公開日 2023/11/03 17:12
<TIAS>KLAUDiOから1200万円のレコードプレーヤー/モニターオーディオ、斬新な新スピーカー「HYPHN」初披露
エステロンやCHORDの新製品も披露
「2023東京インターナショナルオーディオショウ(TIAS)」が、本日11月3日(金・祝)から11月5日(日)にかけての3日間、有楽町の東京国際フォーラムにて開催される。本項ではガラス棟4階のノア、アークジョイア、タイムロード、ナスペックの様子を紹介したい。
ノアは、発売を間近に控えたソナス・ファベールの40周年記念スピーカー「Stradivari G2 Anniversary」や、ブルメスターの新ステレオパワー「218」などを組み合わせたサウンドデモを展開。そんな中で特に注目を集めていたのが、KLAUDiO(クラウディオ)の“マグネットフローティング”ターンテーブル「Magnezar」だ。
文字通りマグネットでプラッターをフローティングさせたダイレクトドライブ式のプレーヤーで、完全に浮いているため外的な振動の影響を受けず、また軸とプラッターが擦れることで生じるノイズも発生しない。マグネットフローティングでは完全な水平を保ち続けるのが難しいが、プラッター上部に特殊な液体を封入することで、回転時の液体の遠心力によって安定した水平状態を獲得したという。
さらに再生時には外周部とスピンドル部でレコード盤を物理的に挟み込む「クランプ・システム」を搭載。これによって盤を平面にして、反りの影響も排除するとのこと。試聴も可能だが、今回はあくまで参考出展であり、さらにアップデートを重ねていく予定だという。発売時期はまだ未定、価格も正式には決まっていないが「アーム付きで税別1,400万円、アームレスで税別1,200万円くらいになりそう」だそうだ。
ナスペックからは、モニターオーディオの新スピーカー「HYPHN(ハイフン)」が初披露された。昨年のHIGH ENDで披露されたブランド50周年のコンセプトモデル「Concept 50」をブラッシュアップし、製品化したモデルだ。
中心の六角形のユニットにはトゥイーターと、それを囲むように6基のミドルレンジドライバーを搭載。ミドルレンジは小口径だが、総面積は同社“プラチナムシリーズ”のものと同じくらいだという。縦に分割したようなキャビネットの内側には、ウーファー2基が2×2で対向配置されている。
キャビネットは合石素材で出来ており、スピーカーらしからぬ質感。何より特徴的なデザインだが、「狙っていた技術を達成するための結果としてこのデザインになった」とのこと。発売は年明け頃を予定、価格は未定だが「ペアで1,000万円は超えると思う」と語っていた。
アークジョイアは、エストニアのエステロンやスイスのソウリューション、スイスのディ・ベアなど、同社取扱ブランド製品でのサウンドデモを実施。
中でも発売を間近に控えたエステロン「AURA」はウーファーユニットを下向きで底面に取り付けたユニークな構造で、250mmウーファーユニットを備えるとは思えないほどにスリムなルックス。今回のTIASが日本初演奏となるため、気になる方はこの機会に聴いてみていただきたい。
タイムロードは、発売したばかりのCHORD Electronicsの“Ultimaシリーズ”初プリメインアンプ「Ultima Integrated」などを出展。サウンドデモではB&Wのスピーカー「804」が組み合わせられているが、これはHIGH ENDで初披露された時と同じシステムを再現しているそうだ。
他にもイギリスのNode、イタリアのChario、Pathosといったブランド製品のサウンドデモも予定しており、PathosとCharioの時間には「PathosのClassicOneMK3とCharioのLynxのエントリークラス(税別58万円+23万円)でどこまで鳴るか!」といったデモも予定しているとのこと。
■ノア
ノアは、発売を間近に控えたソナス・ファベールの40周年記念スピーカー「Stradivari G2 Anniversary」や、ブルメスターの新ステレオパワー「218」などを組み合わせたサウンドデモを展開。そんな中で特に注目を集めていたのが、KLAUDiO(クラウディオ)の“マグネットフローティング”ターンテーブル「Magnezar」だ。
文字通りマグネットでプラッターをフローティングさせたダイレクトドライブ式のプレーヤーで、完全に浮いているため外的な振動の影響を受けず、また軸とプラッターが擦れることで生じるノイズも発生しない。マグネットフローティングでは完全な水平を保ち続けるのが難しいが、プラッター上部に特殊な液体を封入することで、回転時の液体の遠心力によって安定した水平状態を獲得したという。
さらに再生時には外周部とスピンドル部でレコード盤を物理的に挟み込む「クランプ・システム」を搭載。これによって盤を平面にして、反りの影響も排除するとのこと。試聴も可能だが、今回はあくまで参考出展であり、さらにアップデートを重ねていく予定だという。発売時期はまだ未定、価格も正式には決まっていないが「アーム付きで税別1,400万円、アームレスで税別1,200万円くらいになりそう」だそうだ。
■ナスペック
ナスペックからは、モニターオーディオの新スピーカー「HYPHN(ハイフン)」が初披露された。昨年のHIGH ENDで披露されたブランド50周年のコンセプトモデル「Concept 50」をブラッシュアップし、製品化したモデルだ。
中心の六角形のユニットにはトゥイーターと、それを囲むように6基のミドルレンジドライバーを搭載。ミドルレンジは小口径だが、総面積は同社“プラチナムシリーズ”のものと同じくらいだという。縦に分割したようなキャビネットの内側には、ウーファー2基が2×2で対向配置されている。
キャビネットは合石素材で出来ており、スピーカーらしからぬ質感。何より特徴的なデザインだが、「狙っていた技術を達成するための結果としてこのデザインになった」とのこと。発売は年明け頃を予定、価格は未定だが「ペアで1,000万円は超えると思う」と語っていた。
■アークジョイア
アークジョイアは、エストニアのエステロンやスイスのソウリューション、スイスのディ・ベアなど、同社取扱ブランド製品でのサウンドデモを実施。
中でも発売を間近に控えたエステロン「AURA」はウーファーユニットを下向きで底面に取り付けたユニークな構造で、250mmウーファーユニットを備えるとは思えないほどにスリムなルックス。今回のTIASが日本初演奏となるため、気になる方はこの機会に聴いてみていただきたい。
■タイムロード
タイムロードは、発売したばかりのCHORD Electronicsの“Ultimaシリーズ”初プリメインアンプ「Ultima Integrated」などを出展。サウンドデモではB&Wのスピーカー「804」が組み合わせられているが、これはHIGH ENDで初披露された時と同じシステムを再現しているそうだ。
他にもイギリスのNode、イタリアのChario、Pathosといったブランド製品のサウンドデモも予定しており、PathosとCharioの時間には「PathosのClassicOneMK3とCharioのLynxのエントリークラス(税別58万円+23万円)でどこまで鳴るか!」といったデモも予定しているとのこと。