電器、iPhoneを急速充電できる?見分ける方法をチェック
8/14 10:48 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.193
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX