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公開日 2005/04/21 18:23

三菱、高画質回路「Diamond Engine III」搭載の液晶テレビを発表

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三菱電機(株)は、新開発の高画質回路「Diamond Engine III」やリモコンでテレビ画面を左右各30度振り向かせられる「オートターン」機能などを搭載した機種をはじめ、液晶テレビ「REAL」の新製品7機種を発表した。ラインナップの詳細は下記のとおりだ。

<地上/BS/110度CSデジタルハイビジョン>
・37V型「LCD-H37MX5」/2005年6月上旬発売/\OPEN(予想実売価格420,000円前後)
・32V型「LCD-H32MX5」/2005年6月上旬発売/\OPEN(予想実売価格290,000円前後)
・26V型「LCD-H26MX5」/2005年6月上旬発売/\OPEN(予想実売価格250,000円前後)
<D2端子・アナログBS搭載>
・20V型「LCD-20V5S」/2005年8月上旬発売/\OPEN(予想実売価格95,000円前後)
<D2端子搭載>
・20V型「LCD-20V5」/2005年5月下旬発売/\OPEN(予想実売価格90,000円前後)
・15V型「LCD-15X5」/2005年6月上旬発売/\OPEN(予想実売価格60,000円前後)
<D3端子搭載ワイド>
・17V型「LCD-17X5」/2005年5月下旬発売/\OPEN(予想実売価格80,000円前後)

各モデルの特長を順にご紹介していく。

37V型/32V型/26V型の各モデルは、地上/BS/110度CSデジタル、および地上アナログ対応を実現する。解像度は1366×768のワイドXGAパネルを搭載した。各モデルは同社独自の高画質回路の搭載をはじめ、下記に挙げる高機能と利便性・快適性を実現する機能を共有している。

2005年度の同社液晶テレビのコンセプトとして掲げられた「高画質化」のテーマを実現すべく、(株)ルネサステクノロジーと高性能LSIが共同開発された。「Diamond Engine III」と名付けられたこの映像処理回路には、暗部の表現力を高め常時適正なコントラスト実現するダイナミックレベルエクスパンダー(DLE)IIをはじめ、斜め適応型IP変換、ダイナミックイメージプロセッサーII、ナチュラルカラーマトリクスII、フィードフォワードドライブIIの各プロセッサーを1チップ化し、より色鮮やかで表現豊かな映像が実現されている。

使いやすさを高める機能としては、リモコンでテレビが左右30度ずつ回転できる「オートターン機能」や、手動で上下約5度ずつ調整できる「チルト機能」が搭載され、視野角の改善を果たしている。他にもデジタルチューナーのクイックレスポンスや、「クリアトーン/クッキリボイス」などのリスニング性能を高める機能が搭載された。同時に2つの映像が楽しめる「2画面機能」も本機の楽しみ方を広げる機能だ。

併せて「省エネ」「省資源」設計も実現された。部屋の明るさに応じて映像の明るさを自動調整する「明るさセンサー」の搭載により、健康画質と節電を実現。ほかにも主電源OFF時のゼロW設計や基板の無鉛ハンダ対応を行っている。

3モデルは共通に豊富な端子群を装備する。D4端子搭載による高画質ソースへの対応をはじめ、デジタル信号の高品位伝送を実現するi.LINKを2端子搭載する。

その他、37V型では三菱のサウンド再生技術を駆使した「DIATONE」スピーカーを採用し、新開発のデジタルアンプの採用と併せてクリアーで迫力ある再生を実現している。

同社がパーソナルモデルとして訴求するLCD-20V5/20V5Sについては、上下左右176度の広視野角「20V型VGAパネル」の採用をはじめ、3次元Y/C分離回路やD2端子の搭載により高画質再生を実現する。

LCD-17X5はワイド放送対応の17V型ワイドXGAパネルを採用。ハイビジョン映像の高品位再生を実現するD3端子を搭載する。LCD-15X5においても上下左右176度の広視野角「15V型XGAパネル」を搭載している。

本日同社が開催した新製品発表会には、執行役副社長リビング・デジタルメディア事業本部 事業部長の大草文夫氏が足を運び、同社の商品戦略を語った。

大草氏は「三菱としては、05年度が液晶テレビの本格的な爆発の年と予測している。価格競争が激しい環境にあるが、当社の技術を集結し、さらに一番良いデバイスを使うなど付加価値商品を展開し、液晶テレビを一気に立ち上げていきたい。三菱は既に業務用の液晶モニターに豊富な経験を積んできたが、デジタル家電商品においても05年度を飛躍の年にしたい」と抱負を語った。

