公開日 2014/12/01 18:41
AudioQuest、初のヘッドホン「NightHawk」
CEOが明かしていた存在の詳細が発表
AudioQuestは、同社初のヘッドホン「NightHawk」を2015年に発売すると発表。同社製品を取り扱うD&Mホールディングスが日本語での特設サイトを開設した。
同ブランドCEOのウィリアム・E・ロウ氏が当編集部のインタビューなど(関連記事)で言及していた製品の詳細情報が明らかにされた格好。セミオープン型を採用し、名称も「NightHawk」に決定した。
ドライバーには、「50mm ハイエクスカーションドライバー」を採用し、バイオセルロース製ピストン式振動板を搭載。その周囲にゴムを使用している。バイオセルロース素材は硬くて自動減衰するため、一般的なヘッドホンで多く採用されているマイラー樹脂よりもはるかに正確で音楽に適しているという。
さらに、特許を取得した「Split-gap 磁気回路」を採用。相互変調歪みを劇的に減らす設計とのことで、「はっきりくっきりとした広帯域対応、そして時間領域での卓越した解像度を実感できる、広がりのある自然で繊細な音場再生を実現する」という。
加えて、エアフローも方程式から導き出したという、対称に分配される湾曲を採用。これにより内部のドライバー構造を通って合理的に気流が流れ、エアポケットの気流の乱れやボイスコイルの揺れといった予測不可能な有害現象を減らすよう配慮した。
ハウジングには新素材「リキッドウッド」を採用。同素材は再生利用植物繊維に熱を加え、液化し、射出成型できるよう処理した木で、普通のプラスチックや木よりも音響特性がはるかに優れ、どのような幾何学形態にも対応可能だという。このリキッドウッドを使ってハウジングの形を人間の耳の形に近づけることで、「これまで以上にぴったりと快適にフィットし、聴いている時に頭と耳にかかるストレスが軽減されるようになっている」としている。
グリル部はチョウの羽のような構造をモチーフに、光を拡散して玉虫色に輝くダイヤモンド立方体の格子細工を採用。「SLS法(レーザー焼結法)」という先進付加製造技術を利用した3Dプリントによって形成した緻密な格子細工によってサウンドを拡散し、最終的に音楽の歪みや共振を解消するようにしたという。
また、イヤーキャップの外枠には、スピーカーキャビネットの内部補強と同じ発想の下に、支持梁が組み込む構造を採用して不要振動を抑制。さらに不要な振動を減らすため、外枠の内側にエラストマー被覆を施し、一方で、ウールとポリエステルを混ぜた制振素材を使用することで「抜群に滑らかで自然な周波数レスポンスが実現した」としている。
また、デザインには人間工学を採用。しなやかなヘッドバンドによりヘッドホン本体の重みがうまく分配されるように配慮した。加えて特許出願中のサスペンション装置により、イヤーキャップが自由に動き、ユーザーによって異なる様々な頭部の形状にも対応するとともに、イヤーキャップへの共振を遮断する。そして、イヤーキャップはソフトで丈夫なプロテインレザーを採用。この部分も形を人間の耳に似せており、パッドは奥に行くほど太くなっているため、快適性が増すとともに、ドライバーの角度を最適に調整して「正確で安定したイメージングを実現する」という。
そしてケーブルには、これまで同社培ってきたノウハウを投入したケーブルを採用。高純度のSolid Perfect-Surface Copper+ 導体や発泡ポリエチレン絶縁体、カーボンベースのNDS(Noise-Dissipation System)、銀メッキの先端など、同社のスピーカー用ケーブルやインターコネクトで使われているのと同じ要素が多数使われている。また、究極の純度を誇るというRed Copper とベリリウム銅ベースの金属の上に厚いダイレクトシルバーコーティングを施した独自の1/4インチ、直径3.5mmのヘッドフォンアダプターも採用している。
同ブランドCEOのウィリアム・E・ロウ氏が当編集部のインタビューなど(関連記事)で言及していた製品の詳細情報が明らかにされた格好。セミオープン型を採用し、名称も「NightHawk」に決定した。
ドライバーには、「50mm ハイエクスカーションドライバー」を採用し、バイオセルロース製ピストン式振動板を搭載。その周囲にゴムを使用している。バイオセルロース素材は硬くて自動減衰するため、一般的なヘッドホンで多く採用されているマイラー樹脂よりもはるかに正確で音楽に適しているという。
さらに、特許を取得した「Split-gap 磁気回路」を採用。相互変調歪みを劇的に減らす設計とのことで、「はっきりくっきりとした広帯域対応、そして時間領域での卓越した解像度を実感できる、広がりのある自然で繊細な音場再生を実現する」という。
加えて、エアフローも方程式から導き出したという、対称に分配される湾曲を採用。これにより内部のドライバー構造を通って合理的に気流が流れ、エアポケットの気流の乱れやボイスコイルの揺れといった予測不可能な有害現象を減らすよう配慮した。
ハウジングには新素材「リキッドウッド」を採用。同素材は再生利用植物繊維に熱を加え、液化し、射出成型できるよう処理した木で、普通のプラスチックや木よりも音響特性がはるかに優れ、どのような幾何学形態にも対応可能だという。このリキッドウッドを使ってハウジングの形を人間の耳の形に近づけることで、「これまで以上にぴったりと快適にフィットし、聴いている時に頭と耳にかかるストレスが軽減されるようになっている」としている。
グリル部はチョウの羽のような構造をモチーフに、光を拡散して玉虫色に輝くダイヤモンド立方体の格子細工を採用。「SLS法(レーザー焼結法)」という先進付加製造技術を利用した3Dプリントによって形成した緻密な格子細工によってサウンドを拡散し、最終的に音楽の歪みや共振を解消するようにしたという。
また、イヤーキャップの外枠には、スピーカーキャビネットの内部補強と同じ発想の下に、支持梁が組み込む構造を採用して不要振動を抑制。さらに不要な振動を減らすため、外枠の内側にエラストマー被覆を施し、一方で、ウールとポリエステルを混ぜた制振素材を使用することで「抜群に滑らかで自然な周波数レスポンスが実現した」としている。
また、デザインには人間工学を採用。しなやかなヘッドバンドによりヘッドホン本体の重みがうまく分配されるように配慮した。加えて特許出願中のサスペンション装置により、イヤーキャップが自由に動き、ユーザーによって異なる様々な頭部の形状にも対応するとともに、イヤーキャップへの共振を遮断する。そして、イヤーキャップはソフトで丈夫なプロテインレザーを採用。この部分も形を人間の耳に似せており、パッドは奥に行くほど太くなっているため、快適性が増すとともに、ドライバーの角度を最適に調整して「正確で安定したイメージングを実現する」という。
そしてケーブルには、これまで同社培ってきたノウハウを投入したケーブルを採用。高純度のSolid Perfect-Surface Copper+ 導体や発泡ポリエチレン絶縁体、カーボンベースのNDS(Noise-Dissipation System)、銀メッキの先端など、同社のスピーカー用ケーブルやインターコネクトで使われているのと同じ要素が多数使われている。また、究極の純度を誇るというRed Copper とベリリウム銅ベースの金属の上に厚いダイレクトシルバーコーティングを施した独自の1/4インチ、直径3.5mmのヘッドフォンアダプターも採用している。