公開日 2022/06/11 20:47
<OTOTEN>ナガオカ、SHURE DJカートリッジ用交換針を開発/クリプトン“KSシリーズ”3モデル試聴を実施
実際に見て、触れられる出展多数
国内最大級のオーディオ&ホームシアターイベント「OTOTEN 2022」が、本日6月11日と12日に渡り、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催されている。本稿では、ナガオカトレーディング/エムアイセブンジャパン/クリプトン/ヒビノ/金井製作所/ハマダの出展模様をお届けする。
ナガオカトレーディングは、同社が手がけるレコード用カートリッジや交換針などのアクセサリー類を中心に紹介している。
現在開発中の製品として参考出展されたのが、SHURE製DJカートリッジ「M44G」互換の交換針。オリジナルのM44Gが生産終了を発表した後、同社に互換性のある交換針に関して多数の問い合わせがあったことがきっかけとなり、開発をはじめたという。
DJカートリッジの交換針ということで、操作性や耐久性などに主眼を置いているとのことだが、今年5月にドイツで開催された「HIGHEND MUNICH」に参考出展したところ、予想以上の反響があったそうだ。価格はまだ未定で現在検討中だという。
同じく開発中の製品として、ブランド80周年を記念したMMカートリッジ「JT-80シリーズ」とのマッチングを考慮したヘッドシェルも展示。さらに、今後カートリッジのラインナップ拡充も検討しているとのことだ。
エムアイセブンジャパンでは、同社が取り扱うAustrian Audioのヘッドホンを出展している。会場で最も人気を集めていたという製品は、それぞれ開放型/密閉型のフラグシップに位置づけられる「Hi-X65」「Hi-X60」の2モデル。次いで、ラインナップの中では最も手頃なエントリーモデル「Hi-X15」、Bluetooth接続に対応し利便性を高めた「Hi-X25BT」が注目されていた。
また、ポルトガルの調音パネルブランドであるVicousticの製品も展示している。デザイン性やカラーバリエーションの豊富さも重視している点が特色で、実は市場にそれほど選択肢が無いという白色カラーの製品にニーズがあるという。
クリプトンは、同社のワイヤレスアクティブスピーカーシステム“KSシリーズ”3モデルを出展。ラインナップは、今年6月下旬の発売を予定する現時点の最新モデル「KS-33」に、エントリークラスの「KS-11」、DSD再生まで対応する2Wayモデル「KS-55 Hyper」。いずれも同社直販サイト「クリプトンオンラインストア」でのみ取り扱われているモデルで、音質を確認できる数少ない機会となっている。
ブース内では自由試聴のほか、評論家の土方久明氏を招いてのセミナー形式のデモンストレーションも2回実施。サブスクリプションサービスの音源などを用いて解説が行われた。なお、開催2日目となる6月12日のセミナーは、評論家の藤原陽祐氏を招いて行われる。
ヒビノは、AKGブランドのプロフェッショナル向けヘッドホンや、MUTECブランドのクロックジェネレーターを展示。試聴も用意している。
またMUTECからは、「MC-3+USB」「REF10」など既存製品のほかに、現在開発中というブランド初のクロックケーブル「PRIME SELECT CABLE」を参考出展。同社製品の接続に使用する純正ケーブルとして高精度伝送にこだわり、業務用クラスの高精度な部材を採用している。なお、発売時期に関してはおそらく2023年になるとのこと。
KaNaDeブランドを展開する金井製作所は、オーディオ用インシュレーターやアクセサリーを展示。ヘッドホンアンプとの組み合わせによるインシュレーターの体験も用意している。
また、今年2月に発売したアクセサリー「Konadeアース01」も合わせて展示。6種類の素材から成る粉末に水を加えて固め、これをアースケーブルでオーディオ機器につなぐことで電位を改善する、ユニークな「自作キット式」の仮想アースとなっている。
ハマダは、同社Glanzブランドのトーンアームを出展。製品を目で見て手に取れる、久しぶりのリアルイベントということで、トーンアームの設計で重視している “重み” を実際に体感してほしいとしていた。
