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公開日 2003/09/02 11:23
<IFA2003ベルリンショー・レポート38>−サウンド&カーメディア部門〜タイムドメイン〜あの高音質スピーカーの礎となった理論を音で体感
■写真右:小型のアンプと2基のスピーカーによりタイムドメインの魅力を再現する「Yoshii9」
●Phileweb読者の皆様にはすでにお馴染みであろう「タイムドメイン理論」の、(株)タイムドメインがIFA2003に出展している。本日同社のブースを訪ねてみたところ、代表取締役社長の由井啓之氏が大勢の来場者にプレゼンテーションを行っていた。今回のイベント展示の見所や感触、同社製品の今後の展開などについてお話をうかがってみた。
「今回は展示ブースの周囲が少し騒がしくて苦労していますが、弊社の製品「Yoshii9」、「TIMEDOMAIN mini」のデモを行っていると、その音にハッと振り返り、足を止めてじっくりと聴いてくれる方が大勢いらっしゃいます。」と語る由井氏。前回のIFA2001での出展も大成功を遂げたが、今回の展示では「製品を扱わせてほしい」という外国企業からのオファーがあとを絶たないそうだ。広くはイスラエルや中東のメーカーからも声がかかっているという。
同社では既に北米を中心に世界の有名企業にライセンスを行っている。おもしろい話題では、いまをときめく大画面フラットテレビの製造メーカーやプロジェクターメーカー、パソコンメーカーなどから「付属のスピーカーにタイムドメインを」というオファーを受け、現在多数の大きなプロジェクトが進行中であるという。
由井氏はさらに「IFAのようにコンシューマーの方々と直接ふれあえる機会を大事にしたい」と強調する。タイムドメインが実現する、極めてナチュラルな音は世界の音楽ファンにあっと驚くほどのインパクトと魅力を持っている。同社の手掛ける製品「Yoshii9」、「TIMEDOMAIN mini」はそれぞれ欧州の市場でも販売を押し進めていくという。それぞれの価格は「Yoshii9」がアンプとスピーカー2基のセットで4000ユーロ(日本国内は30万円)、「TIMEDOMAIN mini」が200ユーロ(日本国内は1.8万円)となる。
(Phile-web編集部・山本)
[IFA2003REPORT]