公開日 2014/04/22 08:32
リン、新たなDS操作ソフト「Kazoo」と独自サーバーソフト「Kazoo Server」
デザインを一新し検索機能を新搭載
英LINNは、同社DS/EXAKTシステム用の新ユーザーインターフェースソフトウェア「Kazoo」、およびメディアサーバーソフトウェア「Kazoo Server」を4月末にリリースする。両ソフト共に価格は無料。
Kazooは、LINNのDSやEXAKTシステムにおいて、選曲や再生、音量調整、入力切り替えなどのコントロールを行うPC用インターフェース・ソフト。Kazoo Serverと組み合わせて使うことが想定されている。
Kazooの最大の特徴のひとつは、従来の操作用ソフト「Kinsky」で搭載されていなかった検索機能を新たに採用したことだ。これにより、アルファベットを入力してアーティスト/アルバムなどを検索することが可能となった。
デザインはiTunesにも似た、アルバムごとのタイル状の表示を採用。アルバムはアーティスト→年代の順で表示される。
新たにクラシックに特化した検索機能を搭載したことも特徴だ。クラシックで重要となる「作曲者」からの検索に対応した。ギラード氏によれば「ユーザーからの強い要望を反映して実現した」とのことだ。
マルチルームコントロール機能もアップグレードされた。Kazooから各部屋のDSを独立、あるいは一括でボリューム調整することができる。部屋ごとのグルーピングも可能とのことだ。
Kazooの全機能はKazoo Serverと組み合わせて使用できるとのこと。Kazoo ServerはUPnP/AVメディアサーバーと、OpenHome Media Server(ohMedia)をベースとするメディアサーバーで、現時点ではMac用とWindows用が用意されている。
KazooはUPnPやDLNAに準拠したサーバーソフトがインストールされたNASと組み合わせて使うことも可能だ。しかし、サーチ機能やタイル表示などの新機能は、Kazoo Serverとの組み合わせ時のみしか使えない。
なお、Kazoo Serverのベータ版はすでに提供が開始されている。
従来のDS用インターフェースソフト「Kinsky」については、今後も提供される。また、KazooとKinskyを併用してDSをコントロールすることも可能だ。現時点でスマートフォン用/タブレット用のKazooは提供されていないが、第1弾リリースの後にiOS/Androidのサポートを行うとのことだ。
また、Kazooは登場時点でプレイリスト保存やiTunesプラグイン機能が搭載されていない。LINNでは、これらの機能を重視する場合は、当面Kinskyを使うことを推奨している。
ギラード氏は、NASなどを手がけるメーカーにKazooをサポートしてもらうよう、今後働きかけていくとコメントした。また、当面はKazooを使う場合にはKazoo Serverを組み合わせることを推奨するという。これまでは手がけてこなかったサーバーソフトをLINN自身が手がけたことについては、「インターフェースの新たな仕様を実現するため、独自のサーバーソフトを作る必要があったのです」と述べていた。
従来のKinskyが継続することが明言されていることからもわかるとおり、KazooはKinskyの置き換えではなく、ギラード氏も「新しいオプションとして捉えてほしい」とコメントしていた。従来のKinskyでは各機能がサーバーソフトに依存する部分が多かったようで、LINNが思い描くインターフェースを新たに作り上げるため、Kazoo/Kazoo Serverの開発に至ったようだ。
登場後のアップデートで追加が予定されている機能も多く、KazooがすぐにDSのコントロールのメインになるというよりは、KazooというDSの新たな取り組みが発表されたと考えるのが妥当だろう。リンジャパンの担当者によれば、LINNはDSを世に送りだした際も、コントローラーなど周辺ソフトの開発はサードパーティーに委ねていたとのこと。しかし、サードパーティーからLINNが思い描くような操作ソフトが登場しなかったことから、後になってKinskyの開発に着手したという歴史がある。今回のKazooおよびKazoo Serverについても同じような背景があるのでは、と語っていた。
Kazooは、LINNのDSやEXAKTシステムにおいて、選曲や再生、音量調整、入力切り替えなどのコントロールを行うPC用インターフェース・ソフト。Kazoo Serverと組み合わせて使うことが想定されている。
Kazooの最大の特徴のひとつは、従来の操作用ソフト「Kinsky」で搭載されていなかった検索機能を新たに採用したことだ。これにより、アルファベットを入力してアーティスト/アルバムなどを検索することが可能となった。
デザインはiTunesにも似た、アルバムごとのタイル状の表示を採用。アルバムはアーティスト→年代の順で表示される。
新たにクラシックに特化した検索機能を搭載したことも特徴だ。クラシックで重要となる「作曲者」からの検索に対応した。ギラード氏によれば「ユーザーからの強い要望を反映して実現した」とのことだ。
マルチルームコントロール機能もアップグレードされた。Kazooから各部屋のDSを独立、あるいは一括でボリューム調整することができる。部屋ごとのグルーピングも可能とのことだ。
Kazooの全機能はKazoo Serverと組み合わせて使用できるとのこと。Kazoo ServerはUPnP/AVメディアサーバーと、OpenHome Media Server(ohMedia)をベースとするメディアサーバーで、現時点ではMac用とWindows用が用意されている。
KazooはUPnPやDLNAに準拠したサーバーソフトがインストールされたNASと組み合わせて使うことも可能だ。しかし、サーチ機能やタイル表示などの新機能は、Kazoo Serverとの組み合わせ時のみしか使えない。
なお、Kazoo Serverのベータ版はすでに提供が開始されている。
従来のDS用インターフェースソフト「Kinsky」については、今後も提供される。また、KazooとKinskyを併用してDSをコントロールすることも可能だ。現時点でスマートフォン用/タブレット用のKazooは提供されていないが、第1弾リリースの後にiOS/Androidのサポートを行うとのことだ。
また、Kazooは登場時点でプレイリスト保存やiTunesプラグイン機能が搭載されていない。LINNでは、これらの機能を重視する場合は、当面Kinskyを使うことを推奨している。
ギラード氏は、NASなどを手がけるメーカーにKazooをサポートしてもらうよう、今後働きかけていくとコメントした。また、当面はKazooを使う場合にはKazoo Serverを組み合わせることを推奨するという。これまでは手がけてこなかったサーバーソフトをLINN自身が手がけたことについては、「インターフェースの新たな仕様を実現するため、独自のサーバーソフトを作る必要があったのです」と述べていた。
従来のKinskyが継続することが明言されていることからもわかるとおり、KazooはKinskyの置き換えではなく、ギラード氏も「新しいオプションとして捉えてほしい」とコメントしていた。従来のKinskyでは各機能がサーバーソフトに依存する部分が多かったようで、LINNが思い描くインターフェースを新たに作り上げるため、Kazoo/Kazoo Serverの開発に至ったようだ。
登場後のアップデートで追加が予定されている機能も多く、KazooがすぐにDSのコントロールのメインになるというよりは、KazooというDSの新たな取り組みが発表されたと考えるのが妥当だろう。リンジャパンの担当者によれば、LINNはDSを世に送りだした際も、コントローラーなど周辺ソフトの開発はサードパーティーに委ねていたとのこと。しかし、サードパーティーからLINNが思い描くような操作ソフトが登場しなかったことから、後になってKinskyの開発に着手したという歴史がある。今回のKazooおよびKazoo Serverについても同じような背景があるのでは、と語っていた。