公開日 2020/02/23 20:04
<オーディオフェスタ・イン・名古屋>テクニクス「SL-G700」でMQA-CD聴き比べなど実施
評論家による講演も好評
2月22日、23日と開催された東海地区最大規模のオーディオショウ、「第38回オーディオフェスタ・イン・名古屋」。本稿ではラックスマン、ノア/アークジョイア、完実電気、テクニクスのブースの模様をレポートする。
ラックスマンの目玉アイテムは、なんと言っても「D-10X」と「D-03X」のディスクプレーヤー2機種。ハイレゾCD(MQA-CD)がそのまま再生できるD-03Xは、税抜268,000円という価格もあり好調な滑り出しをみせているとのこと。一方のD-10Xは世界初のローム製DACチップを搭載したことが大きなポイント。価格は1,200,000円(税抜)で、4月に発売予定。オーディオ評論家の角田郁雄氏もデモンストレーションを行い、キース・ジャレットの「ケルン・コンサート」などでみせる、S/N高いサウンドに熱弁を奮っていた。
FOCALからはスピーカー「Sopra N°2」の新色が登場。カフェオレのような柔らかいニュアンスの「ライト・オーク」で、価格はこれまでと変わらずペア1,560,000円(税抜)。より手頃なラインナップとして「Chora 826」(価格ペア220,000円/税抜)も展示、ラックスマンのスタンダードプリメインアンプ「L-505uXII」を通じて鳴らしていた。
ノア/アーク・ジョイアのブースでは、エステロンのフラグシップスピーカー「FORZA」と、DE BAER(デベア)のアナログプレーヤー&トーンアーム「TOPAS/ONXY」という弩級モデルが堂々出展。パワーアンプにはソウリューションの「701」をモノラルで駆動し、広い空間に伸びやかなサウンドステージが堂々と展開していた。
ちなみに、ソウリューションのDAコンバーター「760」も参考出品として登場。プリアンプ「725」よりも高い価格になりそうとのことだが、背面を確認すると、デジタル入力系としてはUSB入力やLAN入力、I2Sの入出力に、アナログ出力はRCAとXLRを各1系統というシンプルな仕様。多機能というよりは音質的な内容に特化した製品であることを期待させる。
もうひとつ、参考出品の目玉はFRANCO SERBLINの「ACCORDO ESSENCE」。ブックシェルフ型の「ACCORDO」をさらに進化させた3ウェイ・フロアスタンディング型で、価格はペア1,850,000円。フランコ・セルブリン氏の遺志を受け継いだマッシミリアーノ・ファヴェッラ氏の設計によるもので、キャビネットにはウォルナット無垢材を使用。トゥイーターはACCORDOと同じものだが、ミッド・ウーファーとウーファーは新たにカスタムメイドのユニットを制作。
さらに、ソナス・ファベールの「Minima Amator II」も登場。1993年に発売になった「Minima Amator」の意匠を引き継ぎながらも、デザインは新設計。キャビネットには無垢のウォルナットを採用し、フロント・リアバッフルは本革素材。ノア推奨のスピーカースタンドとのセット販売を予定しているという。
完実電気は、スピーカー/ヘッドホンと製品ジャンルを分けて2ブースを展開。スピーカーサイドでは、DSオーディオ、クリプトン、オルトフォン、Rega、そして新たに取り扱いをスタートしたDEVIALET(デビアレ)をアピール。クリプトン「KS-5PX」「KX-1000P」などを用いたさまざまな組み合わせでシステム提案を行なっていた。
フランスのDEVIALETからは、完全鏡面仕上げのデュアルモノパワーアンプ「EXPERT PRO 1000」がイベント初登場。プレーヤーにはTechDASの「AIR FORCE V」にDSオーディオの光カートリッジ「DS-002」を組み合わせ、“現代アナログ” のサウンドを聴かせていた。また、オルトフォンからはMCトランス「ST-70」のほか、新登場のスピーカーケーブル「Reference SPK」“Premium” シリーズをアピールしていた。
ヘッドホン中心のブースでは、SHUREやBang & Olfusen、Master & Dynamic、FOSTEXのヘッドホンなどを展開。完全ワイヤレスイヤホンから有線ヘッドホンまで、多彩なラインナップを聴き比べることができた。DELAのNASやネットワークハブ「S100」の機能説明にも関心が寄せられていた。
テクニクスのブースでは、アナログプレーヤー「SP-10R」と、SACD/ネットワークプレーヤーの「SL-G700」という話題のプレーヤーをメインに展開。山之内氏の講演では、ワーナー・ミュージックより発売になった「ホルスト:惑星」(プレヴィン指揮、ロンドン交響楽団)のハイレゾCDを、MQAオン/オフで聴き比べる試みも実施。管楽器の広がり感や立体感など、聴きどころのポイントを解説していた。
