公開日 2021/08/18 16:25
「EISA AWARD 2021-2022」発表! 世界の専門メディアが注目製品を選定
『Audio Accessory』誌も選考に参加
1982年に欧州の専門誌によって設立された団体EISA(Expert Imaging and Sound Association)による、優れた製品を選出するEISA AWARDが今年も選定された。「ハイファイ」「ホームシアター・オーディオ」「ホームシアター・ディスプレイ&ビデオ」「車載オーディオ」「モバイルデバイス」「写真関連」の6つのカテゴリに分かれており、「ハイファイ」においては、小社刊行の『Audio Accessory』誌も日本を代表するメディアとして選出に加わっている。
EISA AWARD審査員であり、『Audio Accessory』編集長の伊佐山勝則は以下のようにコメントしている。
「今年もHi-Fiカテゴリの審査を行いましたが、非常に個性的で魅力的な製品を推薦できたことを嬉しく思います。日本国内にまだ導入されていない製品もありますが、今後の展開に期待が高まります。Bluesoundの『NODE』や、ケンブリッジオーディオの『EVO150』といったネットワークプレーヤーはオーディオファンの新しい時代を象徴するものですし、一方でオルトフォンのカートリッジ『2M Black LVB 250』といった “ベートーヴェン” の名を冠した限定モデルも、老舗ブランドの底力を見せるものです。レコード、CD、ストリーミングとそれぞれのジャンルで強力なアイテムが出揃うのもEISA AWARDの特徴ですね。日本メーカーからはマランツの『SACD 30n/MODEL30』が受賞しました。ヨーロッパのアワードで日本メーカーが高い評価を得ることは、私としても大変光栄に思います」
EISA AWARD、今年の受賞モデルについて、受賞コメントの抄訳とともに紹介しよう。
【EISA AWARD 2021-2022受賞モデル】
■FLOORSTANDING LOUDSPEAKERS
MONITOR AUDIO SILVER 500 7G
モニターオーディオの第7世代シルバーシリーズは、さまざまな音響的なイノベーションを取り入れたものですが、特にその技術はフラグシップとなる「Silver 500 7G」に集約されていると言えるでしょう。金属とセラミックのハイブリッドによる「C-CAM」トゥイーターは新しいモーターとハウジングを有しており、クリーンで甘やかな響きを聴かせます。ミッドレンジとバスドライバーとなる「RST II」は進化したセラミックコーティングの合金で、さらなる剛性を実現しています。
※日本国内にも今秋導入予定
■WIRELESS FLOORSTANDING LOUDSPEAKERS
SYSTEM AUDIO LEGEND 40.2 SILVERBACK
システムオーディオのエレガントなアクティブスピーカーは、単に細身なだけではなく、ユーザーが自分好みの最適なサウンドを実現できるテクノロジーが詰まっています。ワイヤレスの「Stereo Hub」を使うことで、自動または手動で部屋の音響特性にマッチした設定が可能です。
■WIRELESS STANDMOUNT LOUDSPEAKERS
KEF LS50 WIRELESS II
KEFの「LS50 Wireless II」は、「LS50 Wireless」の外見を踏襲し、「LS50 Meta」で培われた新技術MATを搭載する最新モデルです。洗練されたアプリによって、ポータブルデバイスからの再生やローカルネットワーク再生、ストリーミングサービスも利用できます。もちろん、KEF独自のUni-Qドライバーや内蔵アンプのコンビネーションにより、サイズを超えた音楽再生を実現できます。
■STANDMOUNT LOUDSPEAKERS
KEF LS50 META
EISAアワードを受賞した初代「LS50」に続き、KEFのエンジニアはさらにその技術を発展させ、MAT技術を搭載した「LS50 META」を誕生させました。MAT技術は、ドライバーの不要共振をより高度にコントロールするもので、サイズ感を超えた広いサウンドステージと豊かな低音、そして素晴らしいサウンドイメージを実現するものとなっています。
■HIGH-END LOUDSPEAKERS
