HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2005/02/17 18:43
スカパー!とシャープ、ビル/マンション向けの無線共同受信システムを開発
(株)スカイパーフェクト・コミュニケーションズとシャープ(株)は、ビル・マンション向けに、60GHz帯ミリ波無線伝送技術を用いた新しい共同受信システムを開発する。
スカパー!は、「スカイパーフェクTV!」と110度CSデジタル放送「スカイパーフェクTV! 110」を提供しており、たとえば「スカイパーフェクTV!」の約290チャンネルのすべてを共同受信するシステムを構築する場合、屋内での同軸ケーブルを2 軸化するなど、複雑な配線工事が必要だった。
両社が協力して開発する無線伝送システムは、広い周波数帯域(2.5GHz)を効率よく使用する60GHz帯のミリ波技術を利用。ビルやマンションなどの屋上に設置されたパラボラアンテナで受信した「スカイパーフェクTV!(東経 124/128度)」のすべてのチャンネルを、建物内の同軸ケーブル配線工事を必要とせず、各階の部屋へ無線で伝送できる。
さらに、ミリ波送受信機を1セット付け足せば、スカイパーフェクTV!110、BSデジタル放送、地上デジタル放送を加えた合計5波を無線伝送し、共同受信するシステムを構築することもできる
シャープが試作した送信機および受信機は、アンテナ一体型構成で、12cm×6cm×4cmの小型化を実現。無線伝送距離は35m、10階建程度のビル・マンションに対応可能。また、送信機および受信機は、特定小電力規格に準拠しており、無線免許が不要となっている。
今後、両社は、本共同受信システムの実証実験を行い、実用化を目指していく。
(Phile-web編集部)
スカパー!は、「スカイパーフェクTV!」と110度CSデジタル放送「スカイパーフェクTV! 110」を提供しており、たとえば「スカイパーフェクTV!」の約290チャンネルのすべてを共同受信するシステムを構築する場合、屋内での同軸ケーブルを2 軸化するなど、複雑な配線工事が必要だった。
両社が協力して開発する無線伝送システムは、広い周波数帯域(2.5GHz)を効率よく使用する60GHz帯のミリ波技術を利用。ビルやマンションなどの屋上に設置されたパラボラアンテナで受信した「スカイパーフェクTV!(東経 124/128度)」のすべてのチャンネルを、建物内の同軸ケーブル配線工事を必要とせず、各階の部屋へ無線で伝送できる。
さらに、ミリ波送受信機を1セット付け足せば、スカイパーフェクTV!110、BSデジタル放送、地上デジタル放送を加えた合計5波を無線伝送し、共同受信するシステムを構築することもできる
シャープが試作した送信機および受信機は、アンテナ一体型構成で、12cm×6cm×4cmの小型化を実現。無線伝送距離は35m、10階建程度のビル・マンションに対応可能。また、送信機および受信機は、特定小電力規格に準拠しており、無線免許が不要となっている。
今後、両社は、本共同受信システムの実証実験を行い、実用化を目指していく。
(Phile-web編集部)