公開日 2021/03/26 00:00
PS Audio、SACDトランスポート「PerfectWave SACD」。ドライブメカを一新
独自のDigital Lens機能なども進化
完実電気は、PS AudioのSACDトランスポート “PerfectWave SACD” 「PW-SACDT」を本日3月26日より発売する。ブラックとシルバーの2色展開で、価格は99万円(税込)。
2009年発売の「PerfectWave Transport(PWT)」および2017年発売の「DirectStream Memory Player(DMP)」の流れを汲むディスクトランスポート。DMPはディスクドライブ用メカの供給問題によって生産完了を余儀なくされていたが、今回、ドライブメカを一新して、新たなディスクトランスポートを開発した。なお、北米向けモデルではWi-Fi内蔵で展開されるが、日本国内向けモデルではWi-Fi機能を省いている。
SACDやCDといったディスクメディアの再生の他、フロントパネルにはUSBターミナルが引き続き設けられ、USBメモリー等からのハイレゾ音源再生なども楽しめる。音楽ファイルはDSD(最大5.6MHz)、FLAC(最大192kHz/24bit)、ALAC (最大96kHz/24bit)、WAV(最大192kHz/24bit)などのフォーマットに対応している。
ディスクトレイにはアルミダイキャスト、メカニズムブラケットには2mm厚のスチールを採用するなどしたディスクドライブメカを搭載。剛性を高めることに加えて、異種素材の組み合わせによって共振点の分散化も実現している。
入力されたデジタル信号をメモリーに一度読み込み、時間軸上に再構成することで読み込みエラーやジッターノイズを最小化する「Digital Lens」機能もさらに進化。
大容量のFPGAとメモリー機能を担うRAM、セミコンダクターと微小なデーターマークを呼び出すことができる独自のアルゴリズムを組み合わせることにより、DSDをはじめとする大容量音楽データの高速度処理を実現したとのこと。これによりほぼリアルタイムで、ディスクに記録されているデジタル信号を読み込み、時間軸上に再構成し、ジッター、ノイズ、時間軸上のゆらぎ、そして、ディスクドライブから派生するエラーから解放するとしている。なお、Digital Lensの動作は、DSDACにも採用されている固定式Ultra Low Jitter Clockによりコントロールされている。
ディスクドライブメカ専用回路、デジタルオーディオ回路、電源供給回路と、それぞれ専用の基板を独立して搭載。電源供給もそれぞれの回路ごとに供給することにより、ノイズの回り込みや干渉を最小限にするよう配慮している。
なお、デジタルオーディオ回路は信号経路を最短にするよう設計。FPGA→デジタルレンズを経由したデジタル信号が、デジタルオーディオ信号用に開発されたアイソレーターから直接、各出力ターミナルへ送り込まれるようにすることで、信号回路上でノイズ等の影響を受けないようにしている。
電源回路もさらに改良。アナログ電源を採用し、リニアパワーサプライによる高音質化を実現したという。これにより、安定した電源供給だけでなく、電源部からの干渉を最小限に抑えた電源供給を実現したともしている。
また、新規でカスタム製トロイダルトランスを搭載し、漏洩磁束を最小限に抑えるよう配慮。ディスクドライブメカ専用回路基板、 デジタルオーディオ回路基板、それぞれに巻き線を分けることにより、ノイズの回り込みや干渉を抑えている。加えてすべてのレギュレーターはディスクリート構成とし、それぞれの回路専用に配置することで、安定した電源供給を実現したという。
さらに、ディスクドライブメカ専用回路上にあるUltra Low Jitter Clockとデジタルオーディオ回路上の出力ドライバーには、専用のレギュレーターを追加で設置。また、「コントロール用CPU」、「FPGAとDigital Lens」、「デジタル・オーディオ回路」、「ディスクライブメカ専用基板上のドライバーコントロールユニット」、「モーター」、「USB出力回路」と、それぞれの回路内の電圧の安定化とレギュレーターによる電流供給の安定化を同時に図っている。
コンデンサーには、オーディオ特性に優れたフィルムコンデンサーを採用。そのほかのパーツも、高品位でオーディオ特性に優れたものを試聴を重ねた上で採用しているという。
従来から引き続き、I2SでPS Audio DSDACおよびDSDAC Jrと接続した場合に限り、SACDからDSD信号をネイティブ出力することが可能。優先して読み出したい音楽信号を事前に設定することによってSACDの読み込み時間の短縮を図るSACDモード設定も引き続き搭載している。
ディスプレイも備え、リピート(Single/All)、SACDレイヤーの設定、ネットワーク設定、ソフトウェアのバージョンの確認がディスプレイ上で行える。
