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公開日 2023/06/17 08:52

<カーオーディオショップ探訪>京都店をオープンしたAV Kansai。シアターやピュアオーディオも力を入れる総合オーディオショップ

関西圏に5店舗を運営
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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オープン直前のAV Kansai京都店を訪問



カーオーディオ、そしてホームシアターの世界において「AV Kansai」は全国にその名を轟かせる関西圏の実力ショップである。大阪・兵庫・奈良に4店舗を展開、さらに本日、6月17日には新たに京都店もオープンするなど、いまもっとも勢いのあるオーディオ専門店といっても過言ではない。

AV Kansaiの堺店

AV Kansaiが信頼されるのは、毎年カーオーディオコンテストで上位入賞を重ねている、という理由だけではない。毎年春と秋に「まいど大阪」というコンテストを主催し市場開拓に努めていること、カーオーディオユースに特化したDAPの開発・販売、ユーザーレベルの底上げを狙った勉強会の定期的な開催、純正ユニットからの取替だけで音質向上が図れるユーロリンクアップショップの立ち上げなど、カーオーディオをより「面白く」するさまざまな施策を打ち出しているからだ。ホームシアターやピュアオーディオのインストール実績も多く、さまざまな角度から「クオリティの高い音楽で生活を豊かにする」提案をおこなっている。

エンジン連動モードなど、カーオーディオでの使い勝手を追求したiBasso Audioの「DAP300APEX Titanium」。300台限定で販売された(※販売終了)

昨年秋の「まいど大阪」の様子。大阪・南港の海風が心地よい駐車場に全国から100台以上の車が集結する

社長の岩元秀明さんはホームオーディオが大好きで、若い頃はアキュフェーズのアンプとタンノイのスピーカーを自宅で愛用していたのだという。いつかはピュアオーディオも、と夢を持ちながらも、まずは実績を増やすことを考え、23歳の時に堺にてカーオーディオ専門店としてAV Kansaiをスタート。以来30年以上にも渡り、関西圏を中心にオーディオの魅力を発信してきた。

AV Kansaiの強みは、なんと言っても幅広いエリアのお客さんのサポートができること、そしてカーオーディオはもちろん、ホームシアター、ピュアオーディオとあらゆる角度からオーディオの相談ができることにある。新たにオープンする京都店も、これまで以上にピュアオーディオに注力したお店になりそうだ。

6月17日のオープンを前に、急ピッチで最終の仕上げが行われている京都店にお邪魔した。場所は任天堂の宇治工場(※2024年に「任天堂資料館」としてオープン予定)正門の目の前。2棟に分かれており、向かって左側がカーオーディオ関連、右側がピュアオーディオとホームシアターのエリアとなっている。

6月17日にオープンする「AV Kansai京都店」

左棟の1Fはカーオーディオのインストール作業ができるピットとなっており、奥ではちょうどDS 4 OPERAのドアウーファーの取り外し作業が行われていた。カーオーディオは取り付け作業も大切だが、後日車を買い替える場合にユニットを取り外し、次の車に再利用することも多くある。施工したものをきちんと元に戻すことができるのも、カーオーディオショップの大切なスキルでもある。

京都店の店長の安藤さん

ドアウーファーの取り外し作業中

2Fはカーオーディオ向けの商談スペース。リビングのようなリラックスした空間で、スピーカーユニットの聴き比べやさまざまな制振素材の検討などができるようになっている。

2Fはゆったりとしたスペースでスピーカーの聴き比べや

各種制振材の違いも確認できる

京都店は、AV Kansaiの5店舗の中でも特にピュアオーディオに力を入れた店となりそうで、右棟1Fにはフェラーリ・レッドのJBLからBowers&Wilkinsの800 D4、パラダイムのPersona 3Fにヴィンテージのオールド・タンノイとオーディオファン垂涎のラインナップが並ぶ。アンプもエアタイトにSOULNOTEと話題の製品を揃え、さまざまな聴き比べができるようになる予定。

右棟の1Fはホームオーディオのスペース。KEF、Bowers&Wilikinsに、奥にはJBL「K2 S9900」のフェラーリ・レッドバージョンも

SOULNOTEやマークレビンソンなど、精悍なブラックで統一されたシステム

2Fは「リビングシアター」で、オープンキッチンの横に大型テレビを中心としたシステムを構築、家庭での実際のイメージを湧きやすくしている。3Fは150インチスクリーンを搭載した本格シアタールーム。

