• ブランド
    特設サイト
公開日 2015/02/05 18:42

ローランド、独自DSPエンジン搭載のUSBオーディオインターフェース「Super UA」を披露

2.8MHz DSDネイティブ再生に対応
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ローランドは、独自のDSPエンジンを搭載したUSBオーディオインターフェース「Super UA」を発売する。価格はオープンだが、7〜8万円前後での実売が予想される。

「Super UA」本体

ブレークアウト・ボックス

同社は本日、RolandおよびBOSSブランドの新製品内覧会を開催した。Super UAは先行して発表されていたが(関連ニュース)、今回の内覧会で初披露された。本機は2014年11月に発売されたDSDネイティブ再生対応の超小型USB-DAC「Mobile UA」(詳細レポート)の兄弟モデルで、Mobile UAと同様に、独自のDSPオーディオエンジン「S1LKi」(シルキー)を搭載している。

先行して登場した弟モデル「Mobile UA」

Super UAは352.8kHz/32bitまでのPCM、および5.6MHz/2.8MHzのDSD再生フォーマットに対応。なお、5.6MHz DSDは2.8MHzに、352.8kHz PCMについては176.4kHzにダウンコンバートとしての再生となる。A/DコンバーターはDSD非対応で、最大192kHz/24bitまでの対応となる。

ローランドが開発したDSPオーディオエンジン「S1LKi」(詳細記事)は、44.1kHzのフォーマットを一旦176.4kHz(48kHzの場合は192kHz)へアップサンプリングした上で1bit信号へ変換する高音質化技術。通常はD/Aコンバーター内で行われるアップサンプリング/ダウンサンプリングをこのS1LKiで実行することで、元データのフォーマットに最適化された音楽的な信号処理が可能となっている。

S1LKiは44.1kHzのフォーマットを一旦176.4kHzへアップサンプリングした上で1bit信号へと変換する高音質化技術

A/D変換においてもS1LKiの性能が発揮される

スタジオ品質のプリアンプ回路の搭載、ダイレクト・モニタリングが行えるデジタルミキサーの内蔵も本機の特徴。またA/Dコンバーター部にもS1LKiを用いることで、高品位なA/D変換を可能にしている。電源はACアダプターからの供給となる。

筐体はアルミダイキャスト製で、精度の高い金属加工が施されている。筐体上面には大型ボリューム・ダイヤル、操作に追随して発光するLEDインジケーター、レベルメーターなどを搭載している。

USBはmicro B端子を搭載。ライン入出力は、2chフォーン端子を各1系統ずつ備える。さらに2chのXLR入力およびXLR出力を搭載したブレークアウト・ボックスが付属。本体側の出力とは別に独立して使用することができ、最大6chのマルチチャンネル出力に対応している。

背面端子部。USB端子はmicro Bタイプとなる

パワードスピーカーおよびヘッドホンと組み合わせたデモの様子

ヘッドホン出力については、ステレオ標準端子とステレオミニ端子を1系統ずつ搭載している。本機はACアダプターからの電源供給を作用しており、電源が強化できたことでハイインピーダンス・ヘッドホンの駆動にも対応できるとのことだ。

本体前面にステレオ標準/ミニのヘッドホン出力を搭載

本体の外形寸法/質量の外形寸法は、115W×44H×161Dmm/490g。ブレークアウトボックスの外形寸法/質量は、136W×42H×65Dmm/360gとなる。

内覧会にはRJSカンパニー社長の富田高宏氏が挨拶。「今年もNAMMショウにて多くの製品を発表させていただき、すでにインターネット等でその詳細は伝わっているかと思います。しかし、我々が本当に伝えたいのはそのスペックではなく、新しい楽器で何ができるのか、どんな可能性が提案できるのかということです」とコメントした。

RJSカンパニー社長の富田高宏氏

また、同社が「Unleash」(解き放つ、の意)というコンセプトを基に今回の製品群を開発したことも紹介し、「これからもイマジネーションを解き放つ製品を手がけていきたいと思います」と説明していた。

内覧会では、今年1月末に開催された世界最大規模の楽器見本市「NAMM Show 2015」で発表された製品も多数紹介。Rolandブランドからは、アナログ/デジタルの2つのエンジンを搭載したクロスオーバーシンセサイザー「JD-Xi」、BOSSブランドからはベース用エフェクター“Bass Driver”「BB-1X」やボーカル用リバーブ“Vocal Echo”「VE-1」などが披露された。

”「BB-1X」

「JD-Xi」


サウンドクリエイター/シンガーのAZUMA HITOMIさんによるデモの様子

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX