公開日 2016/06/13 16:28
<アナログオーディオフェア>REGAから要注目プレーヤー「Planar 3」登場。オルトフォン「SPU #1」日本初公開
ユキムのアクセサリーも充実
アナログオーディオ関連イベント「アナログオーディオフェア2016」が、6月11日・12日の2日間、東京・秋葉原の損保会館で開催された。入場は無料。本稿では完実電気関連ブースやトライオードのブースの模様を紹介していこう。
■英REGAから「Planar 3」が登場!
完実電気が力を入れて紹介していたのは、英REGAのアナログプレーヤー。先日当サイトでも「RP6」のレビュー記事をお届けしたが、今回のアナログオーディオフェアでは、さらに手頃なモデル「Planar 3」が初お目見えした。
このPlanar 3、現時点では日本での価格や発売日は未定だが、イギリスで絶大な人気を誇るブランドの主要モデルがついに日本に上陸するということで、熱い注目を集めていた。
■オルトフォン「SPU #1」が日本初公開
オルトフォンでは、この5月に独ミュンヘンで開催された「HIGH END」で初披露された「SPU #1」が日本初公開された。
同社のSPUカートリッジは、長年にわたってオーディオファンの支持を受けてきた、いわば同社のアイコン的な製品。その最新モデルがこの「SPU #1」である。「ナンバーワン」という名前には「初めてのオルトフォン」という意味も含まれているという。
丸針を採用した「SPU #1 S」、楕円針を採用した「SPU #1 E」の2機種をラインナップしているが、日本ではいずれも6万円台で、この秋頃に発売する予定という。今回のイベントでは音出しをしていなかったが、今後販売店でのイベントや、東京インターナショナルオーディオショウなどで音出しデモを行う予定という。
■ユキムは“浮くオーディオボード”「RELAXA」アピール
ユキムは、伊SAP社のフローティング型オーディオボード「RELAXA 530」を積極的にアピールしていた。
RELAXA 530は、磁力によってガラス製ボードを浮遊させる“フローティング・アイソレーション”を実現した製品。磁力は浮かせる部分だけに用いて、設置機器への磁力の影響は排除しているという。耐荷重は30kgで、ある程度重量のあるレコードプレーヤーにも活用できそうだ。価格が98,000円と、構造に対して比較的安価であることも特徴。
8月発売予定で、世界限定500台の販売予定だ。
そのほか、アナログレコードやSACD/CDなどの静電気を除去する「SK-EX」の新バージョンで、9月似発売予定の「SK-EX3」も展示。予価は28,000円(税抜)。
従来モデルのSK-EX2では最後に押し当てる作業を必要としていたが、SK-EX3ではこれを廃止。最後に中央下の金属部に触れるだけで静電気を除去できるという。
またユキムでは、モービル・フィデリティー関連の動向にも注目だ。同社がレコードプレーヤーの開発に乗り出したというニュースは今年1月のCESでもお伝えしたが、日本でも2016年9月に発売するという。プレーヤーは「Studio Deck」が予価15万円、「Ultra Deck」が予価27万円で、ともにアーム付き。ほかにMMカートリッジやフォノイコライザーも発売する予定だ。
そのほか完実電気ブースでは、DS Audioの光カートリッジ「DS Master1」も展示していた。カートリッジは70万円、専用イコライザーは150万円という超弩級モデルで、この5月に発売を開始したばかり。DS Audio光カートリッジのフラグシップモデルとなる。
■2枚のプラッターが逆回転する「KRONOS SPARTA」
トライオードブースは、TRIODEブランドや同社取り扱いブランドの製品を数多く展示していたが、その中でもアナログプレーヤーの主役は、カナダKRONOS社の「KRONOS SPARTA」(280万円)だ。
KRONOS SPARTAの大きな特徴は、大型のプラッターを2枚備え、それぞれが反対の方向に回転することで「捻転力」を抑えるというもの。これにより高音質再生が可能になるという。このような構造を採用したモデルはほかにもあるが、同社の山崎社長は、KRONOSの利点を丁寧に説明していた。
またトライオードブースでは、音楽の自然な頭外定位/前方定位をヘッドホンで実現することを目指した「CZ-1」を展示していた。「スピーカー再生したときのような自然な音」を目指して開発されたという密閉型ヘッドホンで、オーディオファンにこそ最適な製品。多くのオーディオファンが集うアナログオーディオフェアで本機をアピールしていた。
■英REGAから「Planar 3」が登場!