WILSON AUDIO SABRINA X
Wilson Audioの「Sabrina」はコンパクトなハイエンドスピーカーとして高い評価を受けてきましたが、この「X」モデルにはさらなる改良が施されています。キャビネットは不活性なX-マテリアルにグロス仕上げが施されています。トゥイーターはフラグシップモデルから踏襲されたもの、ミッドレンジは「Sabrina」の技術を継承、ウーファーは新規設計されています。広いサウンドステージと拡張された低域が、アーティストの空気感を巨大なスケールで描き出します。
■STREAMING AMPLIFIER
CAMBRIDGE AUDIO EVO 150
コンパクトでクレバー、どんなスピーカーも駆動しオーディオルームを音楽で満たします。ケンブリッジオーディオの「EVO 150」は、スマートフォンからストリーミングサービスまで、様々な音源を自在に鳴らせる優れたストリーミングアンプです。またバランス入力やフォノ入力も搭載しており、さまざまなシステム拡張が可能です。専用アプリ「StreamMagic」をインストールすれば、家族全員で楽しむこともできます。
※国内導入未定
■INTEGRATED AMPLIFIER
ROTEL MICHI X3
「Michi X3」は、Rotelが復活させたMichiシリーズの中でも安い方のモデルとなりますが、どんなスピーカーでもドライブする確かな実力、そして繊細なタッチから大出力まで広く対応するスピードと温かみを備えたモデルとなっています。軽やかに、早く、そして細部までコントロールされた美しい大出力を実現することが、今回の受賞の決め手となりました。
■POWER AMPLIFIER
NAD C298
NADブランドはアンプから始まり、おおよそ半世紀に渡りその技術を進化させてきました。「C298」パワーアンプは、ハイファイオーディオファンはもちろん、シアターシステムやカスタムインストールにも利用できる優れたデザインが特徴的です。エネルギー効率の良い「Purifi Eigentakt」アンプテクノロジーによって、どのようなスピーカーも強力に駆動します。そのサウンドは驚異的なものです。
■DIGITAL MUSIC PLAYER
BLUESOUND NODE
Bluesoundのマルチルームワイヤレスシステムは革命的なものでした。そして新たに登場した「NODE」プレーヤーは、マルチルームシステムを簡単に構築できるプレーヤーで、Wi-Fi、イーサネット、AirPlay2、aptX HDなどのワイヤレス再生を実現することができます。またHDMI ARCも搭載しており、テレビやゲーム機との連携も可能。それらのシステムを「BluOS」アプリやボイスコントロールで操作できます。
※年内めどに国内導入予定
■HIGH-END MUSIC PLAYER
HIFI ROSE RS150
HIFI ROSEの「RS150」は、フロントに大型ディスプレイを装備する非常に柔軟なネットワークプレーヤー/DACです。Bluetoothからハイレゾ再生も可能で、内部にSSDストレージをインストールすることでオールインワンのミュージックライブラリを構築することもできます。サウンドはリッチで、ディテールに富んでいます。
■DAC
CAMBRIDGE AUDIO DACMAGIC 200M
ケンブリッジオーディオは1994年からDAコンバーターを作り続けてきましたが、この「DacMagic 200M」はその最新モデルになります。最大対応サンプリングレードは768kHz/24bitとDSD512に対応し、デスクトップでヘッドホン再生をする場合はもちろん、メインのオーディオシステムに組み込むこともできます。はっきりとした細部の表現豊かなサウンドを楽しめます。
※国内導入の予定あり、時期未定
■VALUE TURNTABLE
PRO-JECT DEBUT PRO
ブランドの創立30周年を記念して、Pro-Jectのエントリークラスのアナログプレーヤーがリファインされました。新しいカーボンアロイトーンアームだけではなく、プラッターもより強固にダンプされ、アームとモーターのサスペンションもさらに強化されています。新しい「Pick it Pro」カートリッジも同梱されており、セットアップも用意です。まさに入門クラスのチャンピオンモデルと言えるでしょう。
※国内導入未定