また、ソニーミュージックから昨年末より販売されている、ワルター指揮・コロムビア交響楽団によるSACDシリーズを紹介。本作品では、トランペットとホルンの位置関係など、新リマスタリングにより再評価を得ているとし、さらに最新の技術を搭載したテクニクスのプレーヤーにより、かつては分からなかった音楽の真価が引き出されていることを解説していた。
ラックスマンの目玉アイテムは、なんと言っても「D-10X」と「D-03X」のディスクプレーヤー2機種。ハイレゾCD(MQA-CD)がそのまま再生できるD-03Xは、税抜268,000円という価格もあり好調な滑り出しをみせているとのこと。一方のD-10Xは世界初のローム製DACチップを搭載したことが大きなポイント。価格は1,200,000円(税抜)で、4月に発売予定。オーディオ評論家の角田郁雄氏もデモンストレーションを行い、キース・ジャレットの「ケルン・コンサート」などでみせる、S/N高いサウンドに熱弁を奮っていた。
FOCALからはスピーカー「Sopra N°2」の新色が登場。カフェオレのような柔らかいニュアンスの「ライト・オーク」で、価格はこれまでと変わらずペア1,560,000円(税抜)。より手頃なラインナップとして「Chora 826」(価格ペア220,000円/税抜)も展示、ラックスマンのスタンダードプリメインアンプ「L-505uXII」を通じて鳴らしていた。
ノア/アーク・ジョイアのブースでは、エステロンのフラグシップスピーカー「FORZA」と、DE BAER(デベア)のアナログプレーヤー&トーンアーム「TOPAS/ONXY」という弩級モデルが堂々出展。パワーアンプにはソウリューションの「701」をモノラルで駆動し、広い空間に伸びやかなサウンドステージが堂々と展開していた。
ちなみに、ソウリューションのDAコンバーター「760」も参考出品として登場。プリアンプ「725」よりも高い価格になりそうとのことだが、背面を確認すると、デジタル入力系としてはUSB入力やLAN入力、I2Sの入出力に、アナログ出力はRCAとXLRを各1系統というシンプルな仕様。多機能というよりは音質的な内容に特化した製品であることを期待させる。
もうひとつ、参考出品の目玉はFRANCO SERBLINの「ACCORDO ESSENCE」。ブックシェルフ型の「ACCORDO」をさらに進化させた3ウェイ・フロアスタンディング型で、価格はペア1,850,000円。フランコ・セルブリン氏の遺志を受け継いだマッシミリアーノ・ファヴェッラ氏の設計によるもので、キャビネットにはウォルナット無垢材を使用。トゥイーターはACCORDOと同じものだが、ミッド・ウーファーとウーファーは新たにカスタムメイドのユニットを制作。
さらに、ソナス・ファベールの「Minima Amator II」も登場。1993年に発売になった「Minima Amator」の意匠を引き継ぎながらも、デザインは新設計。キャビネットには無垢のウォルナットを採用し、フロント・リアバッフルは本革素材。ノア推奨のスピーカースタンドとのセット販売を予定しているという。
完実電気は、スピーカー/ヘッドホンと製品ジャンルを分けて2ブースを展開。スピーカーサイドでは、DSオーディオ、クリプトン、オルトフォン、Rega、そして新たに取り扱いをスタートしたDEVIALET(デビアレ)をアピール。クリプトン「KS-5PX」「KX-1000P」などを用いたさまざまな組み合わせでシステム提案を行なっていた。
フランスのDEVIALETからは、完全鏡面仕上げのデュアルモノパワーアンプ「EXPERT PRO 1000」がイベント初登場。プレーヤーにはTechDASの「AIR FORCE V」にDSオーディオの光カートリッジ「DS-002」を組み合わせ、“現代アナログ” のサウンドを聴かせていた。また、オルトフォンからはMCトランス「ST-70」のほか、新登場のスピーカーケーブル「Reference SPK」“Premium” シリーズをアピールしていた。
ヘッドホン中心のブースでは、SHUREやBang & Olfusen、Master & Dynamic、FOSTEXのヘッドホンなどを展開。完全ワイヤレスイヤホンから有線ヘッドホンまで、多彩なラインナップを聴き比べることができた。DELAのNASやネットワークハブ「S100」の機能説明にも関心が寄せられていた。
テクニクスのブースでは、アナログプレーヤー「SP-10R」と、SACD/ネットワークプレーヤーの「SL-G700」という話題のプレーヤーをメインに展開。山之内氏の講演では、ワーナー・ミュージックより発売になった「ホルスト:惑星」(プレヴィン指揮、ロンドン交響楽団)のハイレゾCDを、MQAオン/オフで聴き比べる試みも実施。管楽器の広がり感や立体感など、聴きどころのポイントを解説していた。
また、ソニーミュージックから昨年末より販売されている、ワルター指揮・コロムビア交響楽団によるSACDシリーズを紹介。本作品では、トランペットとホルンの位置関係など、新リマスタリングにより再評価を得ているとし、さらに最新の技術を搭載したテクニクスのプレーヤーにより、かつては分からなかった音楽の真価が引き出されていることを解説していた。