公開日 2018/01/13 09:30
<CES>AKM、高音質かつ低コストな新DAC「AK4493」アピール。USB Type-C向けや超低消費電力DACも
センシング製品もデモ
米ラスベガスで12日まで開催された「2018 International CES」。旭化成エレクトロニクス (AKM)はスイートルームにブースを構え、オーディオ製品やセンシング製品のデモを行っていた。
まず注目したいのは、この1月に発売されるオーディオ用DACの新製品「AK4493EQ」だ。ブースには、このDACを搭載したリファレンスモデルを展示。その音質を実際に体験できるだけでなく、同社の最上位DAC「AK4497EQ」との音質比較もできるようになっていた。
同社の“VELVET SOUNDアーキテクチャ”採用オーディオDACのフラグシップ「AK4497EQ」は、その音質の高さ、スペックの高さで高い評価を得ているが、そのぶん価格も高く、導入したくてもコスト面で折り合いがつかないケースがあったという。
今回のAK4493EQは、AK4497EQに比べてかなり安価で「値段が一桁違う」(同社)。このためセットメーカーにとって導入しやすいデバイスとなっている。もちろん絶対的なスペックはAK4497EQに譲るが、ダイナミックレンジ、S/Nは123dB(モノモード時126dB)で、歪み特性は-113dBを実現している。これまで同じポジションの製品だった「AK4490」に比べ、いずれも向上している。
また対応フォーマットについても、768kHzまでのPCM入力に対応するほか、DSDも22.4MHzまでの入力も可能。最新フォーマットにも対応しており、これもセットメーカーにとっては嬉しいポイントだ。
そのほか同社は、現在開発中という、USB Type-Cケーブルのリモコン部に搭載することを想定したデバイス「AK4572」も紹介。Androidなどでもイヤホンジャック非搭載のモデルが増えて来ていることから、専用製品の開発を行っている。ADCとDACを搭載していることはもちろん、デジタルアクティブノイズキャンセリング機能も搭載し、オン/オフが可能だ。さらに、風切りノイズ音を低減する機能も備えているという。DAC部は96kHz/32bitまで対応しているという。
また、超低消費電力のDAC「AK4331」も紹介していた。これは消費電力が4.5mWで、前述のAK4493が210mWであることと比較すると、まさにケタ違いの低消費電力で動作する。それでいてS/Nとダイナミックレンジは107dBを実現している、ハイファイクオリティの製品だ。ステレオデジタルマイクのインターフェースも備えている。対応フォーマットは最大192kHz/32bitで、DSDには非対応となっている。
まず注目したいのは、この1月に発売されるオーディオ用DACの新製品「AK4493EQ」だ。ブースには、このDACを搭載したリファレンスモデルを展示。その音質を実際に体験できるだけでなく、同社の最上位DAC「AK4497EQ」との音質比較もできるようになっていた。
同社の“VELVET SOUNDアーキテクチャ”採用オーディオDACのフラグシップ「AK4497EQ」は、その音質の高さ、スペックの高さで高い評価を得ているが、そのぶん価格も高く、導入したくてもコスト面で折り合いがつかないケースがあったという。
今回のAK4493EQは、AK4497EQに比べてかなり安価で「値段が一桁違う」(同社)。このためセットメーカーにとって導入しやすいデバイスとなっている。もちろん絶対的なスペックはAK4497EQに譲るが、ダイナミックレンジ、S/Nは123dB(モノモード時126dB)で、歪み特性は-113dBを実現している。これまで同じポジションの製品だった「AK4490」に比べ、いずれも向上している。
また対応フォーマットについても、768kHzまでのPCM入力に対応するほか、DSDも22.4MHzまでの入力も可能。最新フォーマットにも対応しており、これもセットメーカーにとっては嬉しいポイントだ。
そのほか同社は、現在開発中という、USB Type-Cケーブルのリモコン部に搭載することを想定したデバイス「AK4572」も紹介。Androidなどでもイヤホンジャック非搭載のモデルが増えて来ていることから、専用製品の開発を行っている。ADCとDACを搭載していることはもちろん、デジタルアクティブノイズキャンセリング機能も搭載し、オン/オフが可能だ。さらに、風切りノイズ音を低減する機能も備えているという。DAC部は96kHz/32bitまで対応しているという。
また、超低消費電力のDAC「AK4331」も紹介していた。これは消費電力が4.5mWで、前述のAK4493が210mWであることと比較すると、まさにケタ違いの低消費電力で動作する。それでいてS/Nとダイナミックレンジは107dBを実現している、ハイファイクオリティの製品だ。ステレオデジタルマイクのインターフェースも備えている。対応フォーマットは最大192kHz/32bitで、DSDには非対応となっている。