公開日 2023/12/11 15:26
完実電気、英・WARWICKブランドの静電型ヘッドホン「Bravura」を発売
専用アンプ「SONOMA-1」のセット販売も
完実電気は、イギリス・WARWICK Acousticsの静電型ヘッドホン「Bravura」ならびに専用のDAC内蔵アンプセットモデル「Bravura system」を、12月15日より発売を開始する。
価格は以下の通り(以下税込)。
Bravura system(Silver) 913,000円
Bravura system(Black) 1,034,000円
Bravura Headphone(Silver) 330,000円
Bravura Headphone(Black) 407,000円
WARWICK Acoustics(旧:Sonoma Acoustics)は、DSDを録音する際に使用されるレコーディング・システムSonoma Workstationの開発に関わったメンバーによって設立されたブランドで、2018年よりWarwick audio technologyの傘下に加わった。これまでエミライが国内代理店業務を行っていたが、10月25日より完実電気に取り扱いが移管している。
現在、WARWICK Acousticsの本社はイギリス・バーミンガム郊外にあるミラ・テクノロジー・パークに置かれており、ヘッドホンと車載システムを中心に展開している。
Bravura Headphoneは、Sonoma Acousticsが展開していた「Sonoma Model One」のヘッドホンユニットをベースに改良を加えたもの。High-Precision Electrostatic Laminate Transducer(HPEL)振動板を搭載した静電型ヘッドホンで、片面バイアスを採用。振動板は8つのエリアにフレームで区切られており、独立して振動するため共振に優れるとともに優れた高域特性を実現するとしている。
Bravura Headphoneの改良点としてはフラグシップモデルAPERIOで開発したヘッドバンドを採用し、ハンドメイドによる高級感のある仕上げになっているほか、トップクッションの面積を拡大し側圧を緩めることで装着感も改善。約100gの軽量化も実現している。
また材料の改良と生産工程の見直しにより、Sonoma Model Oneに比較して12dB以上の能率アップを実現。またケーブルも、1350VDCの電圧に耐えるケーブルを開発。「ノイズフロアが低く、クリアで立ち上がりがよく、細部に渡り優れた音楽表現とリニアリティを獲得」したとする。
Bravura systemは、専用のクラスAヘッドホンアンプ「SONOMA-1」とのセットとなる。DAコンバーターも内蔵しており、デジタル入力としてUSB-B入力とCoaxial入力を搭載。またアナログ入力としてRCA端子と3.5mmステレオ入力を搭載する。
ディスクリート構成のFETトランジスタと、インターナショナル・レクファイアー社が開発した高音質パワーMOS FETを搭載。1350VDCバイアスでドライブしており、145Vの高電圧、低電流で動作させることにより「抜群のダイナミクスとドライブ能力を実現」するとしている。
ESS製DACチップをL/R2基独立で搭載。最大192kHz/24bitのPCMとDSD128の再生に対応する。またAKMのADコンバーターも搭載されており、アナログ入力された信号は一旦デジタル変換され、64bit固定演算方式のDSPを経由して出力される。
Crystek社製の超低Ultra-Low Phase-Noise Oscillatorを搭載しており、TI社製のClock Distributorと組み合わせることで、安定して精度の高いマスタークロックを供給。
シャーシは、航空機などにも使用されるアルミ素材をCNC加工で削り出した8mm厚のシャーシを採用。天板のアルミプレートも13mm厚で削り出されており、放熱用のホールが開けられている。シルバーとブラックの2種類の仕上げを用意しており、いずれも高圧力ブラスト処理とアルマイト処理を実施。
電源ユニットもカスタム設計となっており、アナログ回路・デジタル回路それぞれにスイッチング電源用レギュレーターを配置。オーディオ帯域を低ノイズにするため、固定周波数発信タイプを採用。ユニット本体に、ノイズとリッピング対策としてフィルターを別途設計するほか、EMIノイズ対策も実施されている。