■HIGH-END TURNTABLE
THORENS TD 124 DD
トーレンスのアナログプレーヤー「TD 124 DD」は、ヴィンテージのような見た目ですが、サウンドは間違いなく最新のものです。型番の「DD」はダイレクトドライブモデルであることを意味しており、このデザインにマッチする最新のトーンアームがセットされています。「SPU 124」カートリッジとの組み合わせも最高です。
■PHONO CARTRIDGE
ORTOFON 2M BLACK LVB 250
オルトフォンのロングセラーMMカートリッジ「2M」に、新たにベートーヴェン生誕250周年を記念したモデルが登場しました。カートリッジのサイドには、有名なベートーヴェンの肖像が描かれています。このカートリッジは、クラシックやジャズ、アコースティック音楽に特に適したサウンドを実現します。そのサウンドは頑強で、弦などのアコースティック楽器のみずみずしさを表現し、優れたステレオフォーカスと奥行きを実現しています。
■PHONO STAGE
HEGEL V10
ヘーゲルは、同社の定評あるアンプラインナップの中に、ついにフォノイコライザーを追加しました。「V10」はMM/MCの両カートリッジに対応し、幅広いゲインと負荷に対応、サブソニックフィルターも用意されており、筐体背面のディップスイッチで調整ができます。このフォノイコライザーのベストなセッティングを時間をかけて追い込むことで、スムーズで示唆に富むアナログ再生を実現できることでしょう。
■STEREO SYSTEM
MARANTZ MODEL 30/SACD 30N
マランツの30シリーズは、ブランドの往年の銘機を彷彿とさせるクラシカルなデザインと、最新の機能が融合した新しいスタイルを兼ね備えています。Model 30アンプとSACD 30nプレーヤーの組み合わせは、まさに「勝利」と言えるでしょう。アンプは、シンプルな設計で限りなくピュアなサウンドを引き出し、一方のSACDプレーヤーは、ディスクからストリーミングまで、音楽のあらゆる可能性をもたらしてくれます。マランツはこの組み合わせを、「モダン・ミュージカル・ラグジュアリー」を呼びます。この豊かでパワフルで贅沢なクオリティのサウンドは、まさにその約束に答えてくれるでしょう。
■HEADPHONE SOLUTION
NAIM UNITI ATOM HEADPHONE EDITION
とどまることを知らないヘッドホン再生の盛り上がりに答えるべく、Naimはエントリーレベルの「Uniti Atom」に、ヘッドホン向けモデルも生み出しました。フラグシップ機である「Statement」のアンプ技術を引き継ぎ、ネットワークやストリーミング再生と、バランス/シングルエンドヘッドホン出力を両立させています。また、パワーアンプやアクティブスピーカーと直結して再生することもできます。
■HEADPHONES
FOCAL CLEAR MG
Focalの「Clear」ヘッドホンも素晴らしいモデルでしたが、「Clear MG」はさらにその上を行っています。新しいピュアマグネシウムドライバーは開放型ハウジングの共振コントロールを進化させ、ユーザーの耳に最適化されたドライバーの配置に変化しています。その結果、オリジナルの開放感はそのままに、さらなるハイスピードと明瞭さ、そして正確さを手に入れました。本機は音楽からさらなるディテールを引き出し、頭の中だけでは完結しない、真にリアリティーのある音楽をあなたの眼前に呼び起こしてくれるでしょう。
■HIGH-END HEADPHONES
T+A SOLITAIRE P-SE
T+Aは、ヘッドホン「Solitaire P」と、ヘッドホンアンプ「HA200」という頂点を目指す野心的な組み合わせで、ヘッドホンの世界に参入してきました。この「Solitaire P-SE」は、平面振動板などを簡略化することで、より手頃な価格を実現しています。しかし、重量感や豊かさ、インパクトにおいてもあくまでハイエンドのデザインを志向しており、音楽の広い視野を提供してくれます。
■VALUE HEADPHONES
SENNHEISER HD 560S
