• ブランド
    特設サイト
公開日 2024/05/27 10:58

フランコ・セルブリン、ブックシェルフ・スピーカー「Accordo Goldberg」。マッシミリアーノ・ファヴェッラ氏の設計

「Accordo」のコンセプトを継承
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
アーク・ジョイアは、同社が取り扱うイタリア・FRANCO SERBLIN(フランコ・セルブリン)ブランドより2ウェイ・ブックシェルフ型スピーカー「Accordo Goldberg」を6月3日より発売する。価格は本体部が1,738,000円(ペア/税込)、専用スタンドが440,000円(ペア/税込)。

FRANCO SERBLIN「Accordo Goldberg」

2011年に発売された“調和”を意味するブックシェルフスピーカー「Accordo」のコンセプトを継承しつつ、J.S.バッハの「ゴルトベルク変奏曲」由来の名称を冠する「Accordo Goldberg」。フランコ・セルブリン氏の遺志を継いだマッシミリアーノ・ファヴェッラ氏の設計で、Accordoより一回り大きいサイズとなっている。

現在のフランコ・セルブリンのスピーカー設計を担うマッシミリアーノ・ファヴェッラ氏

エンクロージャーは、Accordo同様にウォルナット無垢材を採用。天地を除きどこにも平行面を持たないキャビネット形状として、ユニットの背圧を全てエンクロージャー内で乱反射させ、定在波を極限まで抑制。背面にバスレフポートをひとつ設けるとともに、独自の手法でポートノイズを排除している。

平行面を持たない曲面で構成されたキャビネット

高域ドライバーは、「Accordo」と共通の29mmシルク・ソフトドーム・トゥイーター。中低域は本機専用にカスタムした、高分子素材配合の180mmスライスド・ペーパーコーン型ユニットを採用。センターキャップにアルミニウム素材を配合することで、歪みの少ない応答性を実現するとしている。

また、クロスオーバー・ネットワークのパーツもすべて再検討し、ユニットとエンクロージャーのポテンシャルを最大限に生かす設計となっている。Accord Essenceではクロスオーバーは専用スタンド内に搭載されていたが、本機ではキャビネット内に収められている。

Goldbergの文字が刻まれる

スピーカー端子はシングルワイヤリング仕様で、専用スタンドのデザインはAccordoと同じ。

マッシミリアーノ・ファヴェッラ氏の本機に対するコメントは以下の通り。「私はスピーカーを、繊細なニュアンスや情景、時には激しさなど音楽を聴く楽しみを伝える楽器として捉えています。そして理想的なスピーカーを通じて音楽を聴くことは、魅力的な『芸術形式』の1つであると考えています。コード(和音)はあらゆる楽器のチューニングと同様に音楽の基礎です。それは大規模なオーケストラや単一の楽器、あるいは他の音楽作品においても、全ての基礎には常にコードが存在します。スピーカーに声を与えるということは、豊かで有機的な調和のとれた表現が加わることを意味します。ドライバー・ユニットからクロスオーバー・ネットワーク、キャビネットやその他のパーツに至る全ての要素の特異性が高次元で融合することで、リスナーには至高の芸術性がもたらされるでしょう」。

本体サイズは240W×405D×430Dmm、専用スタンド装着時は380W×1140H×430Dmm。質量は本体が12.5kg(1本)、スタンド装着時で18.8kg(1本)。クロスオーバー周波数は2kHz、周波数特性は39 - 23,000Hz、出力音圧レベルは87dB/2.83V、公称インピーダンスは7Ω。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX