公開日 2014/07/02 17:41
クリプトン「HQM STORE」、ユニバーサルのハイレゾ音源を提供開始
年内に600タイトル配信
クリプトンが手がけるハイレゾ音源配信サイト「HQM STORE」は、ユニバーサルミュージックが提供する音源の配信を7月11日に開始する。
配信開始時点でのタイトル数は約50作品で、価格はアルバム1枚3,000円程度からを予定(詳細は配信開始時に発表)。年内に、ユニバーサルの約600タイトルを配信予定としている。
7月11日時点で配信開始が予定されている作品は、アントニオ・カルロス・ジョビン『イパネマの娘』、オールマン・ブラザーズ・バンド『ザ・ベスト』、クインシー・ジョーンズ『ソウル・ボサ・ノヴァ』、ザ・フー『トミー』、ジャック・ジョンソン『オン・アンド・オン』、ノラ・ジョーンズ『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』、マイルス・デイヴィス『マイルス・デイヴィス ボリューム1』、レニー・クラヴィッツ『自由への疾走』、加藤登紀子『広島 愛の川』など。全50タイトルは以下の表の通りだ(一部変更の場合もあるとのこと)。
<7月11日に配信開始予定の50作品>
ユニバーサルミュージックは傘下にDeutsche Grammophon、EMI、DECCA、Bluenote、Verveなどのレーベルも擁するが、これらの作品も提供されるとのこと。今後の配信予定の作品として、クラシックではカラヤン『ベートーベン交響曲第9番』、クライバー『ベートーベン交響曲第5番、7番』など。ジャズではジョン・コルトレーン、ルイ・アームストロング、ハービーハンコック。ロック/ポップスでは、ザ・ローリング・ストーンズ、エリック・クラプトン、エアロスミスなどを予定している。配信予定アーティストについては以下のような面々が発表されている。
<今後追加予定のアーティスト一覧>
発表会には、ユニバーサル ミュージックの深尾尚宏氏が登場。HQM SROREへのハイレゾ音源提供を開始した経緯などを説明してくれた。
同氏によれば、この1年半ほど、ユニバーサルの音源提供に向けてクリプトンと調整を進めてきたとのことだ。同社は洋楽ではレディ・ガガやローリング・ストーンズなど、邦楽では福山雅治、DREAMS COME TRUE、松任谷由実などを擁しているが、クラシックやジャズでもNo.1シェアを誇っているとのこと。近年ではEMIとの統合で、さらに大きなシェアを獲得している。
深尾氏はユニバーサル ミュージックがハイレゾ音源の提供に至った流れも説明。CDのポリカーボネートの透明度を上げることで音質を向上させた「SHM-CD」、CDの反射膜をアルミからプラチナに変更することで音質を高めたプラチナ「SHM-CD」など、CDでも多くの高音質化の提案を行ってきたと述べた。
ハイレゾ配信を開始した背景について、音楽配信において世界的にハイレゾが盛り上がっており、日本の状況にも注目が集まっているとコメント。海外では、日本はハードメーカーが切磋琢磨することで、コンテンツプロバイダーもハイレゾに対して意識が高まっていると見られているという。また、昨年はダウンロード配信の成長が頭打ちとなったものの、ハイレゾ配信については急成長していて、配信における唯一の成長ジャンルだと述べた。
加えて、ここ最近のハイレゾ配信の動向を調査すると、従来は50代が中心だったユーザーのボリュームゾーンが、40代に寄ってきているとのこと。さらに、20代でもハイレゾを楽しむユーザーが増えてきており、こうした年齢層の移行があるときはかならず市場拡大が起こると、ハイレゾ配信に自信を見せていた。
クリプトンのHQM STOREについては、ユーザー目線の配慮を高く評価しているという。今後については、7月11日に配信開始される50タイトルに加えて、前述のように年内で600タイトル以上のユニバーサル音源を配信予定。そのジャンル別の内訳は、ジャズが200、クラシックが200、ロック/ポップスが200程度となる予定だ。
発表会にはクリプトンの濱田社長も登場。ユニバーサル ミュージックのHQM STORE参加、そして同時に発表した「HQMクラウド」について意気込みを語った。
濱田氏は、ユニバーサル ミュージックからのハイレゾ音源提供を始めるために、時間をかけてシステムを強化・構築してきたとアピール。HQM STOREの配信タイトル数は、従来レーベルにユニバーサル作品を加えて、年内には1,000タイトルを超える見通しだという。
