公開日 2024/05/20 10:25
<HIGH END>フルテック、弩級電源タップ「NCF POWER VAULT」/シルテックのフラグシップライン「Master Crown」
CHORD COMPANY/AudioQuest/NORDOSTの出展もレポート
ミュンヘン・ハイエンドでは、アクセサリー関連ブランドの新製品も多数登場する。ここでは日本のFURUTECH(フルテック)と、オランダのSiltech(シルテック)、イギリスのCHORD COMPANY(コード・カンパニー)などをレポートしよう。
フルテックは、今回のショウに合わせて新たに弩級の電源タップ「NCF POWER VAULT」を発表した。
昨年発表したフラグシップ電源ケーブル「Project V1」が世界中から大好評を受けたことから、そのユーザーに使ってもらえる電源タップとして企画したとのこと。Project V1は非常に太くがっしりとしたケーブルのため、普通のタップではケーブルを支えきれない。そのため、航空グレードのアルミブロックから削り出した大型の電源タップを企画したのだという。
筐体はEMIノイズやRFIノイズ対策を施したアルミブロックで、タップ数は8個口。差し込み口すべてに同社の「NCF Booster-Brace-Single」を贅沢に採用するなど、フルテックの最新技術が惜しげもなく投入されてる。すでに会場でも「こんなタップを待っていました!」という賛辞の声も聞こえていた。
さらに、Project V1シリーズとしては、昨年の電源ケーブル、フォノケーブルにつづきRCA/XLRインターコネクトケーブル「Project V1-L」も初披露。トーンアーム同様に、独自のシルバーコーティングを施したα-OCC導体を採用しており、さらなるラインナップの強化を予告した(国内発売は未定)。
昨年の出展同様、コンシューマー向けのオーディオプロダクトのアピールに加えて、コネクタ類等のオーディオメーカーへのOEM提案も強化している。その成果も着実に現れているようで、デンマークのケーブルブランド「Dyrholm audio」はフルテックの制振素材NCFを非常に高く評価しており、NCFを冠したシリーズの展開も広げているそうだ。
オランダのハイエンドケーブルブランド、シルテックからはフラグシップラインとなる「Master Crown」シリーズが初登場。電源ケーブル、XLRケーブル、スピーカーケーブルの3モデルが展示されていた。同社独自の「モノクリスタル・シルバー導体」をさらに進化させ、さらなるスムーズな音声信号の流れを追求したものとのこと。
イギリスのコード・カンパニーからは「Epic Tuned ARAY」シリーズを予告。Epicは同社の中核グレードのケーブルとなるが、“Tuned ARAY”はケーブル内に「アレイ線」という追加の配線を加えることで、輻射ノイズ等を取り除く独自技術のこと。上位グレードの「SignatureX」にも“Tuned ARAY”が提供されているが、それが下位モデルにも降りてきたものと推測される。
毎年独立ブースを出展しているAudioQuest(オーディオクエスト)は、今年はSOULNOTEのDAコンバーター&アンプにてデモンストレーションを実施。Mythicalシリーズなど同社のフラグシップラインを中心にアピールしていた。
またNORDOST(ノードスト)ブースではウィルソン・オーディオとダン・ダゴスティーノという強力な組み合わせで、同社のケーブルやネットワークハブ「QNET」等を紹介していた。
「Project V1」の好評を受け電源タップをリリース
フルテックは、今回のショウに合わせて新たに弩級の電源タップ「NCF POWER VAULT」を発表した。
昨年発表したフラグシップ電源ケーブル「Project V1」が世界中から大好評を受けたことから、そのユーザーに使ってもらえる電源タップとして企画したとのこと。Project V1は非常に太くがっしりとしたケーブルのため、普通のタップではケーブルを支えきれない。そのため、航空グレードのアルミブロックから削り出した大型の電源タップを企画したのだという。
筐体はEMIノイズやRFIノイズ対策を施したアルミブロックで、タップ数は8個口。差し込み口すべてに同社の「NCF Booster-Brace-Single」を贅沢に採用するなど、フルテックの最新技術が惜しげもなく投入されてる。すでに会場でも「こんなタップを待っていました!」という賛辞の声も聞こえていた。
さらに、Project V1シリーズとしては、昨年の電源ケーブル、フォノケーブルにつづきRCA/XLRインターコネクトケーブル「Project V1-L」も初披露。トーンアーム同様に、独自のシルバーコーティングを施したα-OCC導体を採用しており、さらなるラインナップの強化を予告した(国内発売は未定)。
昨年の出展同様、コンシューマー向けのオーディオプロダクトのアピールに加えて、コネクタ類等のオーディオメーカーへのOEM提案も強化している。その成果も着実に現れているようで、デンマークのケーブルブランド「Dyrholm audio」はフルテックの制振素材NCFを非常に高く評価しており、NCFを冠したシリーズの展開も広げているそうだ。
シルテック、コードカンパニーなども新製品を披露
オランダのハイエンドケーブルブランド、シルテックからはフラグシップラインとなる「Master Crown」シリーズが初登場。電源ケーブル、XLRケーブル、スピーカーケーブルの3モデルが展示されていた。同社独自の「モノクリスタル・シルバー導体」をさらに進化させ、さらなるスムーズな音声信号の流れを追求したものとのこと。
イギリスのコード・カンパニーからは「Epic Tuned ARAY」シリーズを予告。Epicは同社の中核グレードのケーブルとなるが、“Tuned ARAY”はケーブル内に「アレイ線」という追加の配線を加えることで、輻射ノイズ等を取り除く独自技術のこと。上位グレードの「SignatureX」にも“Tuned ARAY”が提供されているが、それが下位モデルにも降りてきたものと推測される。
毎年独立ブースを出展しているAudioQuest(オーディオクエスト)は、今年はSOULNOTEのDAコンバーター&アンプにてデモンストレーションを実施。Mythicalシリーズなど同社のフラグシップラインを中心にアピールしていた。
またNORDOST(ノードスト)ブースではウィルソン・オーディオとダン・ダゴスティーノという強力な組み合わせで、同社のケーブルやネットワークハブ「QNET」等を紹介していた。