ゼンハイザーは、ヘッドホンはもとより、レコーディングマイクの世界においても高い評価を得てきました。そしてこの「HD 560S」は、これまで培ってきた知識を結集したモデルで、優れたディテールと早く明瞭な低音によるワイドオープンなサウンドにより、リアルで印象的なステージを実現しています。ポリマー物質による新しいドライバーはリニアな反応と空気感豊かな高音を生み出し、最適な角度に配置されたドライバーによって、リアルな臨場感を実現しています。
■COMPACT SUBWOOFER
SVS 3000 MICRO
SVSのこのサブウーファーは、8インチ・アルミニウムコーンというこれまでで最も小さいドライバーを採用しており、30cm四方未満の強固なキャビネットに2つのドライバーを収めています。本機はスペースの限られたホームシアターやリビングでの使用を想定していますが、期待に応えるパフォーマンスを実現してくれるでしょう。
■HI-FI SUBWOOFER
KEF KC62
KEFのサブウーファー「KC62」は各辺がたった25cmという小型サイズながら、直径16.5cmのペアユニットを搭載、そのサウンドは非常にマッシブで高速、コントロールされた低域が地中深くまで響きます。対向するドライバーにはUni-Coreフォースキャンセリングが採用されており、500Wの出力を実現します。
■HI-FI ACCESSORY
FERRUM HYPSOS
「電源がすべて」という考えのもと、ポーランドのブランドFERRUMが生み出したDCパワーサプライ「Hypsos」。5Vから30VまでのDC電源を供給できるほか、100以上の有名な製品に対応した設定が用意されています。
■WIRELESS HEADPHONES
PHILIPS FIDELIO L3
フィリップスの「Fidelio L3」はラインナップの中でもトップモデルですが、スタイリッシュなオーバーイヤー型のデザインで、美しさと効率、そしてサウンドクオリティを高度に両立させています。2つのマイクによるアクティブノイズキャンセリング(ANC)は完全な透明性を実現しています。その一方で40mmドライバーからの周波数特性は驚くべきもので、トーンバランスはANCが効いていても変化しません。
■IN-EAR HEADPHONES
LG TONE FREE FP8
LGの完全ワイヤレス「TONE FREE FP8」は、メリディアンとのパートナーシップによって生まれました。価格も手頃、10時間の連続使用時間、Bluetooth 5.2によるスマートホンとの用意なペアリングが可能で、8mmのハイブリッドドライバーにより、音楽や人の声を明瞭に再生します。ANCも効果的で、長時間のリスニングでもストレスを感じさせません。
EISA AWARD審査員であり、『Audio Accessory』編集長の伊佐山勝則は以下のようにコメントしている。
「今年もHi-Fiカテゴリの審査を行いましたが、非常に個性的で魅力的な製品を推薦できたことを嬉しく思います。日本国内にまだ導入されていない製品もありますが、今後の展開に期待が高まります。Bluesoundの『NODE』や、ケンブリッジオーディオの『EVO150』といったネットワークプレーヤーはオーディオファンの新しい時代を象徴するものですし、一方でオルトフォンのカートリッジ『2M Black LVB 250』といった “ベートーヴェン” の名を冠した限定モデルも、老舗ブランドの底力を見せるものです。レコード、CD、ストリーミングとそれぞれのジャンルで強力なアイテムが出揃うのもEISA AWARDの特徴ですね。日本メーカーからはマランツの『SACD 30n/MODEL30』が受賞しました。ヨーロッパのアワードで日本メーカーが高い評価を得ることは、私としても大変光栄に思います」
EISA AWARD、今年の受賞モデルについて、受賞コメントの抄訳とともに紹介しよう。
【EISA AWARD 2021-2022受賞モデル】
■FLOORSTANDING LOUDSPEAKERS
MONITOR AUDIO SILVER 500 7G
モニターオーディオの第7世代シルバーシリーズは、さまざまな音響的なイノベーションを取り入れたものですが、特にその技術はフラグシップとなる「Silver 500 7G」に集約されていると言えるでしょう。金属とセラミックのハイブリッドによる「C-CAM」トゥイーターは新しいモーターとハウジングを有しており、クリーンで甘やかな響きを聴かせます。ミッドレンジとバスドライバーとなる「RST II」は進化したセラミックコーティングの合金で、さらなる剛性を実現しています。