また、HQMクラウドを含めた同社のハイレゾへの取り組みを、2014年10月17日(金)〜10月19日(日)に開催される“音展”「オーディオ・ホームシアター展」でも大々的にアピールするとした。
配信開始時点でのタイトル数は約50作品で、価格はアルバム1枚3,000円程度からを予定(詳細は配信開始時に発表)。年内に、ユニバーサルの約600タイトルを配信予定としている。
7月11日時点で配信開始が予定されている作品は、アントニオ・カルロス・ジョビン『イパネマの娘』、オールマン・ブラザーズ・バンド『ザ・ベスト』、クインシー・ジョーンズ『ソウル・ボサ・ノヴァ』、ザ・フー『トミー』、ジャック・ジョンソン『オン・アンド・オン』、ノラ・ジョーンズ『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』、マイルス・デイヴィス『マイルス・デイヴィス ボリューム1』、レニー・クラヴィッツ『自由への疾走』、加藤登紀子『広島 愛の川』など。全50タイトルは以下の表の通りだ(一部変更の場合もあるとのこと)。
<7月11日に配信開始予定の50作品>
ユニバーサルミュージックは傘下にDeutsche Grammophon、EMI、DECCA、Bluenote、Verveなどのレーベルも擁するが、これらの作品も提供されるとのこと。今後の配信予定の作品として、クラシックではカラヤン『ベートーベン交響曲第9番』、クライバー『ベートーベン交響曲第5番、7番』など。ジャズではジョン・コルトレーン、ルイ・アームストロング、ハービーハンコック。ロック/ポップスでは、ザ・ローリング・ストーンズ、エリック・クラプトン、エアロスミスなどを予定している。配信予定アーティストについては以下のような面々が発表されている。
<今後追加予定のアーティスト一覧>
発表会には、ユニバーサル ミュージックの深尾尚宏氏が登場。HQM SROREへのハイレゾ音源提供を開始した経緯などを説明してくれた。
同氏によれば、この1年半ほど、ユニバーサルの音源提供に向けてクリプトンと調整を進めてきたとのことだ。同社は洋楽ではレディ・ガガやローリング・ストーンズなど、邦楽では福山雅治、DREAMS COME TRUE、松任谷由実などを擁しているが、クラシックやジャズでもNo.1シェアを誇っているとのこと。近年ではEMIとの統合で、さらに大きなシェアを獲得している。
深尾氏はユニバーサル ミュージックがハイレゾ音源の提供に至った流れも説明。CDのポリカーボネートの透明度を上げることで音質を向上させた「SHM-CD」、CDの反射膜をアルミからプラチナに変更することで音質を高めたプラチナ「SHM-CD」など、CDでも多くの高音質化の提案を行ってきたと述べた。
ハイレゾ配信を開始した背景について、音楽配信において世界的にハイレゾが盛り上がっており、日本の状況にも注目が集まっているとコメント。海外では、日本はハードメーカーが切磋琢磨することで、コンテンツプロバイダーもハイレゾに対して意識が高まっていると見られているという。また、昨年はダウンロード配信の成長が頭打ちとなったものの、ハイレゾ配信については急成長していて、配信における唯一の成長ジャンルだと述べた。
加えて、ここ最近のハイレゾ配信の動向を調査すると、従来は50代が中心だったユーザーのボリュームゾーンが、40代に寄ってきているとのこと。さらに、20代でもハイレゾを楽しむユーザーが増えてきており、こうした年齢層の移行があるときはかならず市場拡大が起こると、ハイレゾ配信に自信を見せていた。
クリプトンのHQM STOREについては、ユーザー目線の配慮を高く評価しているという。今後については、7月11日に配信開始される50タイトルに加えて、前述のように年内で600タイトル以上のユニバーサル音源を配信予定。そのジャンル別の内訳は、ジャズが200、クラシックが200、ロック/ポップスが200程度となる予定だ。
発表会にはクリプトンの濱田社長も登場。ユニバーサル ミュージックのHQM STORE参加、そして同時に発表した「HQMクラウド」について意気込みを語った。
濱田氏は、ユニバーサル ミュージックからのハイレゾ音源提供を始めるために、時間をかけてシステムを強化・構築してきたとアピール。HQM STOREの配信タイトル数は、従来レーベルにユニバーサル作品を加えて、年内には1,000タイトルを超える見通しだという。
また、HQMクラウドを含めた同社のハイレゾへの取り組みを、2014年10月17日(金)〜10月19日(日)に開催される“音展”「オーディオ・ホームシアター展」でも大々的にアピールするとした。