公開日 2018/06/16 17:18
<OTOTEN>テクニクス「SL-1000R」披露/ディナウディオは「Special Forty」など多彩なデモを実施
話題のフラグシップターンテーブルを体験
本日16日に開幕、明日17日まで開催される「OTOTEN 2018」(事前来場者登録はこちら)。本稿ではテクニクスとディナウディオの出展内容を紹介する。
G602に構えたテクニクスのブースでは、一言で言うとテクニクスのほぼすべてが体験できる。ヘッドホンからエントリークラスの一体型コンポ、そしてハイエンドオーディオシステムに至るまで、この4年弱でTecnicsブランドの製品がいかに質・量ともに充実したかが、ブースに足を運ぶことですぐに理解できる構成になっている。
中でも特に注目を集めているのが、ダイレクトドライブ方式ターンテーブル「SP-10R」、そしてSP-10Rを中心にしたアナログレコードプレーヤー「SL-1000R」だ。価格はSP-10Rが80万円、SL-1000Rが160万円(いずれも税抜)。
同社によると、5月25日に発売されたばかりの両機は、非常に受注が好調だという。構成比では、SP-10Rよりも、SL-1000Rを購入する方の方が多いとのこと。受注から納品までは3ヶ月かかるが、「納品が待ちきれない」という声を多く受けているのだという。
ブース内には、SP-10RやSL-1000Rに内蔵されたパーツ類が数多く置かれ、同社が両モデルに込めた様々な工夫が視覚的に理解できるようになっていた。明日まで多くのデモが行われているので、音質を確かめたいという方はぜひ足を運んでみよう。
また、将来を見据えた展示として大変興味深かったのが、テクニクス(パナソニック)が協業しているベルリン・フィルの演奏を、4K/HDR・ハイレゾストリーミング配信するデモだった。
ベルリン・フィルでは、すでに演奏を96kHz/24bitで収録している。このため、その音源を用いれば、技術的にはすぐにでもハイレゾストリーミングすることが可能。現在パナソニックとベルリン・フィルのあいだで、実用化のための協議を行っているという。
パナソニックが現在検討中のフォーマットはFLAC。音声だけで2-3Mbps程度になる見込みという。4K/HDR映像が20Mbps程度なので、おおむね1割増程度でハイレゾ化が実現できることになる。今後の進展に期待したい。
そのほかテクニクスブースには、一体型コンポ・ミニコンポのOTTAVA、コストパフォーマンスが高いPremium Class、中級オーディオのGrand Class、そしてハイエンドのReferenceクラスまで、様々な価格レンジの様々なラインナップが用意されている。SL-1200シリーズを使ったDJブースコーナーまであり、ブランドの多彩さがアピールされている。
■ディナウディオ
DYNAUDIO(ディナウディオ)ブースでは、ブックシェルフ「Special Forty」やContourシリーズがフィーチャーされており、両機をATOLLの新モデルで鳴らすデモを、小原由夫氏が講師になって行っていた。
「Special Forty」はその名の通り、ディナウディオ40周年を記念して作られたモデル。2ウェイ・ブックシェルフスピーカーで、ウーファー径は17cm。価格は45万円(税抜)となり、カラーはレッド・バーチとグレイ・バーチの2色をラインナップしているが、今回のOTOTENではレッド・バーチが置かれていた。なお、このレッド・バーチはすでに生産終了しており、日本での販売在庫は、7月以降に入荷予定の分のみ。
ディナウディオではそのほか、ワイヤレススピーカー「MUSICシリーズ」も出展。幾何学的なデザインが美しい一体型スピーカーで、Wi-FiやBluetoothを使った多彩なソースを再生できる多機能ぶりも話題となっている。
ATOLLでは「IN 200 Signature」「CD 200 Signature」、そして「PR 300 Signature」なども展示。またMOONでは、最新プリメインアンプの「Neo 240i」をフィーチャーしているほか、「380P」も展示していた。
