公開日 2024/06/22 16:50
<OTOTEN>テクニクスブースで井筒香奈江の新作音源披露/サエク50周年トーンアーム&カートリッジ
仮想アースのありなしデモも人気
本日22日と明日23日、有楽町の国際フォーラムにて開催されている「OTOTEN」。ここでは、6F G602のテクニクスと、G605の光城精工&サエクコマース&前園サウンドラボ&由紀精密の合同ブースの模様をレポートする。
テクニクスのブースでは、ゲストとしてオーディオクイーンの井筒香奈江さんが登場。最新アルバム『窓の向こうに -beyond the window-』のハイレゾ音源などを初披露した。
今年の5月に収録されたばかりの最新作で、CDの発売は8月14日。UHQCDフォーマットでの発売となる。「スカイレストラン」(ハイ・ファイ・セット)や「黒く塗りつぶせ」(矢沢永吉)と言ったカバーのほか、井筒さんのオリジナル楽曲「どこか -窓の向こうに-」など全6曲を収録予定。
テクニクスのプレーヤー「SL-G700M2」に、完成したばかりの音源を収めたUSBメモリを使用して再生。DSD11.2MHzとPCM192kHz/24bit、CDマスターとして使用される44.1kHz/16bitの聴き比べなども行われた。
エンジニアは前作に引き続き高田英男さんが担当。マイクの選定など、録音現場での音作りの方向性を巡って“バトル”が繰り広げられたことや、誤ってクリック音が入ってしまったことなど、さまざまな録音時のエピソードも披露。「CDのマスターも、あえてDSD11.2MHzからマスタリングして作りました。そのほうが制作者の意図をしっかり伝えられると考えたからです。CDの音質にも非常にこだわって作りましたので、ぜひみなさんにも聴いていただきたいです」とアピールした。
「黒く塗りつぶせ」では、まさに井筒さんが目の前で歌ってくれているかのようなリアリティで、再生後には思わず拍手が上がるほど。8月の正式発売を楽しみに待ちたい。
その他、ランボルギーニコラボのアナログプレーヤー「SL-1200M7B」は“クルマ好き”にも大好評で、「エンジン音のレコード欲しい!」という声が会場でも多く聞かれた。またオーディオ評論家の小野寺弘滋氏の講演も行われ、「セッティングによる音の違いなど、オーディオを能動的な趣味として楽しんで欲しいです」と訴えた。
G605では、昨年に引き続き光城精工、サエクコマース、前園サウンドラボ、由紀精密が4社で合同出展。アナログプレーヤーからトーンアーム、スピーカー、各種アクセサリーまでさまざまなデモンストレーションを行った。
光城精工の時間では、人気の“ジョンがる隊長”こと土岐氏が、電源コンセントに挿すだけのアクセサリー「Crystal Eop-G」の有り無しなどをデモ。手のひらに載るサイズの小さなアイテムだが、中には「サッカーコート一面」サイズの表面積が折りたたまれており、効果的にノイズを解消できるとアピールした。
由紀精密は、ミュンヘン・ハイエンドで初披露されたアームレスターンテーブル「AP-01EM」を国内披露した。会場では、サエクのトーンアーム「WE-709」(こちらもミュンヘンで初披露されたモデルとなる)と「WE-4700」をダブルで装着するという贅沢なシステムを構築。「水曜日のカンパネラ」など現代のJポップを積極的に再生、宇宙開発などでも採用される、精度の高い金属加工技術を用いたアナログプレーヤーに自信を見せる。
サエクの担当スタッフは「WE-709」の魅力について、同社ならではの初動感度の高さはもちろんだが、精緻にインサイドフォースキャンセラーを設定できることなど、機能性の高さをアピール。「サエクらしい広がりのある音を楽しんで欲しいと考えています」と語る。なお50周年記念モデルとなるカートリッジ「SC-11X」もこっそり披露。こちらも詳細の発表が楽しみだ。
昨今は仮想アース「SGS-042」の売れ行きが良好とのこと。同社は新たにHARBETH(ハーベス)の代理店業務をスタートしたが、その左右2台のスピーカーにそれぞれ「SGS-042」を装着することで、「ウーファーのユニットの動きのフレキシビリティが上がるんです」とのこと。全国各地の専門店でのデモンストレーションも好評を博しているという。
また、ゾノトーンは先日発表されたばかりの最新電源ケーブル「Grandio PS-10」とインターコネクトケーブル「Granster AC-3000」を中心にデモンストレーションを実施。こちらではスピーカーにTADの「TAD-GE1」を組み合わせ、最新導体を採用したケーブルならではのサウンドの魅力で来場者の耳をたっぷり楽しませていた。
