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公開日 2005/07/15 18:34
パイオニア、マルチch再生時の「低音のズレ」を解消する技術
パイオニア(株)は、マルチチャンネルオーディオのソフト制作時や再生時に発生する「低音のズレ」を解消するフェイズコントロール技術を開発したと発表した。
同社は、マルチチャンネルオーディオを研究する中で、ソフトの制作から再生までの各プロセスで、LFEチャンネルとメインチャンネルの間に「低音のズレ」が発生していることを発見。新技術はこのズレを総合的に解消する。
従来のマルチチャンネルオーディオの制作・再生環境では、各プロセスで低音だけをスルーするローパスフィルターが設けられている。これによりLFEのチャンネルが時間的に遅れて再生され、メインチャンネルと混ざり、音質が低下することがあった。同社の開発したフェイズコントロール技術は、時間遅れが発生している個々のプロセスに対し、それぞれ最適な形で適用できる。
同社では、ソフトメーカーやハードメーカーに、この技術のライセンスを行う。技術を適用した製品には「フェイズコントロールマーク」が付与される。ソフト制作業界に対しては、本技術を使用したソフトの普及を図るため、本技術とマークを無償でライセンスするという。
この技術を搭載したハードも近々発売される予定。ソフトでは、CHAGE and ASKAが、本技術を採用したファンクラブ向けの限定版DVD「CHAGE&ASKA CONCERT TOUR 2004 two-five」を8月25日前後にリリースする予定。
(Phile-web編集部)
同社は、マルチチャンネルオーディオを研究する中で、ソフトの制作から再生までの各プロセスで、LFEチャンネルとメインチャンネルの間に「低音のズレ」が発生していることを発見。新技術はこのズレを総合的に解消する。
従来のマルチチャンネルオーディオの制作・再生環境では、各プロセスで低音だけをスルーするローパスフィルターが設けられている。これによりLFEのチャンネルが時間的に遅れて再生され、メインチャンネルと混ざり、音質が低下することがあった。同社の開発したフェイズコントロール技術は、時間遅れが発生している個々のプロセスに対し、それぞれ最適な形で適用できる。
同社では、ソフトメーカーやハードメーカーに、この技術のライセンスを行う。技術を適用した製品には「フェイズコントロールマーク」が付与される。ソフト制作業界に対しては、本技術を使用したソフトの普及を図るため、本技術とマークを無償でライセンスするという。
この技術を搭載したハードも近々発売される予定。ソフトでは、CHAGE and ASKAが、本技術を採用したファンクラブ向けの限定版DVD「CHAGE&ASKA CONCERT TOUR 2004 two-five」を8月25日前後にリリースする予定。
(Phile-web編集部)