※日本国内にも今秋導入予定
■WIRELESS FLOORSTANDING LOUDSPEAKERS
SYSTEM AUDIO LEGEND 40.2 SILVERBACK
システムオーディオのエレガントなアクティブスピーカーは、単に細身なだけではなく、ユーザーが自分好みの最適なサウンドを実現できるテクノロジーが詰まっています。ワイヤレスの「Stereo Hub」を使うことで、自動または手動で部屋の音響特性にマッチした設定が可能です。
■WIRELESS STANDMOUNT LOUDSPEAKERS
KEF LS50 WIRELESS II
KEFの「LS50 Wireless II」は、「LS50 Wireless」の外見を踏襲し、「LS50 Meta」で培われた新技術MATを搭載する最新モデルです。洗練されたアプリによって、ポータブルデバイスからの再生やローカルネットワーク再生、ストリーミングサービスも利用できます。もちろん、KEF独自のUni-Qドライバーや内蔵アンプのコンビネーションにより、サイズを超えた音楽再生を実現できます。
■STANDMOUNT LOUDSPEAKERS
KEF LS50 META
EISAアワードを受賞した初代「LS50」に続き、KEFのエンジニアはさらにその技術を発展させ、MAT技術を搭載した「LS50 META」を誕生させました。MAT技術は、ドライバーの不要共振をより高度にコントロールするもので、サイズ感を超えた広いサウンドステージと豊かな低音、そして素晴らしいサウンドイメージを実現するものとなっています。
■HIGH-END LOUDSPEAKERS
WILSON AUDIO SABRINA X
Wilson Audioの「Sabrina」はコンパクトなハイエンドスピーカーとして高い評価を受けてきましたが、この「X」モデルにはさらなる改良が施されています。キャビネットは不活性なX-マテリアルにグロス仕上げが施されています。トゥイーターはフラグシップモデルから踏襲されたもの、ミッドレンジは「Sabrina」の技術を継承、ウーファーは新規設計されています。広いサウンドステージと拡張された低域が、アーティストの空気感を巨大なスケールで描き出します。
■STREAMING AMPLIFIER
CAMBRIDGE AUDIO EVO 150
コンパクトでクレバー、どんなスピーカーも駆動しオーディオルームを音楽で満たします。ケンブリッジオーディオの「EVO 150」は、スマートフォンからストリーミングサービスまで、様々な音源を自在に鳴らせる優れたストリーミングアンプです。またバランス入力やフォノ入力も搭載しており、さまざまなシステム拡張が可能です。専用アプリ「StreamMagic」をインストールすれば、家族全員で楽しむこともできます。
※国内導入未定
■INTEGRATED AMPLIFIER
ROTEL MICHI X3
「Michi X3」は、Rotelが復活させたMichiシリーズの中でも安い方のモデルとなりますが、どんなスピーカーでもドライブする確かな実力、そして繊細なタッチから大出力まで広く対応するスピードと温かみを備えたモデルとなっています。軽やかに、早く、そして細部までコントロールされた美しい大出力を実現することが、今回の受賞の決め手となりました。
■POWER AMPLIFIER
NAD C298
NADブランドはアンプから始まり、おおよそ半世紀に渡りその技術を進化させてきました。「C298」パワーアンプは、ハイファイオーディオファンはもちろん、シアターシステムやカスタムインストールにも利用できる優れたデザインが特徴的です。エネルギー効率の良い「Purifi Eigentakt」アンプテクノロジーによって、どのようなスピーカーも強力に駆動します。そのサウンドは驚異的なものです。
■DIGITAL MUSIC PLAYER
BLUESOUND NODE
Bluesoundのマルチルームワイヤレスシステムは革命的なものでした。そして新たに登場した「NODE」プレーヤーは、マルチルームシステムを簡単に構築できるプレーヤーで、Wi-Fi、イーサネット、AirPlay2、aptX HDなどのワイヤレス再生を実現することができます。またHDMI ARCも搭載しており、テレビやゲーム機との連携も可能。それらのシステムを「BluOS」アプリやボイスコントロールで操作できます。