完実電気が力を入れて紹介していたのは、英REGAのアナログプレーヤー。先日当サイトでも「RP6」のレビュー記事をお届けしたが、今回のアナログオーディオフェアでは、さらに手頃なモデル「Planar 3」が初お目見えした。
このPlanar 3、現時点では日本での価格や発売日は未定だが、イギリスで絶大な人気を誇るブランドの主要モデルがついに日本に上陸するということで、熱い注目を集めていた。
■オルトフォン「SPU #1」が日本初公開
オルトフォンでは、この5月に独ミュンヘンで開催された「HIGH END」で初披露された「SPU #1」が日本初公開された。
同社のSPUカートリッジは、長年にわたってオーディオファンの支持を受けてきた、いわば同社のアイコン的な製品。その最新モデルがこの「SPU #1」である。「ナンバーワン」という名前には「初めてのオルトフォン」という意味も含まれているという。
丸針を採用した「SPU #1 S」、楕円針を採用した「SPU #1 E」の2機種をラインナップしているが、日本ではいずれも6万円台で、この秋頃に発売する予定という。今回のイベントでは音出しをしていなかったが、今後販売店でのイベントや、東京インターナショナルオーディオショウなどで音出しデモを行う予定という。
■ユキムは“浮くオーディオボード”「RELAXA」アピール
ユキムは、伊SAP社のフローティング型オーディオボード「RELAXA 530」を積極的にアピールしていた。
RELAXA 530は、磁力によってガラス製ボードを浮遊させる“フローティング・アイソレーション”を実現した製品。磁力は浮かせる部分だけに用いて、設置機器への磁力の影響は排除しているという。耐荷重は30kgで、ある程度重量のあるレコードプレーヤーにも活用できそうだ。価格が98,000円と、構造に対して比較的安価であることも特徴。
8月発売予定で、世界限定500台の販売予定だ。
そのほか、アナログレコードやSACD/CDなどの静電気を除去する「SK-EX」の新バージョンで、9月似発売予定の「SK-EX3」も展示。予価は28,000円(税抜)。
従来モデルのSK-EX2では最後に押し当てる作業を必要としていたが、SK-EX3ではこれを廃止。最後に中央下の金属部に触れるだけで静電気を除去できるという。
またユキムでは、モービル・フィデリティー関連の動向にも注目だ。同社がレコードプレーヤーの開発に乗り出したというニュースは今年1月のCESでもお伝えしたが、日本でも2016年9月に発売するという。プレーヤーは「Studio Deck」が予価15万円、「Ultra Deck」が予価27万円で、ともにアーム付き。ほかにMMカートリッジやフォノイコライザーも発売する予定だ。
そのほか完実電気ブースでは、DS Audioの光カートリッジ「DS Master1」も展示していた。カートリッジは70万円、専用イコライザーは150万円という超弩級モデルで、この5月に発売を開始したばかり。DS Audio光カートリッジのフラグシップモデルとなる。
■2枚のプラッターが逆回転する「KRONOS SPARTA」
トライオードブースは、TRIODEブランドや同社取り扱いブランドの製品を数多く展示していたが、その中でもアナログプレーヤーの主役は、カナダKRONOS社の「KRONOS SPARTA」(280万円)だ。
KRONOS SPARTAの大きな特徴は、大型のプラッターを2枚備え、それぞれが反対の方向に回転することで「捻転力」を抑えるというもの。これにより高音質再生が可能になるという。このような構造を採用したモデルはほかにもあるが、同社の山崎社長は、KRONOSの利点を丁寧に説明していた。
またトライオードブースでは、音楽の自然な頭外定位/前方定位をヘッドホンで実現することを目指した「CZ-1」を展示していた。「スピーカー再生したときのような自然な音」を目指して開発されたという密閉型ヘッドホンで、オーディオファンにこそ最適な製品。多くのオーディオファンが集うアナログオーディオフェアで本機をアピールしていた。