また、再生するレコードを選んでしまうほどに突き詰めて設計したという最上位トーンアーム「MH-124S Premium」を、フルレンジハイルドライバー搭載ヘッドホン「HEDDPhone」と組み合わせて再生する試聴システムも用意されていた。
■NAGAOKA
ナガオカトレーディングは、同社が手がけるレコード用カートリッジや交換針などのアクセサリー類を中心に紹介している。
現在開発中の製品として参考出展されたのが、SHURE製DJカートリッジ「M44G」互換の交換針。オリジナルのM44Gが生産終了を発表した後、同社に互換性のある交換針に関して多数の問い合わせがあったことがきっかけとなり、開発をはじめたという。
DJカートリッジの交換針ということで、操作性や耐久性などに主眼を置いているとのことだが、今年5月にドイツで開催された「HIGHEND MUNICH」に参考出展したところ、予想以上の反響があったそうだ。価格はまだ未定で現在検討中だという。
同じく開発中の製品として、ブランド80周年を記念したMMカートリッジ「JT-80シリーズ」とのマッチングを考慮したヘッドシェルも展示。さらに、今後カートリッジのラインナップ拡充も検討しているとのことだ。
■Austrian Audio/Vicoustic
エムアイセブンジャパンでは、同社が取り扱うAustrian Audioのヘッドホンを出展している。会場で最も人気を集めていたという製品は、それぞれ開放型/密閉型のフラグシップに位置づけられる「Hi-X65」「Hi-X60」の2モデル。次いで、ラインナップの中では最も手頃なエントリーモデル「Hi-X15」、Bluetooth接続に対応し利便性を高めた「Hi-X25BT」が注目されていた。
また、ポルトガルの調音パネルブランドであるVicousticの製品も展示している。デザイン性やカラーバリエーションの豊富さも重視している点が特色で、実は市場にそれほど選択肢が無いという白色カラーの製品にニーズがあるという。
■クリプトン
クリプトンは、同社のワイヤレスアクティブスピーカーシステム“KSシリーズ”3モデルを出展。ラインナップは、今年6月下旬の発売を予定する現時点の最新モデル「KS-33」に、エントリークラスの「KS-11」、DSD再生まで対応する2Wayモデル「KS-55 Hyper」。いずれも同社直販サイト「クリプトンオンラインストア」でのみ取り扱われているモデルで、音質を確認できる数少ない機会となっている。
ブース内では自由試聴のほか、評論家の土方久明氏を招いてのセミナー形式のデモンストレーションも2回実施。サブスクリプションサービスの音源などを用いて解説が行われた。なお、開催2日目となる6月12日のセミナーは、評論家の藤原陽祐氏を招いて行われる。
■AKG/MUTEC
ヒビノは、AKGブランドのプロフェッショナル向けヘッドホンや、MUTECブランドのクロックジェネレーターを展示。試聴も用意している。
またMUTECからは、「MC-3+USB」「REF10」など既存製品のほかに、現在開発中というブランド初のクロックケーブル「PRIME SELECT CABLE」を参考出展。同社製品の接続に使用する純正ケーブルとして高精度伝送にこだわり、業務用クラスの高精度な部材を採用している。なお、発売時期に関してはおそらく2023年になるとのこと。
■KaNaDe
KaNaDeブランドを展開する金井製作所は、オーディオ用インシュレーターやアクセサリーを展示。ヘッドホンアンプとの組み合わせによるインシュレーターの体験も用意している。
また、今年2月に発売したアクセサリー「Konadeアース01」も合わせて展示。6種類の素材から成る粉末に水を加えて固め、これをアースケーブルでオーディオ機器につなぐことで電位を改善する、ユニークな「自作キット式」の仮想アースとなっている。
■Glanz
ハマダは、同社Glanzブランドのトーンアームを出展。製品を目で見て手に取れる、久しぶりのリアルイベントということで、トーンアームの設計で重視している “重み” を実際に体感してほしいとしていた。
また、再生するレコードを選んでしまうほどに突き詰めて設計したという最上位トーンアーム「MH-124S Premium」を、フルレンジハイルドライバー搭載ヘッドホン「HEDDPhone」と組み合わせて再生する試聴システムも用意されていた。