※年内めどに国内導入予定
■HIGH-END MUSIC PLAYER
HIFI ROSE RS150
HIFI ROSEの「RS150」は、フロントに大型ディスプレイを装備する非常に柔軟なネットワークプレーヤー/DACです。Bluetoothからハイレゾ再生も可能で、内部にSSDストレージをインストールすることでオールインワンのミュージックライブラリを構築することもできます。サウンドはリッチで、ディテールに富んでいます。
■DAC
CAMBRIDGE AUDIO DACMAGIC 200M
ケンブリッジオーディオは1994年からDAコンバーターを作り続けてきましたが、この「DacMagic 200M」はその最新モデルになります。最大対応サンプリングレードは768kHz/24bitとDSD512に対応し、デスクトップでヘッドホン再生をする場合はもちろん、メインのオーディオシステムに組み込むこともできます。はっきりとした細部の表現豊かなサウンドを楽しめます。
※国内導入の予定あり、時期未定
■VALUE TURNTABLE
PRO-JECT DEBUT PRO
ブランドの創立30周年を記念して、Pro-Jectのエントリークラスのアナログプレーヤーがリファインされました。新しいカーボンアロイトーンアームだけではなく、プラッターもより強固にダンプされ、アームとモーターのサスペンションもさらに強化されています。新しい「Pick it Pro」カートリッジも同梱されており、セットアップも用意です。まさに入門クラスのチャンピオンモデルと言えるでしょう。
※国内導入未定
■HIGH-END TURNTABLE
THORENS TD 124 DD
トーレンスのアナログプレーヤー「TD 124 DD」は、ヴィンテージのような見た目ですが、サウンドは間違いなく最新のものです。型番の「DD」はダイレクトドライブモデルであることを意味しており、このデザインにマッチする最新のトーンアームがセットされています。「SPU 124」カートリッジとの組み合わせも最高です。
■PHONO CARTRIDGE
ORTOFON 2M BLACK LVB 250
オルトフォンのロングセラーMMカートリッジ「2M」に、新たにベートーヴェン生誕250周年を記念したモデルが登場しました。カートリッジのサイドには、有名なベートーヴェンの肖像が描かれています。このカートリッジは、クラシックやジャズ、アコースティック音楽に特に適したサウンドを実現します。そのサウンドは頑強で、弦などのアコースティック楽器のみずみずしさを表現し、優れたステレオフォーカスと奥行きを実現しています。
■PHONO STAGE
HEGEL V10
ヘーゲルは、同社の定評あるアンプラインナップの中に、ついにフォノイコライザーを追加しました。「V10」はMM/MCの両カートリッジに対応し、幅広いゲインと負荷に対応、サブソニックフィルターも用意されており、筐体背面のディップスイッチで調整ができます。このフォノイコライザーのベストなセッティングを時間をかけて追い込むことで、スムーズで示唆に富むアナログ再生を実現できることでしょう。
■STEREO SYSTEM
MARANTZ MODEL 30/SACD 30N
マランツの30シリーズは、ブランドの往年の銘機を彷彿とさせるクラシカルなデザインと、最新の機能が融合した新しいスタイルを兼ね備えています。Model 30アンプとSACD 30nプレーヤーの組み合わせは、まさに「勝利」と言えるでしょう。アンプは、シンプルな設計で限りなくピュアなサウンドを引き出し、一方のSACDプレーヤーは、ディスクからストリーミングまで、音楽のあらゆる可能性をもたらしてくれます。マランツはこの組み合わせを、「モダン・ミュージカル・ラグジュアリー」を呼びます。この豊かでパワフルで贅沢なクオリティのサウンドは、まさにその約束に答えてくれるでしょう。
■HEADPHONE SOLUTION
NAIM UNITI ATOM HEADPHONE EDITION
