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公開日 2005/05/24 18:26
シャープ、液晶パネルからインジウムのリサイクルに成功
シャープ(株)は、液晶パネルに形成される透明電導膜のITO(Indium Tin Oxide)から、独自の手法により、インジウム(元素記号:In)のリサイクルに成功したと発表した。
インジウムは、プラズマディスプレイや有機ELなどの様々なフラットパネルディスプレイの透明電極として採用されていることから、消費量拡大が見込まれている材料。しかし資源的に極めて希少な金属であることから、同社は買い替えなどによって廃棄される液晶パネルなどの透明電極からインジウムを回収する試みを検討してきたという。
今回開発した手法は、液晶パネルをガラスカレット状に粉砕した後 酸溶解し、インジウムの特性を生かした分離新技術によってインジウムとして回収するもの。本手法は、一般的な薬品を用い、高温・高圧といった大きなエネルギー負荷をかける必要がなく、シンプルなプロセスで、しかも高純度のインジウムを回収することが特徴だという。
(Phile-web編集部)
インジウムは、プラズマディスプレイや有機ELなどの様々なフラットパネルディスプレイの透明電極として採用されていることから、消費量拡大が見込まれている材料。しかし資源的に極めて希少な金属であることから、同社は買い替えなどによって廃棄される液晶パネルなどの透明電極からインジウムを回収する試みを検討してきたという。
今回開発した手法は、液晶パネルをガラスカレット状に粉砕した後 酸溶解し、インジウムの特性を生かした分離新技術によってインジウムとして回収するもの。本手法は、一般的な薬品を用い、高温・高圧といった大きなエネルギー負荷をかける必要がなく、シンプルなプロセスで、しかも高純度のインジウムを回収することが特徴だという。
(Phile-web編集部)