取材時はまだ施工途中であったが、オープンキッチンとリビングシアターを計画中

一通り京都店の店内を案内してもらったところで、ショップデモカーのBMW「M3」を聴かせてもらう。ちょうどユーロコン開催直前ということもあり、ディーラーデモカーとしてしっかり仕上がった状態となっている。

ショップデモカーはBMWの「M3」

ユーロコンの課題曲であるブロードウェイミュージカル『MJ the Musical』からTr.1の「Beat It」では、軽快なリズムとパンチの効いたエネルギッシュなギターが眼前に迫ってきて、ビートに合わせて思わず身体が揺れてしまう。ネゼ=セガン&ヨーロッパ室内管弦楽団の「ベートーヴェン:交響曲第9番」では、楽器演奏者同士の息のあった掛け合いに心が躍る。“この演奏からこういう思いを届けたい”というインストーラーの熱いパッションまで伝わってくるようだ。

FiiOのDAPに、クアトロリゴのアンプ&3ウェイスピーカーを組み合わせ

チューニングのポイントを尋ねると、「近年のDSPの進化は非常に大きくて、デジタル臭くない、アナログ的な豊かさを持った製品が増えてきています。この車にはロシアのRESOLUTというDSPを使っていますが、S/Nが良く優しい味わいの深い音が魅力です」とのこと。

カーオーディオのチューニングにおいて測定を活用することもあるが、それだけでは音はわからない、ちゃんと耳で聴いて判断しないといい音は作れない、というのが岩元さんのポリシーでもある。

AV Kansai堺店・天王寺店・宝塚店・奈良店



AV Kansai堺店はAV Kansaiの1号店で、何度か移転を重ねて2014年に現在の車之町に落ち着いた。ホームオーディオ、ホームシアターのデモンストレーションルームに、カーオーディオのユニット聴き比べスペース、それに最大2台までのカーオーディオのインストール作業ができるピットが用意されている。

堺店店長の岩田 修さん

店長の岩田さんによると、カーオーディオはもちろん、社内の静音化加工やカーセキュリティの需要も非常に高まっているという。フェリースソニードやM&M DESIGN、オーディオテクニカなど各社から静音シートなどが発売されており、天井やタイヤホイール内など、製品ごとにどう使うと効果的か(あるいは予算を抑えられるか)などをお客さんと相談しながら作り上げていくという。

ピットではトゥイーター用のピラーを制作中

車2台のインストール作業ができる広めのピットが用意されている

AV Kansai 宝塚店も、毎年カーオーディオコンテストに参加する強豪ショップ。AV Kansai天王寺店は主にホームシアターやカーオーディオの相談スペース、AV Kansai奈良店は完全予約制のショウルームとなっており、一軒家でホームシアターを構築するイメージを描きやすいようにしている。

AV Kansaiの天王寺店。ホームシアターの相談などを気軽に行える

AV Kansai宝塚店

お店ごとに担当スタッフにしっかり任せてそれぞれの個性を持たせることで、若いスタッフの育成に力を入れていることもAV Kansaiの強み。カーオーディオはもちろんのこと、ピュアオーディオやホームシアターなど音に関することならばどんな相談にも乗ってくれる。

オープンしたばかりの京都店はもちろん、ぜひ近隣の店舗に足を運んでほしい。

■SHOP INFORMATION
AV Kansai 堺店
〒590-0940
大阪府堺市堺区車之町西3-1-1
TEL.072-228-7771

AV Kansai 宝塚店
〒664-0002
兵庫県伊丹市荻野6丁目65-1
TEL.072-781-6661

AV Kansai 天王寺店
〒543-0062
大阪府大阪市天王寺区逢阪1-4-10
TEL.06-6777-7078

AV Kansai 奈良店(完全予約制)
〒631-0011
奈良県奈良市押熊町2330-1
TEL.0742-94-7477

AV Kansai 京都店
〒611-0041
京都府宇治市槇島町薗場29-79
TEL.0774-21-4441

全店舗営業時間 10:00〜20:00
定休日 水曜日

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