とどまることを知らないヘッドホン再生の盛り上がりに答えるべく、Naimはエントリーレベルの「Uniti Atom」に、ヘッドホン向けモデルも生み出しました。フラグシップ機である「Statement」のアンプ技術を引き継ぎ、ネットワークやストリーミング再生と、バランス/シングルエンドヘッドホン出力を両立させています。また、パワーアンプやアクティブスピーカーと直結して再生することもできます。
■HEADPHONES
FOCAL CLEAR MG
Focalの「Clear」ヘッドホンも素晴らしいモデルでしたが、「Clear MG」はさらにその上を行っています。新しいピュアマグネシウムドライバーは開放型ハウジングの共振コントロールを進化させ、ユーザーの耳に最適化されたドライバーの配置に変化しています。その結果、オリジナルの開放感はそのままに、さらなるハイスピードと明瞭さ、そして正確さを手に入れました。本機は音楽からさらなるディテールを引き出し、頭の中だけでは完結しない、真にリアリティーのある音楽をあなたの眼前に呼び起こしてくれるでしょう。
■HIGH-END HEADPHONES
T+A SOLITAIRE P-SE
T+Aは、ヘッドホン「Solitaire P」と、ヘッドホンアンプ「HA200」という頂点を目指す野心的な組み合わせで、ヘッドホンの世界に参入してきました。この「Solitaire P-SE」は、平面振動板などを簡略化することで、より手頃な価格を実現しています。しかし、重量感や豊かさ、インパクトにおいてもあくまでハイエンドのデザインを志向しており、音楽の広い視野を提供してくれます。
■VALUE HEADPHONES
SENNHEISER HD 560S
ゼンハイザーは、ヘッドホンはもとより、レコーディングマイクの世界においても高い評価を得てきました。そしてこの「HD 560S」は、これまで培ってきた知識を結集したモデルで、優れたディテールと早く明瞭な低音によるワイドオープンなサウンドにより、リアルで印象的なステージを実現しています。ポリマー物質による新しいドライバーはリニアな反応と空気感豊かな高音を生み出し、最適な角度に配置されたドライバーによって、リアルな臨場感を実現しています。
■COMPACT SUBWOOFER
SVS 3000 MICRO
SVSのこのサブウーファーは、8インチ・アルミニウムコーンというこれまでで最も小さいドライバーを採用しており、30cm四方未満の強固なキャビネットに2つのドライバーを収めています。本機はスペースの限られたホームシアターやリビングでの使用を想定していますが、期待に応えるパフォーマンスを実現してくれるでしょう。
■HI-FI SUBWOOFER
KEF KC62
KEFのサブウーファー「KC62」は各辺がたった25cmという小型サイズながら、直径16.5cmのペアユニットを搭載、そのサウンドは非常にマッシブで高速、コントロールされた低域が地中深くまで響きます。対向するドライバーにはUni-Coreフォースキャンセリングが採用されており、500Wの出力を実現します。
■HI-FI ACCESSORY
FERRUM HYPSOS
「電源がすべて」という考えのもと、ポーランドのブランドFERRUMが生み出したDCパワーサプライ「Hypsos」。5Vから30VまでのDC電源を供給できるほか、100以上の有名な製品に対応した設定が用意されています。
■WIRELESS HEADPHONES
PHILIPS FIDELIO L3
フィリップスの「Fidelio L3」はラインナップの中でもトップモデルですが、スタイリッシュなオーバーイヤー型のデザインで、美しさと効率、そしてサウンドクオリティを高度に両立させています。2つのマイクによるアクティブノイズキャンセリング(ANC)は完全な透明性を実現しています。その一方で40mmドライバーからの周波数特性は驚くべきもので、トーンバランスはANCが効いていても変化しません。
■IN-EAR HEADPHONES
LG TONE FREE FP8
LGの完全ワイヤレス「TONE FREE FP8」は、メリディアンとのパートナーシップによって生まれました。価格も手頃、10時間の連続使用時間、Bluetooth 5.2によるスマートホンとの用意なペアリングが可能で、8mmのハイブリッドドライバーにより、音楽や人の声を明瞭に再生します。ANCも効果的で、長時間のリスニングでもストレスを感じさせません。