NetMD対応で音楽のために進化したMXほか、VAIOシリーズが一新

VAIO MXシリーズ

●ソニーはパーソナルコンピュータ「バイオ」のシリーズを、WindowsXP HomeEditionのOSに一新、デスクトップ型、ノート型のラインナップを発表した。まずはデスクトップ型のラインナップから。

「バイオRX」は3品種9モデル、液晶/CRTモニターの有無がある。プロセッサーは、インテルPentium4 2GHz CPU、DVD-RWモデルを筆頭に、映像を楽しむための映像メディアステーションにまとめ上げられている。「GigaPocket」でテレビ番組を録画・再生。インターネット予約やリモート予約、気に入った番組を外に持ち出したりDVDに保存するなどテレビをもっと自由に、もっと快適に楽しめる。「DVgate」で多彩な映像をバイオに取り込む。「MovieShaker」で手軽にビデオクリップを作り、「Adobe Premiere」で自分だけのオリジナル作品に仕上げる。バイオRXなら、こだわりのビデオ編集も楽しめる。

「バイオMX」は1品種2モデル、液晶ディスプレイの有無がある。プロセッサーは、インテルPentium4 1.5GHz。「Net MD」対応MDデッキ、CD-RW/DVD-ROM一体型ドライブ、マジックゲート対応メモリースティックスロットなどを搭載。音楽を操る能力を高めた。独自のサウンド回路をはじめ、高出力内蔵アンプ、2WAYスピーカーなどを採用。妥協のないオーディオ設計が、より磨きのかかった高音質をもたらす。

「バイオLX」は4品種6機種、テレビ録再ができる「GigaPocket」付きはモデル名に“G”が付く。使用用途に合わせて液晶モニターのレイアウトが変えられるスタイリッシュなシリーズ。常に快適な姿勢で眺められるよう、65度も倒れるディスプレイは、心地よさへの工夫。写真1枚で、遊びはいろいろ。バイオLXには、撮ったデジタルフォトをフル活用できる、たくさんの楽しみが揃った。ペンを使って直感的に操る、書く、描く。PCV-LX93G/BP・LX83/BPには、画面で直接ペン入力が可能な液晶ペンタブレットを採用した。

シンプル&イージーの決定版「バイオJ」は3品種4機種、付属ソフトウェアの違い、液晶/CRT別のモデルがある。3機種にはメモリースティックスロットを搭載。サイバーショットやハンディカム、MDデッキなど、たくさんのデジタルアイテムとつながって、バイオJは、楽しみを広げる。シンプルに磨かれたボディに、充実の基本性能をつめこんだバイオJ。高速な1GHz AMD Athlonプロセッサーや大容量60GBハードディスクなどを備え、広がる楽しみを快適に味わえる。入門者向けサポートツールも各種充実させた。

さて、続いてノートタイプのラインナップ。

「バイオノートGR」は、プロセッサーにモバイルインテルPentiumIII 1.20GHz-Mを最高峰に3機種。研ぎ澄まされたスリムなボディに、PCG-GR9Eにおいては、UXGA（1600×1200ドット）対応15型の高精細液晶、映像を快適に操るための先進のプロセッサーと高性能デバイスを搭載した。ノートであっても、より高度な動画編集に取り組んだり、お気に入りの曲を集めてジュークボックスのように楽しむ。多彩なソフトウェアが、映像と音楽の楽しみを広げる。

「バイオノートFX」は4機種。プロセッサーはモバイルインテルPentium IIIプロセッサ1GHzほか。CD-RW/DVD-ROM一体型ドライブ(一部機種)やフロッピーディスクドライブを搭載した使いやすいオールインワンタイプ。すっきりとしたシンプルなボディに、広々とした大画面液晶を搭載。デジタルハンディカムなどとつながるi.LINK端子も装備した。

「バイオQR」は1機種。音楽を楽しむためのコンセプトで、外観を大幅に変更して新登場。「NetMD」規格対応の「SonicStage」に加え、音楽と映像を演奏できる新ソフトウェア「Gen-On(ゲンオン)」も搭載した。付属のステレオスピーカーは液晶横に取り付けるタイプ。メモリースティックで連れ出したり、音楽を集めてストック。選んだ曲だけ、決めた曲順で聴く。サウンドをつないで、重ねて、遊ぶ等、新しい音楽の楽しみができる。キーボードは、デザインと使いやすさにこだわった。本体とコーディネートできるマウスカバー。ビデオクリップ編集やフォトアルバムやラベルを作成なども可能。

「バイオノート505」は3機種。プロセッサーは最上位機種にモバイルインテル PentiumIII 850MHz。高速CPUをはじめ、スリムなマグネシウム合金ボディに高性能を凝縮。スマートに持ち歩いて、快適に使いこなせる。ネットワークコネクターの装備に加え、2.4GHzワイヤレスLAN PCカードを付属した。本体とドッキングしたまま持ち歩ける、CD-RW/DVDドッキングステーション付属モデルもラインナップ。

「バイオノートSR」は3機種。プロセッサーは、低電圧版モバイルインテルPentiumIII 800AMHz-M。コンパクトな軽量ボディに音楽や映像を詰め込んだ。好きなところへ持って行って、気ままにつなぐ。ワイヤレスでブロードバンドを楽しむ。そんな快適なネットワークの遊びを実現する、ワイヤレスLAN機能を搭載。PCG-SRX7にはBluetooth機能も搭載した。

「バイオC1」は2機種。持ち歩くためのコンパクトボディ。プロセッサーは上位機種にTM5800 733MHz。高画質MPEG2で、内蔵型ビデオカメラ《MOTION EYE》（モーション・アイ）やビデオ機器からの映像を記録することができる。バイオC1に好きな音楽をストックして、外出先で聴いたり、ワイヤレスでネットワークにつなぐなど、モバイルのためのモデル。(Phile-Web編集部)