出力端子にはI2SとCoaxを1系統ずつ、BNCとXLRバランスを2系統ずつと、イーサネット端子を装備。I2S接続用にオーディオ再生に特化したHDMIケーブルを選定し同梱している。
2009年発売の「PerfectWave Transport(PWT)」および2017年発売の「DirectStream Memory Player(DMP)」の流れを汲むディスクトランスポート。DMPはディスクドライブ用メカの供給問題によって生産完了を余儀なくされていたが、今回、ドライブメカを一新して、新たなディスクトランスポートを開発した。なお、北米向けモデルではWi-Fi内蔵で展開されるが、日本国内向けモデルではWi-Fi機能を省いている。
SACDやCDといったディスクメディアの再生の他、フロントパネルにはUSBターミナルが引き続き設けられ、USBメモリー等からのハイレゾ音源再生なども楽しめる。音楽ファイルはDSD(最大5.6MHz)、FLAC(最大192kHz/24bit)、ALAC (最大96kHz/24bit)、WAV(最大192kHz/24bit)などのフォーマットに対応している。
ディスクトレイにはアルミダイキャスト、メカニズムブラケットには2mm厚のスチールを採用するなどしたディスクドライブメカを搭載。剛性を高めることに加えて、異種素材の組み合わせによって共振点の分散化も実現している。
入力されたデジタル信号をメモリーに一度読み込み、時間軸上に再構成することで読み込みエラーやジッターノイズを最小化する「Digital Lens」機能もさらに進化。
大容量のFPGAとメモリー機能を担うRAM、セミコンダクターと微小なデーターマークを呼び出すことができる独自のアルゴリズムを組み合わせることにより、DSDをはじめとする大容量音楽データの高速度処理を実現したとのこと。これによりほぼリアルタイムで、ディスクに記録されているデジタル信号を読み込み、時間軸上に再構成し、ジッター、ノイズ、時間軸上のゆらぎ、そして、ディスクドライブから派生するエラーから解放するとしている。なお、Digital Lensの動作は、DSDACにも採用されている固定式Ultra Low Jitter Clockによりコントロールされている。
ディスクドライブメカ専用回路、デジタルオーディオ回路、電源供給回路と、それぞれ専用の基板を独立して搭載。電源供給もそれぞれの回路ごとに供給することにより、ノイズの回り込みや干渉を最小限にするよう配慮している。
なお、デジタルオーディオ回路は信号経路を最短にするよう設計。FPGA→デジタルレンズを経由したデジタル信号が、デジタルオーディオ信号用に開発されたアイソレーターから直接、各出力ターミナルへ送り込まれるようにすることで、信号回路上でノイズ等の影響を受けないようにしている。
電源回路もさらに改良。アナログ電源を採用し、リニアパワーサプライによる高音質化を実現したという。これにより、安定した電源供給だけでなく、電源部からの干渉を最小限に抑えた電源供給を実現したともしている。
また、新規でカスタム製トロイダルトランスを搭載し、漏洩磁束を最小限に抑えるよう配慮。ディスクドライブメカ専用回路基板、 デジタルオーディオ回路基板、それぞれに巻き線を分けることにより、ノイズの回り込みや干渉を抑えている。加えてすべてのレギュレーターはディスクリート構成とし、それぞれの回路専用に配置することで、安定した電源供給を実現したという。
さらに、ディスクドライブメカ専用回路上にあるUltra Low Jitter Clockとデジタルオーディオ回路上の出力ドライバーには、専用のレギュレーターを追加で設置。また、「コントロール用CPU」、「FPGAとDigital Lens」、「デジタル・オーディオ回路」、「ディスクライブメカ専用基板上のドライバーコントロールユニット」、「モーター」、「USB出力回路」と、それぞれの回路内の電圧の安定化とレギュレーターによる電流供給の安定化を同時に図っている。
コンデンサーには、オーディオ特性に優れたフィルムコンデンサーを採用。そのほかのパーツも、高品位でオーディオ特性に優れたものを試聴を重ねた上で採用しているという。
従来から引き続き、I2SでPS Audio DSDACおよびDSDAC Jrと接続した場合に限り、SACDからDSD信号をネイティブ出力することが可能。優先して読み出したい音楽信号を事前に設定することによってSACDの読み込み時間の短縮を図るSACDモード設定も引き続き搭載している。
ディスプレイも備え、リピート(Single/All)、SACDレイヤーの設定、ネットワーク設定、ソフトウェアのバージョンの確認がディスプレイ上で行える。
出力端子にはI2SとCoaxを1系統ずつ、BNCとXLRバランスを2系統ずつと、イーサネット端子を装備。I2S接続用にオーディオ再生に特化したHDMIケーブルを選定し同梱している。