続いて、液晶テレビ事業に関する詳細が同社役員理事のリビング・デジタルメディア事業本部 副事業本部長である栗坂伸継氏より紹介された。栗坂氏は「今年は三菱の液晶テレビを本格的に立ち上げる年としたい」とコメントした。さらに今回の新製品については「マニア層、富裕層のみならず一般層への拡大を狙いたい。06年のサッカーワールドカップ、08年の北京オリンピックが薄型大画面商品にとっての大きなモニュメントになるだろう。新製品のコンセプトは「キレイ」「簡単・便利」「快適」だ。これからも他社にはない魅力を備えた商品を次々に開発し、小型・中型を中心としたラインナップの拡充を行いたい」とした。さらにNEC三菱電気ビジュアルシステムズ(株)のノウハウを活用し、モニター事業とのシナジー効果を家電製品にも期待したいと語った。

同社としては、今後「三菱の液晶テレビ」のブランドイメージも高めて行くことを重要な戦略として掲げている。本日は、同社の液晶テレビのイメージキャラクターに抜擢された女優の加藤あいも駆けつけ、新商品のスタートダッシュを強力にバックアップした。

【問い合わせ先】
三菱電機お客様相談センター
TEL/0120-139-365

(Phile-web編集部)

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製品スペックを見る
  • ブランドMITSUBISHI
  • 型番LCD-H37MX5
  • 発売日2005年6月上旬
  • 価格\OPEN(予想実売価格420,000円前後)
【SPEC】●受信チャンネル:VHF/UHF/地上デジタル/BSデジタル/110度CSデジタル/CATV ●画素数:1366×768 ●主な入出力端子:D4入力×2、PC端子×1、ビデオ入力×3(S2端子+コンポジット)、音声出力×1、i.LINK×2、デジタル光音声出力×1 ●消費電力:170W ●外形寸法:944W×721H×370mm(スタンド有) ●質量:25.6kg(スタンド有)
  • ブランドMITSUBISHI
  • 型番LCD-H26MX5
  • 発売日2005年6月上旬
  • 価格\OPEN(予想実売価格250,000円前後)
【SPEC】●受信チャンネル:VHF/UHF/地上デジタル/BSデジタル/110度CSデジタル/CATV ●画素数:1366×768 ●主な入出力端子:D4入力×2、PC端子×1、ビデオ入力×3(S2端子+コンポジット)、音声出力×1、i.LINK×2、デジタル光音声出力×1 ●消費電力:115W ●外形寸法:685W×567H×370mm(スタンド有) ●質量:20.5kg(スタンド有)
  • ブランドMITSUBISHI
  • 型番LCD-20V5S
  • 発売日2005年5月下旬
  • 価格\OPEN(予想実売価格90,000円前後)
【SPEC】●受信チャンネル:VHF/UHF/BSアナログ/CATV ●画素数:640×480 ●主な入出力端子:D2入力×1、コンポジット入力×2、S映像入力×1、コンポジットビデオ出力×1 ●消費電力:未定 ●外形寸法:498W×501H×286mm(スタンド有) ●質量:9.8kg(スタンド有)
  • ブランドMITSUBISHI
  • 型番LCD-20V5S
  • 発売日2005年8月上旬
  • 価格\OPEN(予想実売価格95,000円前後)
【SPEC】●受信チャンネル:VHF/UHF/BSアナログ/CATV ●画素数:640×480 ●主な入出力端子:D2入力×1、コンポジット入力×2、S映像入力×1、コンポジットビデオ出力×1 ●消費電力:未定 ●外形寸法:498W×501H×286mm(スタンド有) ●質量:9.8kg(スタンド有)
  • ブランドMITSUBISHI
  • 型番LCD-17X5
  • 発売日2005年5月下旬
  • 価格\OPEN(予想実売価格80,000円前後)
【SPEC】●受信チャンネル:VHF/UHF/CATV ●画素数:1280×768 ●主な入出力端子:D3入力×1、コンポジット入力×2、S映像入力×1、コンポジットビデオ出力×1 ●消費電力:60W ●外形寸法:560W×341H×239mm(スタンド有) ●質量:6.4kg(スタンド有)
  • ブランドMITSUBISHI
  • 型番LCD-15X5
  • 発売日2005年6月上旬
  • 価格\OPEN(予想実売価格60,000円前後)
【SPEC】●受信チャンネル:VHF/UHF/CATV ●画素数:1024×768 ●主な入出力端子:D2入力×1、コンポジット入力×2、S映像入力×1、コンポジットビデオ出力×1 ●消費電力:42W ●外形寸法:389W×414H×239mm(スタンド有) ●質量:6.2kg(スタンド有)
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