公開日 2015/03/23 10:00
“ヤマハづくし”で堪能する、ピアニスト国府弘子さんのハイレゾ試聴&ライブに行ってきた
ハイレゾやCDなど様々な音源をヤマハのHi-Fi機器で聴く
ピアニスト 国府弘子さんによるトーク&ライブイベント「国府弘子のいい音、いい音楽。」が、3月14日(土)に東京・ヤマハ銀座スタジオで開催されました。国府さんご本人の解説を交えながら、ハイレゾやCDなどの様々な音源をヤマハのHi-Fi機器で堪能するというこのイベントに、編集部 杉浦がお邪魔してきました。
イベントの前半は、1月に発売された国府さんの最新アルバム『ピアノ一丁!』のほか、ビル・エヴァンス・トリオやビートルズなどの曲を満喫。さらに後半では、国府さんによる生演奏ライブも開催されました。しかも最新アルバム『ピアノ一丁!』の収録曲から5曲も国府さんが生演奏するという、何とも贅沢な内容。以下、そんなイベントの内容を少しずつレポートしていきたいと思います。
■「自宅でヤマハホールの音を堪能できる」− 国府さんの新譜から192/24音源を試聴
イベントは、ナビゲーター役にオーディオ評論家 和田博巳氏を迎え、国府さんとのトークセッション形式で進行しました。まず、国府さんのアルバム『ピアノ一丁!』から、タイトル曲「ピアノ一丁!」の192kHz/24bit音源を試聴。再生機器にはヤマハのUSB-DAC搭載CDプレーヤー「CD-S2100」、プリメインアンプ「A-S2100」、スピーカー「NS-F901」が用意され、CD-S2100のUSB-DAC機能を使ってPC内の192kHz/24bitハイレゾ音源を再生するという環境でした(→A-S2100/CD-S2100の特設サイトはこちら)。
ちなみに『ピアノ一丁!』のレコーディングは、本イベント開催場所と同じヤマハ銀座ビル内にある「ヤマハホール」で行われています。そして収録に使用されたピアノは「ヤマハコンサートグランドピアノ・CFX」。言ってみれば、ヤマハホールでヤマハ製ピアノで奏でられた音源を、今度は同じヤマハのホーム用オーディオ機器で堪能するという、楽器・再生機器・場所まで全て“ヤマハづくし”の内容だったわけです。
「ピアノ一丁!」のハイレゾ再生が終わったとき、会場からはその高品位な音に拍手が沸き起こりました。それを受けて和田氏は「思わず拍手をしてしまうほどの生々しい音でしたね」とコメント。さらに「私は同じ音源を自宅でも聴いてみたんですが、ハイレゾのクオリティによって楽器の生々しさだけではなく、場所の空気感まで再現されていて、自宅にいるのにヤマハホールで聴いているような感覚になりました」とその感想が語られました。
なお国府さんによれば、本作の収録時には「ピアノのゴージャスな響きを、ヘッドホンを通さずに生音で体感しながら演奏できるようにヤマハホールに機材を持ちこんで収録したんです」。また全体の音作りについても「リスナー1人1人に向かって語りかけているような“近くて親しみのある音”を目指してエンジニアさんに依頼しました」とのことでした。
続いてもう1つのハイレゾ音源として、今度は国府さんが「ジャズのピアノトリオならではの音」と語ったビル・エヴァンス・トリオ『ワルツ・フォー・デビイ』から「マイ・ロマンス(テイク1)」の192kHz/24bit音源を再生。いくつかの異なる演奏バージョンが音源として残っている本曲を引き合いに、「ジャズというのは同じ曲でも演奏ごとにアプローチが全く変わったりします。あえての部分と偶然の部分があると思いますが、その辺はどうなんですか?」と和田氏が質問すると、国府さんは「演奏する場所が変わると、室内の音環境も違いますし、使用するピアノも違います。そうなると必然的にセッションのアプローチが変わるんですよ」と回答。これには会場中が「なるほど」といった様子で頷いていました。
イベントの前半は、1月に発売された国府さんの最新アルバム『ピアノ一丁!』のほか、ビル・エヴァンス・トリオやビートルズなどの曲を満喫。さらに後半では、国府さんによる生演奏ライブも開催されました。しかも最新アルバム『ピアノ一丁!』の収録曲から5曲も国府さんが生演奏するという、何とも贅沢な内容。以下、そんなイベントの内容を少しずつレポートしていきたいと思います。
■「自宅でヤマハホールの音を堪能できる」− 国府さんの新譜から192/24音源を試聴
イベントは、ナビゲーター役にオーディオ評論家 和田博巳氏を迎え、国府さんとのトークセッション形式で進行しました。まず、国府さんのアルバム『ピアノ一丁!』から、タイトル曲「ピアノ一丁!」の192kHz/24bit音源を試聴。再生機器にはヤマハのUSB-DAC搭載CDプレーヤー「CD-S2100」、プリメインアンプ「A-S2100」、スピーカー「NS-F901」が用意され、CD-S2100のUSB-DAC機能を使ってPC内の192kHz/24bitハイレゾ音源を再生するという環境でした(→A-S2100/CD-S2100の特設サイトはこちら)。
ちなみに『ピアノ一丁!』のレコーディングは、本イベント開催場所と同じヤマハ銀座ビル内にある「ヤマハホール」で行われています。そして収録に使用されたピアノは「ヤマハコンサートグランドピアノ・CFX」。言ってみれば、ヤマハホールでヤマハ製ピアノで奏でられた音源を、今度は同じヤマハのホーム用オーディオ機器で堪能するという、楽器・再生機器・場所まで全て“ヤマハづくし”の内容だったわけです。
「ピアノ一丁!」のハイレゾ再生が終わったとき、会場からはその高品位な音に拍手が沸き起こりました。それを受けて和田氏は「思わず拍手をしてしまうほどの生々しい音でしたね」とコメント。さらに「私は同じ音源を自宅でも聴いてみたんですが、ハイレゾのクオリティによって楽器の生々しさだけではなく、場所の空気感まで再現されていて、自宅にいるのにヤマハホールで聴いているような感覚になりました」とその感想が語られました。
なお国府さんによれば、本作の収録時には「ピアノのゴージャスな響きを、ヘッドホンを通さずに生音で体感しながら演奏できるようにヤマハホールに機材を持ちこんで収録したんです」。また全体の音作りについても「リスナー1人1人に向かって語りかけているような“近くて親しみのある音”を目指してエンジニアさんに依頼しました」とのことでした。
続いてもう1つのハイレゾ音源として、今度は国府さんが「ジャズのピアノトリオならではの音」と語ったビル・エヴァンス・トリオ『ワルツ・フォー・デビイ』から「マイ・ロマンス(テイク1)」の192kHz/24bit音源を再生。いくつかの異なる演奏バージョンが音源として残っている本曲を引き合いに、「ジャズというのは同じ曲でも演奏ごとにアプローチが全く変わったりします。あえての部分と偶然の部分があると思いますが、その辺はどうなんですか?」と和田氏が質問すると、国府さんは「演奏する場所が変わると、室内の音環境も違いますし、使用するピアノも違います。そうなると必然的にセッションのアプローチが変わるんですよ」と回答。これには会場中が「なるほど」といった様子で頷いていました。
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