テクニクスは井筒香奈江の新作の先行試聴会も実施
テクニクスのブースでは、ゲストとしてオーディオクイーンの井筒香奈江さんが登場。最新アルバム『窓の向こうに -beyond the window-』のハイレゾ音源などを初披露した。
今年の5月に収録されたばかりの最新作で、CDの発売は8月14日。UHQCDフォーマットでの発売となる。「スカイレストラン」(ハイ・ファイ・セット)や「黒く塗りつぶせ」(矢沢永吉)と言ったカバーのほか、井筒さんのオリジナル楽曲「どこか -窓の向こうに-」など全6曲を収録予定。
テクニクスのプレーヤー「SL-G700M2」に、完成したばかりの音源を収めたUSBメモリを使用して再生。DSD11.2MHzとPCM192kHz/24bit、CDマスターとして使用される44.1kHz/16bitの聴き比べなども行われた。
エンジニアは前作に引き続き高田英男さんが担当。マイクの選定など、録音現場での音作りの方向性を巡って“バトル”が繰り広げられたことや、誤ってクリック音が入ってしまったことなど、さまざまな録音時のエピソードも披露。「CDのマスターも、あえてDSD11.2MHzからマスタリングして作りました。そのほうが制作者の意図をしっかり伝えられると考えたからです。CDの音質にも非常にこだわって作りましたので、ぜひみなさんにも聴いていただきたいです」とアピールした。
「黒く塗りつぶせ」では、まさに井筒さんが目の前で歌ってくれているかのようなリアリティで、再生後には思わず拍手が上がるほど。8月の正式発売を楽しみに待ちたい。
その他、ランボルギーニコラボのアナログプレーヤー「SL-1200M7B」は“クルマ好き”にも大好評で、「エンジン音のレコード欲しい!」という声が会場でも多く聞かれた。またオーディオ評論家の小野寺弘滋氏の講演も行われ、「セッティングによる音の違いなど、オーディオを能動的な趣味として楽しんで欲しいです」と訴えた。
各種アクセサリーの聴き比べにも注目
G605では、昨年に引き続き光城精工、サエクコマース、前園サウンドラボ、由紀精密が4社で合同出展。アナログプレーヤーからトーンアーム、スピーカー、各種アクセサリーまでさまざまなデモンストレーションを行った。
光城精工の時間では、人気の“ジョンがる隊長”こと土岐氏が、電源コンセントに挿すだけのアクセサリー「Crystal Eop-G」の有り無しなどをデモ。手のひらに載るサイズの小さなアイテムだが、中には「サッカーコート一面」サイズの表面積が折りたたまれており、効果的にノイズを解消できるとアピールした。
由紀精密は、ミュンヘン・ハイエンドで初披露されたアームレスターンテーブル「AP-01EM」を国内披露した。会場では、サエクのトーンアーム「WE-709」(こちらもミュンヘンで初披露されたモデルとなる)と「WE-4700」をダブルで装着するという贅沢なシステムを構築。「水曜日のカンパネラ」など現代のJポップを積極的に再生、宇宙開発などでも採用される、精度の高い金属加工技術を用いたアナログプレーヤーに自信を見せる。
サエクの担当スタッフは「WE-709」の魅力について、同社ならではの初動感度の高さはもちろんだが、精緻にインサイドフォースキャンセラーを設定できることなど、機能性の高さをアピール。「サエクらしい広がりのある音を楽しんで欲しいと考えています」と語る。なお50周年記念モデルとなるカートリッジ「SC-11X」もこっそり披露。こちらも詳細の発表が楽しみだ。
昨今は仮想アース「SGS-042」の売れ行きが良好とのこと。同社は新たにHARBETH(ハーベス)の代理店業務をスタートしたが、その左右2台のスピーカーにそれぞれ「SGS-042」を装着することで、「ウーファーのユニットの動きのフレキシビリティが上がるんです」とのこと。全国各地の専門店でのデモンストレーションも好評を博しているという。
また、ゾノトーンは先日発表されたばかりの最新電源ケーブル「Grandio PS-10」とインターコネクトケーブル「Granster AC-3000」を中心にデモンストレーションを実施。こちらではスピーカーにTADの「TAD-GE1」を組み合わせ、最新導体を採用したケーブルならではのサウンドの魅力で来場者の耳をたっぷり楽しませていた。