また同社ではディナウディオのハイレゾ対応アクティブスピーカー「Focus 30XD」もアピール。スマホをプレーヤーにしても、良い音を鳴らせることができることをアピールしたいという。
G602に構えたテクニクスのブースでは、一言で言うとテクニクスのほぼすべてが体験できる。ヘッドホンからエントリークラスの一体型コンポ、そしてハイエンドオーディオシステムに至るまで、この4年弱でTecnicsブランドの製品がいかに質・量ともに充実したかが、ブースに足を運ぶことですぐに理解できる構成になっている。
中でも特に注目を集めているのが、ダイレクトドライブ方式ターンテーブル「SP-10R」、そしてSP-10Rを中心にしたアナログレコードプレーヤー「SL-1000R」だ。価格はSP-10Rが80万円、SL-1000Rが160万円(いずれも税抜)。
同社によると、5月25日に発売されたばかりの両機は、非常に受注が好調だという。構成比では、SP-10Rよりも、SL-1000Rを購入する方の方が多いとのこと。受注から納品までは3ヶ月かかるが、「納品が待ちきれない」という声を多く受けているのだという。
ブース内には、SP-10RやSL-1000Rに内蔵されたパーツ類が数多く置かれ、同社が両モデルに込めた様々な工夫が視覚的に理解できるようになっていた。明日まで多くのデモが行われているので、音質を確かめたいという方はぜひ足を運んでみよう。
また、将来を見据えた展示として大変興味深かったのが、テクニクス(パナソニック)が協業しているベルリン・フィルの演奏を、4K/HDR・ハイレゾストリーミング配信するデモだった。
ベルリン・フィルでは、すでに演奏を96kHz/24bitで収録している。このため、その音源を用いれば、技術的にはすぐにでもハイレゾストリーミングすることが可能。現在パナソニックとベルリン・フィルのあいだで、実用化のための協議を行っているという。
パナソニックが現在検討中のフォーマットはFLAC。音声だけで2-3Mbps程度になる見込みという。4K/HDR映像が20Mbps程度なので、おおむね1割増程度でハイレゾ化が実現できることになる。今後の進展に期待したい。
そのほかテクニクスブースには、一体型コンポ・ミニコンポのOTTAVA、コストパフォーマンスが高いPremium Class、中級オーディオのGrand Class、そしてハイエンドのReferenceクラスまで、様々な価格レンジの様々なラインナップが用意されている。SL-1200シリーズを使ったDJブースコーナーまであり、ブランドの多彩さがアピールされている。
■ディナウディオ
DYNAUDIO(ディナウディオ)ブースでは、ブックシェルフ「Special Forty」やContourシリーズがフィーチャーされており、両機をATOLLの新モデルで鳴らすデモを、小原由夫氏が講師になって行っていた。
「Special Forty」はその名の通り、ディナウディオ40周年を記念して作られたモデル。2ウェイ・ブックシェルフスピーカーで、ウーファー径は17cm。価格は45万円(税抜)となり、カラーはレッド・バーチとグレイ・バーチの2色をラインナップしているが、今回のOTOTENではレッド・バーチが置かれていた。なお、このレッド・バーチはすでに生産終了しており、日本での販売在庫は、7月以降に入荷予定の分のみ。
ディナウディオではそのほか、ワイヤレススピーカー「MUSICシリーズ」も出展。幾何学的なデザインが美しい一体型スピーカーで、Wi-FiやBluetoothを使った多彩なソースを再生できる多機能ぶりも話題となっている。
ATOLLでは「IN 200 Signature」「CD 200 Signature」、そして「PR 300 Signature」なども展示。またMOONでは、最新プリメインアンプの「Neo 240i」をフィーチャーしているほか、「380P」も展示していた。
また同社ではディナウディオのハイレゾ対応アクティブスピーカー「Focus 30XD」もアピール。スマホをプレーヤーにしても、良い音を鳴らせることができることをアピールしたいという。