HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2005/04/13 18:24
メモリーテック、アクセスと共同でHD DVD対応のレーザー方式原盤記録装置を開発
同社は今回の製品を開発したことにより、従来のCDやDVDのプロセスラインを使って容易にHD DVD用のスタンパーを量産でき、品質についても現行のDVDと同等レベルのものが生産できるとしている。また製品の特長として下記の点を挙げている。
1)従来は351nmのクリプトンレーザーを使用し、1枚のスタンパーを作るのに約3時間を要していたが、375nmの半導体レーザーを採用し2時間に短縮した。
2)理論的にはLBRの記録波長が短いUV光LBRの方が、高密度のピットをカッティングするのに有利だが、半導体レーザーで直接光変調し、書き込み時の電気信号の波形を工夫することで、351nmのガスレーザー使用に比べて優れた電気信号特性を得ることが可能になった。
今後LBRの製造・販売は、共同開発を行った(株)アクセスが行う予定だ。販売価格については、セット当たり1.2億円程度で、初年度20セット程度の販売が計画されている。また、半導体レーザーを用いた記録光源は、ドイツのオミクロン社と当社が共同開発したもので、国内での販売は、オミクロン社の販売代理店である(株)日本レーザーが担当する。現行の光源のレーザーについても対応が予定されており、既存のLBRと組み合わせて、高品質かつ高速なHD DVDのマスタリングが可能になる見込みだ。
【問い合わせ先】
メモリーテック(株)
TEL/03-3405-8835