Bravura Headphoneの周波数特性は10Hz-60kHz、ケーブルは4ピンの着脱式でL/R独立のレモタイプ。質量はケーブルを除いて303g。SONOMA-1のサイズは190W×57H×290Dmmで、質量は2.45kgとなっている。
価格は以下の通り(以下税込)。
Bravura system(Silver) 913,000円
Bravura system(Black) 1,034,000円
Bravura Headphone(Silver) 330,000円
Bravura Headphone(Black) 407,000円
WARWICK Acoustics(旧:Sonoma Acoustics)は、DSDを録音する際に使用されるレコーディング・システムSonoma Workstationの開発に関わったメンバーによって設立されたブランドで、2018年よりWarwick audio technologyの傘下に加わった。これまでエミライが国内代理店業務を行っていたが、10月25日より完実電気に取り扱いが移管している。
現在、WARWICK Acousticsの本社はイギリス・バーミンガム郊外にあるミラ・テクノロジー・パークに置かれており、ヘッドホンと車載システムを中心に展開している。
Bravura Headphoneは、Sonoma Acousticsが展開していた「Sonoma Model One」のヘッドホンユニットをベースに改良を加えたもの。High-Precision Electrostatic Laminate Transducer(HPEL)振動板を搭載した静電型ヘッドホンで、片面バイアスを採用。振動板は8つのエリアにフレームで区切られており、独立して振動するため共振に優れるとともに優れた高域特性を実現するとしている。
Bravura Headphoneの改良点としてはフラグシップモデルAPERIOで開発したヘッドバンドを採用し、ハンドメイドによる高級感のある仕上げになっているほか、トップクッションの面積を拡大し側圧を緩めることで装着感も改善。約100gの軽量化も実現している。
また材料の改良と生産工程の見直しにより、Sonoma Model Oneに比較して12dB以上の能率アップを実現。またケーブルも、1350VDCの電圧に耐えるケーブルを開発。「ノイズフロアが低く、クリアで立ち上がりがよく、細部に渡り優れた音楽表現とリニアリティを獲得」したとする。
Bravura systemは、専用のクラスAヘッドホンアンプ「SONOMA-1」とのセットとなる。DAコンバーターも内蔵しており、デジタル入力としてUSB-B入力とCoaxial入力を搭載。またアナログ入力としてRCA端子と3.5mmステレオ入力を搭載する。
ディスクリート構成のFETトランジスタと、インターナショナル・レクファイアー社が開発した高音質パワーMOS FETを搭載。1350VDCバイアスでドライブしており、145Vの高電圧、低電流で動作させることにより「抜群のダイナミクスとドライブ能力を実現」するとしている。
ESS製DACチップをL/R2基独立で搭載。最大192kHz/24bitのPCMとDSD128の再生に対応する。またAKMのADコンバーターも搭載されており、アナログ入力された信号は一旦デジタル変換され、64bit固定演算方式のDSPを経由して出力される。
Crystek社製の超低Ultra-Low Phase-Noise Oscillatorを搭載しており、TI社製のClock Distributorと組み合わせることで、安定して精度の高いマスタークロックを供給。
シャーシは、航空機などにも使用されるアルミ素材をCNC加工で削り出した8mm厚のシャーシを採用。天板のアルミプレートも13mm厚で削り出されており、放熱用のホールが開けられている。シルバーとブラックの2種類の仕上げを用意しており、いずれも高圧力ブラスト処理とアルマイト処理を実施。
電源ユニットもカスタム設計となっており、アナログ回路・デジタル回路それぞれにスイッチング電源用レギュレーターを配置。オーディオ帯域を低ノイズにするため、固定周波数発信タイプを採用。ユニット本体に、ノイズとリッピング対策としてフィルターを別途設計するほか、EMIノイズ対策も実施されている。
Bravura Headphoneの周波数特性は10Hz-60kHz、ケーブルは4ピンの着脱式でL/R独立のレモタイプ。質量はケーブルを除いて303g。SONOMA-1のサイズは190W×57H×290Dmmで、質量は2.45kgとなっている。